キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

その後のオットの仕事

2012-09-13 11:55:10 | リストラから教えられる人生

心配していたオットの仕事は、小康状態。

トップ人の中で事情が分かっている人がいるということを耳にはさんだので、トップに直訴するのは待てるだけ待とういうのが今の状態。

アメリカといえども、上司を飛び越えて、その上の人に相談に行くには余程の覚悟がいる。

しかし現在自分の目の前で働いているスタッフの給料が予算の関係で出なくなるとなれば、黙っているわけにはいかないというジレンマ。

来週はボスとのミーティングだが、スタッフの給料の件で、どのように話しを切り出していこうかと悶々と悩むオット。

ともかく謙虚になって、忙しい中時間を割いてありがとう、とか、今回のことでは心配をかけて申し訳ない、みたいなカンジで切り出したら、といってみたら、

「ボクはその手で何回か話をしたけど、逆効果なんだ。キミはいつもボクを悩ませて本当に困る、と逆手にとられてしまって、向こうは怒りだすんだ」とのこと。

二人でミーティングをするんじゃなくて、部下も交えて3人でミーティングをしたら、とも提案してみたが、逆に第三者の前でボスの力量のなさやミスがあらわになって面目を潰してしまうことになるらしい。そうすると、怒りを買う恐れもある。

いや、難しい。

ミーティング前に、心の中で何度もロールプレーするオットだが、いい解決策は浮かばない。

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しかし仕事を始めた頃は、ボスとの関係は非常に良い滑りだしだった。

おかしくなったのは、ボスがProvost(副学長)の職に応募し、悲惨な結果だった頃かららしい。

10人候補者がいた中で、ボスのランクづけは、10番目。学内と学外の候補者がいる中で、10番目だとは、余程プライドが傷ついたことだろう。

皆から実力を評価してもらえていないと分かった頃から、学長も代わり大学も新体制になり、自分の居場所がますますなくなってきたというのが背景にあるのだと思う。

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こういうことを除外すればオットの仕事は、きわめて順調。

先週は、大手の石油会社と話をし、州政府からもらえなかった助成金をその会社から出してもらうことになる。

オットの大学のマイノリティーの学生たちを、資金補助することで中国の大学で短期あるいは長期勉強させるという計画。海外で短期間あるいは長期間留学するアメリカの学生は、白人が多い中で、マイノリティーの学生たちにそのチャンスを与えるのがねらい。

今月は、ヨーロッパを表敬訪問しネットワークを広げ、11月にはコスタリカを訪問し、提携を結ぶ予定。

プロジェクトは進展しているが、日常の運営資金がないという危機状態。

 

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高校のオープンハウス

2012-09-13 10:59:11 | アメリカ高校生活

月曜日の夜は、息子の高校のオープンハウス。

息子の時間割に合わせて、1限から7限まで各先生のホームルームを回る。そこで10分ほどの各先生からのオリエンテーション。その後10分の移動時間で次のクラスへ。

総数2800人程度の大きな高校なので、ホームルーム探しが大変。廊下に案内役の高校生や職員がいてくれたので、ずいぶん助かる。

オリエンテーションでは、授業の概要や方針、先生の自己紹介などが手短にパワポで行われる。今年初めて受講するAPクラス(大学の単位に換算されるクラス)の世界史では、先週の小テストの問題も渡される。問題を眺めての第一印象は

で・き・な・い

これは、息子が至上最低の点数をとってきたテスト。100点満点中、なんと20点。

しかし息子だけじゃなく、同じ境遇の子どもたちも多かったらしく、問題を見て納得。

選択肢の問題を1問1分のスピードで解いていかなければならないが、出題問題をみてもちんぷんかんぷん。

私が大学生(しかも受講生のほとんど4年生)に課している小試験の方がずーっと易しいと思う。

これからSAT(アメリカの大学入試のための試験)の問題集を使いながら、こういった問題をどんどん解いていくことで、慣れていくらしい。

「うちの高校生は、全国的にもレベルが高いのよ」とのCollege Boardが主催するテストの採点者でもあるらしいこの世界史の先生は自慢するが、「毎日45分復習する」のが条件らしい。

オリエンテーション後、息子が非常にストレスを感じているというようなことを相談してみると、しばらく様子を見てミーティングを持ちましょう、と言ってくださる。

この先生だけでなく、どの先生と話をしても、息子が自分らしくベストを尽くせるように援助してくださっていることが分かる。このようなサポートがありがたい。

http://twcp.conroeisd.net/

 

 

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