秋ドラは何が一番だった？

あーん。ついに・・・ついに・・・

「貞操問答」が終ってしまいましたーーー

なんともはや強引なしめくくりで笑ってしまいましたが・・・・

日本の古典的なドラマスタイルをとりながらも

「出生の秘密」と「記憶喪失」をうまく噛み合わせたのは韓国ドラマの

影響が強いかしら？

最初の頃はまさか「女郎蜘蛛」の新子さんが南條さん家の子じゃない

なんて思わなかったし、あのぼやーーっとしたお母さんが実は

元芸者で全ての鍵を握る人だったなんて知らなかったもんねーー

ラストに至っての「新子ちゃんを守るわっ」っていうあの強さは

非常に共感がもてましたーーー

ラストは都合よく「メデューサ」綾子夫人だけが亡くなって、前川さんは

記憶喪失で・・・ほんと都合よかったけど、死ななくてよかったー

個人的には最後は前川さんより杉山に感情移入した私です

 

ところで・・・・・

秋ドラも大体終って・・・何が一番面白かったですか？

きっと視聴率的には「野ブタ。をプロデュース」とか「熟年離婚」が

上位なんでしょうねーー

私も最初は「熟年離婚」に嵌ってましたが・・・・・

今じゃすっかり「大奥ー華の乱」の最後が気になってしょうがなく

本日最終回を迎える「危険なアネキ」も何気に面白かったなーーと。

（本当にテンション高いドラマでした）

「あいのうた」は毎回泣かされてしまったけど、最後はお涙頂戴で

終らなかったのがよかったです

個人的には和久井映見がやっぱり最高でしたーー

「鬼嫁日記」はどうにも乗り切れずに見るのを止めてしまったし・・

 

ということで、ふぶき的ランキングでいうと

１位・・・・大奥ー華の乱

２位・・・・貞操問答

３位・・・・危険なアネキ

４位・・・・熟年離婚

ってところかなーー

「大奥」と「貞操問答」はメリハリの効いた脚本がよかったですよね。

それに演出や効果もぴったりで、「日常を忘れさせてくれるドラマ」に

なっていると思います

いわゆる中高年層っていうのは、ナチュラルなドラマよりも

「ドラマらしいドラマ」を求めている証拠じゃないかしら？

（二つのドラマの主要な視聴者が中高年層と仮定してね）

そういうことってやっぱり２０代向けトレンディドラマが主流の時は

軽視されてきたし、濃いドラマがいいとは言えないムードがあったわけね。

でも「冬のソナタ」を始めとする韓国ドラマのヒットは、実は視聴者の

秘めた欲求を実現させたものだと思います

 

「危険なアネキ」だって、ラブシーンがほとんどなく、やたらアットホームで

上昇志向なドラマに仕上がっていたし・・・・

私も暫くは「好きならすぐにエッチする」ドラマは見たくないしねーー

ということで、今後のドラマのヒット命運を担うのは

「女性が強い」ドラマかなーーーばしばしエッチを迫る男どもを

足蹴にしていくドラマとかーー横暴なＤＶ夫に復讐する話とか？

いやーーそれも恐いわ（笑）

「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか

　「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか　

（大塚英志・大澤信亮著・角川）

 

へんてこなタイトルだなーーと思って読み始めました。

だって「ジャパニメーション」が一体何にどう敗れるのか、そもそも

何と勝負しているのか・・・わからなかったからです

しかも、今や日本のアニメは世界に誇る「文化」として定着しており

（唯一文化面で誇れるものという意味ね）

それが負けるってどういうことなのかしら・・・・と。

 

著者によると、そういう意識こそが「国策」にはまった証拠であり、

アニメオタク業界が世界に誇れる文化と自慢するのはおかしいと

いうことらしい。

アニメやまんが業界にいる身からすると、国に色々口出しされるよりも

ほっといて欲しい・・という事らしいですね

 

「国策」って何かというと、「日本のアニメは世界に通用する」

という意識を国全体に浸透させ輸出に拍車をかけることで利益を生もう

とする行為だし、それによって日本は

「日本のアニメは今やディズニーを超えた！！

アニメは日本の伝統的な文化の一つ」と言い出しかねないこと。

そこで、著者は日本のマンガやアニメの歴史を戦前からひもといていく。

文学や演劇といったものが戦時中に弾圧されていく中で、マンガが

「国策」に乗っ取ったものとして生き残っていく様を描き、

（いわゆるリアリティのないマンガ）

戦後の手塚治虫は「記号的な絵」といわれるマンガに「内的描写」を

プラスすることでリアリティを持たせた手腕を紹介する

（ここらへんは本当に面白い）

要するに・・・日本のアニメやマンガの元祖は、どう考えたって

「ディズニー」だし、日本はそれを「輸入し模倣」したにすぎないのだ。

その模倣したマンガが独自の発展を遂げてアメリカに輸出されて

一定の評価を得たからって、それがすぐに「日本の誇る文化」と

いうわけにはいかないだろう・・・と。

むしろ国家に「国策」の一つとして位置付けられて制作させられることに

一抹の不安を持っているわけだ・・・

 

