ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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2015-06-22 07:00:00 | 宝塚コラム

 何だか本当に久しぶりの宝塚ーーって事で。

窓口で11月の「プリンス オブ ブロードウエイ」のチケットを売っていたので

つい思い切って買ってしまいました。

あちらの策略に乗った感じだけど・・・・しょうがないのーーー

 

さてこの作品。ブロードウエイミュージカルです。

前に何度も書いたけど、私はブロードウエイミュージカルがちょこっと苦手。

どこが?うーん。あまりにもプラス思考なところが。

ドラマ性よりも音楽を重視しているようなところが?

宝塚歌劇とブローウエイミュージカルには明確な違いがあります。

個人的には「歌劇」の方が好きなんですけどね。

 

このストーリーもどこまで行ってもプラス思考。明るいのなんのって。

フランキーが、あまり言い家庭で育ってない事はわかる。

わかるけどその描き方が明るいのなんのって。

ただ、お父さんに「どうして止めてくれなかったの?」って言うシーンはずしんときたけど。

人生の勝ち組になりたいが為に、名前や年齢を偽り詐欺事件を起こし

それで金持ちになって・・・でも一人の女性と出会った事で、真っ当な人生を送りたいと

望む。

大人になりきれなかった少年が、漸く大人になりました的な話ですよね。

ここには殺人事件がないから、こんなに明るく見ていられるけど、

どうも頭の片隅に14歳で人を殺し20年後には出所し、名前も出自も変えて

別人としてやっている彼が思い浮かんでしまい

「被害者から見ると、こんな笑い事じゃないよね」と思ってしまったんですけどね。

どんな人生でもやり直しがきく。

確かにそうかもしれません。

このフランキーは元々が努力家で頭がよかった。

そして更生するのに回りの人に恵まれたという事なんですけど

その「更生」「育て直し」という事に関しては、色々考えてしまう今日このごろです。

 

ともあれ、ミュージカルとしてはよく出来た作品ですし

何よりも紅ゆずるに似合ってました。本当にぴったり

変に悪役やったり二枚目やったりするんじゃなくて、紅に似合うのは

こういう底抜けに明るい、単純な作品なんだよなあとつくづく・・・・・・

「黒豹の如く」の紅とはまるで別人 生き生きしてよく歌って踊って。

適材適所におかれた人を見るのは本当に楽しいと思いました。

 

2番手の七海ひろき

滑舌はいいし、声もいいし。だけど・・・・・地味なの。本当に地味なの。

服装や役柄だけではないと思います。

そして演技派である所は「逆転裁判」で感じた通り。

こんな風にがっちり演技する役が似合いますよね。

 

ただ、「子供だ。あいつは子供なんだ」っていう七海君。悪いけどベニーは

子供には見えないし、あなたよりも年下にも見えないぞと突っ込んでしまいました。

そう、このミュージカルでの唯一の違和感は

紅ゆずるが子供に見えない事」

「夢妃杏瑠が母親に見えない事」

ですかねーー

そして綺咲愛里もまたヒロインにしては可哀想な役所で。

 

ラウンジのシーンではバーテンの手ばかり見てました。

へえ・・バーテンさんのお仕事ってこういうのかあ、なんて。

名前わからないけど。

その熱心さに惚れたっ

 

コメント (1)
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