フェローシップの終了日まで、後15日。
研究データーは、今週予定している面接を含めると、必要なデーターはすべて揃うことになる。
フェローシップの最初の4か月間は日本で過ごし、最初のうちは研究協力者募集に非常に苦労した。しかしいったん協力のリクルート先が見つかると、結構順調にその後参加希望者が集まり、日本での滞在の終わりには、参加して下さるという方をお断りしなければならないという嬉しい悩みだった。今振り返ってみると、子ども二人の世話をしながら、20人以上の専門家や関連機関の人たちにお会いし、52人の面接データーを収集、2つの学会に参加、4つの研究発表を行い、5つのワークショップ・講演会に参加するといった嵐のようにあわただしい日本滞在だった。
残りのフェローの仕事はアメリカにて。8か月という期間だったが、五十肩がひどくなかなか仕事が進まなかった。Physical Therapyなど医者通いや検査をしながらの苦しみつつの毎日だったが、今年の2月からのラストスパートは体調も良く、比較的順調に仕事がはかどった。
今後の予定としては、テーマごとに幾つかの論文を作成する予定で、まず今年の見込みとしては、学会発表が日米合わせて2本、論文は日本の学会誌1本と国際誌1本を予定しているが、うまくいくだろうか。
論文を発表しなければならないというプレッシャーは、研究を手伝ってくれている優秀な学生たちの将来を考えると、ますます大きくなる。
2年前に研究を手伝ってくれたRice Universityを成績優秀生として卒業したCさんは、その後ニューヨークの研究所でリサーチアシスタントとして仕事し、この夏からはテキサス州大オースティン校の大学院生。この大学の中の最もCompetitiveな奨学金を獲得することができたらしい。
今研究を手伝ってくれているYさんは、カトリック系の大学を2週間前に卒業したばかり。卒業式では、心理学部の中の「最優秀学生賞」と学生のトップ3%にあたるsumma cum laudeを授与される能力を持ち、しかも努力家。
日本でアシスタントしてくれているKさんも、非常に優秀な医学生。マッチングで決まった臨床研修先もトップレベル。この方も努力家。
凡人の私にとっては、このような優秀な人たちに助けてもらってるのは申し訳ない思いだが、人生の巡り合いは偶然でなく計画されたものとして受け止め、お互いにWinWinになるように頑張っていこうと思う。
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