私達、夜ドラばかり気にしていましたが、昼間も気にしなくちゃいけない?
あれ程多かった韓国ドラマが次第に姿を消しつつあること・・・・
BS系はまだまだ韓国ドラマが席巻しているようですが。
「半沢直樹」や「あまちゃん」のヒットが、再び国内ドラマに目が向けられる
きっかけになればいいですね
韓国ドラマを見ている私 とはいえ、ケーブルテレビだから地上波は関係ないし。
韓国ドラマというのは悲しい程同じ話ばかりなんです。
貧しい家の娘と金持ちの息子の禁断の恋
嫡出子と庶子の相続争い
主人公は海外育ち。何等かの理由で親から引き離されて海外養子に。
帰国した時には大企業のオーナー。
親の因果が子に報い・・・悪人の子供はいい人でも悪に染まるしかない。
ストーリーは徹底的な「弱い者いじめ」のあとにくる「激しいリベンジ物語」
舞台も映画もドラマも役者の演技に違いがなく、ストーリー性も似たようなもの。
という事で。現代劇も史劇も全部同じ。見事に同じ。なのになぜ見てしまうのか?
一言でいうと「盛り上げ上手」だからですねーー
「半沢直樹」的な大仰な盛り上げ方を毎回やってくれる。舞台好きにはたまらないんです。
この非現実感が。
役者は端役から子役に至るまで、非常に演技上手。芦田愛菜レベルがごろごろ。
赤ちゃんですら演技しているのか?と思うくらいです。
なぜって、演劇が文化事業として国に保護されているし、大学の演劇科で学んだ
役者が多いからかなあ
でも、そのうまさが時々うっとうしくなるのも事実。
「すぐに泣くなよ」とか「いやーーそこまで興奮する?」とか思ったりね
演技すらどの役者もワンパターンに見えたりすることも事実ですね。
なので御口直しにはアメリカのドラマが一番 という事で・・・・
そんなわけで、日本・アメリカ・韓国ドラマをぐるぐる回してみているんですけどね。
あまちゃん
最終回を見て、感動して思わず大泣きしそうだったのを必死に耐えました。
あまりにも心憎いクドカン脚本 東北人の心をわしづかみにしてくれて。
震災以来、東北の方々は色々納得がいかない事が多くて、でもそれを口に
出す事が出来ず、悶々としてたと思うんですよね。
関東以南からみると、何となく他人事だろうなあとか。
でも、クドカンの愛あるドラマが癒してくれたような気がします。
しょっぱな、ブラスバンドによるテーマ曲演奏でドラマが始まる・・・というのが
今までになかった演出だなあと。
ドラマの北鉄と本物の北鉄の再開がダブる演出で涙を誘って。
鈴鹿ひろ美がハルコの部屋で音楽聞きながら・・・のシーンが、
昔の青春映画みたいで。
そういえば、当時はラジカセが主流で、オートリバースが出た時は感動したとか
音楽はラジオから録音してたっけとか、TDKとかSONYとかテープも色々あって
試してたなあ・・とか。
そしたら「渋谷哲平」に「太川陽介」だよ。鈴鹿さんの「持ってたー ルイルイ」
なんてセリフ、今じゃわかる人しかわからないでしょう。
私はトシちゃんのアルバム、がんがん買いまくってたなあ。たのきんの写真集も。
と思ったら懐かしくて。
そして「潮騒のメモリー」アキ達の声、ハルコの歌、鈴鹿さんの歌と
流れて行くのがまた素晴らしくて泣けた。
やっぱり今年の紅白はこれで決まり。トリでいいよ。トリで。
でも、一番感動したのはラストかなあ。
ユイちゃん達が閉じ込められたトンネル。ユイちゃんが見た絶望的な景色。
あのトンネルをハルと一緒に走って、抜けて行ったらそこが光。
まさに「希望の光」そのもので、そこには東北の復活を信じて疑わない
作者の気持ちが表現されていたと思います。
これが本当の復興支援なんだと思いました。
「潮騒のメモリー」で書き換えられた部分。
♪ 三途の川のマーメイド 友達少ないマーメイド ♪が
♪ 三代前からマーメイド 親ゆずりのマーメイド ♪
になって、土着性を表現しているんですよ。海の人は海でしか生きられないって。
簡単に「丘へ行け」とは言えないものがそこにはあるんだと思いました。
まぎれもなく輝いてた80年代。
そしてありとあらゆる意味できゅうくつな21世紀の子供達。
狭間で生きる「ゆとり」の90年代生まれが、いい時代に育った親世代を
振り返る心のゆとりをもって、窮屈な21世紀に新風を吹き込んでくれればいいなと。