キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

自閉症児の反抗期とストレス

2011-04-23 14:18:39 | 自閉症アメリカ教育事情

以前紹介した自閉症の息子の反抗期&うつ傾向。ますますひどくなってくる。http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=6c47bed439edb0e64281099d733bdcf5

毎晩、遅くまで宿題が終わらない息子との口げんかが続き、私の方は心身ともども憔悴しきって、昨日はとうとう熱を出し寝込んでしまった。

コンピューターばかりして宿題をやらないだけでなく、自閉症独自の思い込みの強さが、洋服へのこだわりとなり、朝から晩まで、持ち服に文句を言い続ける毎日。ブランドもの以外の服は、死ぬほど嫌がって着ないので、朝から戦争だ。ボクの服はダサいから、皆に嫌われる、後ろで陰口をたたかれると思い込んでいるようで、親の私たちが何を言おうが聞く耳を持たない。 

さらに、半分日本人であることに非常に劣等感を持ち、髪を金髪に染めたい、肌を白くしたい、自分は醜いから皆から嫌われるのだといいはる。日本人であることを誇りに思う娘と正反対で、息子は悲しながら白人至上主義。親がどのような教育をしても、限度があるのを感じる。

友達がいない、人とどう話をしたら分からない、という悩みは何よりも大きいらしい。「ボクはユーモアがないからだ」「話術がないんだ」という息子に、夫は「まず聞き役に回って、皆の話を聞くだけでもいいんじゃないか」と伝えるが、息子の思い込みは固い。

悩みの挙句、「キャンパスで大量殺人を犯した生徒に共通しているのは何かボクは知っているんだ」という。

「皆、Shy(内気)なんだ」

冷静に息子と対応できずにいる私とは違って、夫は極めて辛抱強く息子の話を聞こうとするだけ、ありがたい。先週からカウンセラーを探し、いろいろ電話で問い合わせてみたが、なかなか私たちの保険でカバーできる人は見つからなかった。しかし、月曜日には本腰を入れて、カウンセラーを探そうと決める。

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