今日発売?の週刊女性のグラビアに「フライング」として、武蔵野陵参拝時
母君の前を歩こうとした愛子内親王の写真がデカデカと
5歳や6歳なら「可愛いフライング」かもしれないけど、12歳じゃあ
いかに、日ごろから儀式慣れしてないかわかる写真になりました。
「皇室日記」では秋篠宮殿下のアフリカ訪問をやってまして。
珍しくお二人で会話を楽しんでいる様子などを拝見したのですが。
それを見たうちの旦那が「いいなあ、一週間もアフリカに旅行できて」と言ったので
思わず「そういう発想は雅子さん的だよ。皇族の外国訪問は単なる観光旅行じゃないんだから」と
言いました。
こんな無教養な旦那を持って恥ずかしい と、いいつつも、一般人なんてそんなものだなと。
何だかんだいって最初の印象しか頭に残らないのです。
「優秀なキャリア外交官」と一度でも報道されちゃったら、雅子妃はいまだにそうだと信じている
人達が多いし お年寄りなどは特にそうでしょうし、そんなのどうでもいい人でも
あれだけ大きく喧伝されたら頭に残ってしまう。
一方、秋篠宮紀子妃はどうかと言えば、いつまでたっても
「好きで皇室に嫁いだんだから」で終わる。
「気楽な次男嫁」というのもある。本当は皇族の中で最も働いているし、名誉総裁等の
肩書も多い。
博士号を持ち、キャリアウーマンで家事と育児と両立しているスーパーお妃なのに
一度ついた印象はなかなか払拭できません。
個人的に、眞子・佳子内親王の存在と活動こそが日本にもう一度「秋篠宮ブーム」を
呼び込む風だと思っているのですが
いかんせんお二人は派手な事はなさらない。
眞子様は秋から留学だし、あとは成年式のドレスがどんな風になるか、ティアラを被った
佳子様はどんなに美しく、人の目を引き付けるか・・・にかけるしかないんでしょうけど。
本来、皇族はそんな派手な事はしなくてもいい筈。
それでも、国民の頭にこびりついた印象を一気に変えるには刺激も必要なんですよね。
ご自分のプロデュースには成功された皇后陛下。
お孫様方にはもう少し手助け出来ないものでしょうか?
例えばレセプションで、眞子様と親しげに語らう皇后陛下・・・こんな図式でも大きく違うのに。
またまた個人的ですが、眞子様が成年式の会見で着ていたようなスーツ。あのレベルを
いつも見せて頂きたいと思っています。
高貴な方にはいつも高貴な服装をして頂きたいし、格にふさわしいアクセサリーを身に着けて
頂きたい。
お気持ちはわかるけどティアラなしの新年祝賀の儀などは、やっぱり容認できないのです。
皇室にもプロデューサーが必要。
眞子・佳子内親王&悠仁親王の仲よさげな3ショット。両陛下とお孫様方の語らいなど
昭和の頃は当たり前に見てた光景をもう一度見たいものです。
井沢満氏のブログで、養蚕の事に触れられており、現在、皇后陛下の行われている
養蚕は多分、紀子妃と眞子様方に受け継がれるだろうけど、紀子妃殿下は
受け継ぐ立場にない・・・・とあり、その一文に非常に「そうだよなあ」とため息をついた次第。
皇族が皇族だなあ・・・と庶民が思う瞬間は、やっぱり新年祝賀や祭祀の際に着る
ローブモンタントやローブデコルテ。モーニングに蝶ネクタイに帽子。
ダイヤモンドがきらめくティアラだと思います
庶民には許されないこれらをどれ程着こなすか、それを世界に見せつける事が
国民の誇りだったりします。
そういう意味では服装は決して庶民の側に降りてきて欲しくないのです。
それは受け継ぐべき伝統も同じですよね。
現在、皇后陛下が受け継がれている事は大きく二つ。
養蚕
日本赤十字の名誉総裁
この二つは昭憲皇太后が始まりです。
どういう経緯で「皇后の仕事」になったのかは私にはわかりませんが、
昭憲皇太后にとって「嫁」は貞明皇后ただ一人だったからではないかと。
貞明皇后は昭憲皇太后の遺志を引き継ぎ、養蚕と赤十字の総裁を続けられた。
2代の皇后が受け継いだ以上、やっぱり3代目も皇后・・・というのが自然だったのでは。
養蚕と赤十字の仕事は昭憲皇太后にとってある意味「心の支え」だったと思います。
一説には蚕を「ご自分のお子のように」愛しまれたと。
美智子皇后で4代目になり、この二つの公務は「代々皇后に引き継がれるもの」として
定着しました。
誰に引き継いでもいいじゃないかと思われるかもしれませんが、皇室において最も大事なのは
「権威」です。
権威というのは明確に見えるものではありません。
けれど二つの公務が「皇后のもの」であるからこそ、その権威は高く大きく、重要であるのです。
それが今
「皇后に引き継がれない公務」となりそうなのです。
井沢氏が憂えているのはそこなのです。
多分、養蚕は紀子妃と眞子様や佳子様に、赤十字の総裁も紀子妃がなるかもしれません。
しかし、秋篠宮紀子妃殿下は皇太子妃ではないし、将来、皇后になる立場でもないのです。
皇后に受け継がれるべき公務が宮妃に受け継がれたら、それは一種の「格落ち」になりますね。
歴代皇后 → 秋篠宮妃 → 悠仁親王妃 → 悠仁親王の王妃・・・・となるわけです。
元々皇后がいないのならまだわかります。
でも、皇室には雅子皇后がいる(筈)
皇后がいるにも関わらず、皇后がその公務を行わず宮妃が受け継ぐという事は
「皇后が養蚕も赤十字も重要視していない」という事になります。
そんな印象を与える事は大切な二つの「伝統」をぶった切る事になりませんか?
仮に・・・・皇后が名ばかりに受け継いで、養蚕は女官に、赤十字は副総裁である
紀子妃に任せきりになったとしたら、それはそれで「かなり虫のいい話」じゃないかと思います。
どんな公務も「心」が伴わなければ形骸化し、やがて人は飽きてしまうでしょう。
皇后陛下が雅子妃にきちんと伝統の重みを教え、出来ないなら自ら放棄するように
導かなかった事は、非常に大きな汚点となるでしょう。
誰もが思っている筈。
あれだけ養蚕に熱心でいらっしゃるのに、それを次世代で途切れさせるような事を
なぜなさるのか。
ご自分が大事にされている蚕が死んでしまうかもしれない危機がそこにあるのに。
今になって、皇后陛下の二面性が浮彫になってきたなと思うのですが。