まあ・・そういう硬い話は抜きにしても、小さい頃から親しんで来た

アニメやマンガが実は非常に面白い発展の仕方をしてきたことを

知るだけでも面白いのでぜひぜひ読んでみてください。

キムチで大喧嘩

すいませんねーー

世の中大雪が降って、夜行列車がのきなみ運休になっているというのに。

（いえ、たまたま昨日上野駅を通りましてねーー。上野発の夜行列車で

津軽海峡冬景色をみたいなーと思ってもダメなんだな・・って）

 

昨日、うちの旦那さんと一緒にスーパーへ行ったとですよ

私は買い物の後はるんるん気分で観劇予定だったので、出来るだけ

明るく振舞って笑って「行ってきます」を言うぞ・・っと。

そうけなげにも思っていたとですよ・・・・・

ところが

ワナはどこに潜んでいるかわからない・・・・・・・

たまたまキムチを売っているアジュンマの前を通ってしまったわけ

アジュンマは正真正銘の韓国の人らしく、よく韓流ドラマでみるような

ものすごーーく強引な口調で「安くしますよーー買ってくださーーい」と

お客を引っ張り始めていたわけです

私は、「チャンジャなら買ってもいいかなーー」と思って

そこをウロウロ・・・旦那は

「買うなら早くしてね。チャンジャなら

６００円あれば足りるでしょ」と

私に百円玉を６枚渡して他の買い物に行ってしまったの。

で、「よしっチャンジャを買うぞ」と思ってアジュンマに近づいたら・・・・・・

それが運の尽き

「おきゃくさーん。安くしますよーー切ってないキムチ

絶対美味しいです」

そう、そこにチャンジャと一緒にあったのは、「白菜まるごとキムチ」

だったのです

いくらキムチ好きの私でも「白菜まるごと」は・・・・それに高いし・・・

「一ヶ月は持ちますって。ねえ？安くしますよーー

チャンジャもサービスしますよーー」

そこで「アンデヨ（だメッ）」と言えない私はついつい・・・・

「じゃあ・・チャンジャと・・・キムチ半分・・・」って言ってしまい。

でもまあ、豚キムチという手もあるし、お鍋にしてもいいしと頭の中で

色々考えながらお金を払ったのでした

（・・・・２４００円ね）

で・・・旦那を捜して・・・見つけて

「はい、これキムチ。持って帰ってね」って言ったら

「げっ何？これ。チャンジャじゃないの？」

「チャンジャもあるよ」

「いくら買ったの。こんなに。誰が食べるのさ。

何でこんなに買うの。

これじゃ６００円じゃ足りなかったでしょ」

「食べるもん」

「もう・・・あなたにお金を渡すといつもこうだよなーー

あるだけ使っちゃうんだもの。

食べないのに無駄じゃん」

と大きくため息をついて言い放ったわけさ

 

なによーーたかが２４００円くらいで「あるだけ使っちゃう」って・・・

そう思ったら猛烈に腹が立ってきた私

キムチをちょっと多く買ったからって「無駄遣い」の権化みたいな言い方

しなくたって・・・そりゃあ、これから観劇だから

「お食事代、お茶代、交通費おくれ」と言ったけど・・・

そんなの常識

私は夢を貰いにいくのよーーお金がかかるのよーー

なのにたかがキムチ・・・・・２４００円の乱じゃあーー

「わかった。もうダディとは口きかないから。さよなら」と

宣言して電車に飛び乗った私です

 

そりゃあ私だって、あんな大量のキムチ、どうしようかなとは

思ったわよーー

我が家でキムチ好きなのは私だけだし・・・・・

でもあのアジュンマの迫力に押されちゃったのーー

ほらーー「冬ソナ」の１話で、ユジンママがお客にムリムリ値切られて

いたじゃない？

あんな感じだったのよーーしょうがなかったのーー

でもさっ２４００円だよーーいいじゃないのよーー

ここ数週間、ほとんど外に出ずに家の中にいたんだし

隣りのスーパーだって２０分で帰って来てたんだし、たまに外出して

気が大きくなったってさーー

 

友達にこの話をしたら大笑いされちゃったけどーーー

本人的には大問題でした

で・・・そのキムチ？

勿論食べます。毎日キムチだけ食べてやるーーー