出演者について
音月桂・・・芝居でもショーでも何となく「ゆるみ」を感じ、なおかつ疲れているような?
あれは何だろうと思ったら、結局「諦め」の境地なんだろうなと。
「またこんな作品かあ」みたいな
音月の演じたカルロスはいい人だけど底が浅く、支離滅裂な部分があり
どう演じていいかわからない部分も多々あったんじゃないかと。
だからしょうがないので軽く受け流す程度の明るさでやってみました・・って?
本来はもう少し理屈っぽい芝居、歌舞伎的な「型芝居」が似合う人なのに
気の毒です。
ショーではトップなのに出番が少なくて。疲れているから休ませる為?
舞羽美海・・・・芝居にしてもショーにしてもトップスターの扱いを受けてない娘役。
こんなの、舞風りら以来じゃないの?就任から1年以上経つのに
この扱いはないんじゃないかと
思惑がどうであれ、トップにしたんだから成長を感じられるような役を
与えて欲しいと思いました。
早霧せいな・・・ボーザ侯爵ってえ理解に苦しむ役ですよね。頑張ってよく演じて
いたけど存在感があったかと言われたらちょっと。
ショーはまるで「早霧せいなの為の」ショーみたいに頑張っていました。
トップになった時の予行演習なの?という感じがしましたっけ。
未涼亜希・・・芝居・ショーともにあまりにもかっこよく、尚且つ真の「男役」像を
見せてくれた印象。今回ばかりは「まっつ様様」なのでは?
元々抑えた演技が得意な人だからフェリペ2世は適役でしたよね。
滑舌もいいし、歌や踊りも破綻なく安心してみていられる
本当にいいスターになったなあと感慨深いものを感じます。
緒月遠麻・・・・組替えを前に爆上げされている印象。背が高いし大胆な部分が
あるので早霧より目立って存在感もあるなあと。この調子で宙組でも
頑張ってください。
沙月愛菜・・・ダンサー沙月。演技は硬いイメージがあったけど随分成長して。
この調子で演技派に転じてくれるといいなあ。
涼花リサ・・・今回は退団なのでファナ。存在感のあるいい娘役だったなあ。
退団しても頑張ってください。
沙央くらま・・・・仮面舞踏会シーンで出てきた時は気づかなかったほどですが。
(すみません)ショーではその歌唱力と安定感が貴重に思えました。
このまま別格路線でいく?
愛加あゆ・・・芝居もショーも出まくりだった印象。ふくよかな腰回りはジェンヌとしては
どうかなと思うけどショーガールとしては利点なんじゃない?
舞羽のようなごつごつ感がなくて柔らかで包容力がある印象。
顔も可愛いし・・・まあ、いいんじゃないかと。
連城まこと・・・銀橋で歌うとは思いませんでしたが、やっぱり太った?
サッシュベルトのあたりが気になって気になって
陽の雰囲気は素晴らしいです。だけど「男役」としては今一つ。
さんざん彩吹真央に注意されてたでしょ?ちゃんと成長しないと。
組長も踊って歌って芝居して・・・すごかったなあ。やっぱり専科に行くから?
久しぶりにかっこいい組長を見ました。
彩風咲奈と彩凪翔は区別がなかなかつかなくて。これ、何とかしてください。
彩凪の「ロケットのお兄さん」は「ラ・ヴィール」の立樹遥に比べたらまだまだ・・だな。
もしもふぶきが書き直したら・・・
恒例の「もしも」がやって来ましたよーー
1場・・・何もない舞台にフェリペ2世が登場。
♪ 私の心を覆う孤独が 闇を支配する ♪を歌いつつ、舞台では妻が出産。
「王子様です」
「よくやった」
「名前はカルロスですわね」妻絶命。絶望するフェリペ。
「息子が愛する妻の命を奪った・・・遠ざけよ。顔も見たくない」
やがて少年になったカルロス。ファナに愛されて天真爛漫な笑顔を向ける。
「なにゆえにあのように天真爛漫な笑顔を?私は孤独のうちに疑いを抱き
誰をも信じられなくなっているというのに。カルロスは私をあざけっているのか?」
やがて月日が経ち、イサベル登場。
「カルロス王子のご婚約者。イサベル・ド・ヴァロア様」
仲がよさそうな二人を見てフェリペは嫉妬する。
「若さとはこのように純粋な愛を育むのか。ではカルロスを踏みにじる為には」
フェリペ、イサベルを無理やり自分のものに。
壮絶な笑い声と絶望するカルロス。
2場・・・カルロスの歌 ♪ 父上 私はあなたが憎い ♪
3場・・・ネーデルランドの弾圧。ボーザ侯爵とクララの愛。クララの死。
ボーザ侯爵の歌 ♪ スペインよ 俺はお前が憎い ♪
「これはドイツ語で書かれた聖書。これがあれば全ての人民が神の教えを
受ける事が出来る。クララが命をかけて守ったこの聖書を、今度は俺が
守るのだ」
フェロペ2世登場。
「息子カルロスがイサベルとただならぬ関係?」
ボーザ 「陛下と私は利害関係が一致したようで」
4場・・・マドリード。市民に施しをしつつ気さくに話しかけるカルロス。
市民退場ののち、ボーザ侯爵が登場しネーデルランドの現状を話し
聖書を渡す。何も知らないカルロスは素直に受け取り、何とかしようと思う。
「ネーデルランドを平定できたら王位を奪うことが出来るのか?僕が父上より
強くなったら認めて下さるか?そうすればイサベルを取り戻せるか」
5場・・・陰謀の始まり。ボーザ侯爵の姦計。カルロスとイサベルの不倫現場と聖書が
見つかる。絶体絶命の二人。そこから裁判シーン。
6場・・・フェリペ2世。本当はイサベルを愛していると告白。イサベルは身の潔白と
国王の妻である事を照明。カルロスは亡き母への思いが父を苦しませたことを
知り、身をひく決意。ネーデルランドへ出発する。
考えても考えてもレオノールは不必要な人物という感じがします。
SHINING RHYTHM!
意味不明なショーでしたが、振り付けは面白かったですね。
「光と影」はどうってことないけど大胆なシーンで好きです。