きっかけが新疆ウイグル自治区のウルムチのマンションで起こった火災というのが、個人的には「おお!」と来たところで。
新疆ウイグル自治区では人権無視と差別で民族の存続が危うい状態になってます。
何年もこの状態で中国国民は動かず(動けず?知らない?)
ウルムチのマンション火災で亡くなった10人が国中の若者を動かすきっかけになったという所が運命的に見えるんですね。
新疆ウイグル自治区でのマンション火災は、ゼロコロナ政策のせいで救助が遅れ、10人もの死者を出したらしいという話です。
あくまでも「そう言われています」の段階。
でも上海の若者達は追悼しつつ、そこでついに「と言い出したのです。不要(ブーヤオ」
「不要」という言葉は、「嫌だ」「止めて」という意味です。
毎日PCR検査を受け、一人でも感染者が出たらその一帯を隔離して封鎖。
濃厚接触者を一人も逃さないという政府の行き過ぎた行動が今回の抗議活動を招いたのです。
上海や香港で抗議デモが起こるのはわかるとしても、まさかお膝元の北京で抗議でもが起きるとはさすがの習近平も思ってなかった筈。
しかも、自分の出身校である清華大学の学生達が「習近平退陣」とまで叫ぶとは。
日本のマスコミはバカの一つ覚えのようにウイグルと統一問題ばかり扱うけど、中国の動静の方が重要です。
このところ、学内に閉じ込められた学生たちがはいはいしながら歩くとか、段ボールで犬を作って散歩させるとか、精神的な異常行動が目立つという報道を目にしたばかり。
日本だってこの3年、外でも内でもマスクして私達も相当ストレスがたまっています。少なくとも私はそうです。
ましてや、一人でも感染者が出たら一帯が封鎖されて、食べ物を買いに出られない。スマホのデリバリーだけが頼みの綱で生きるか死ぬかという所まで来ている。
商売が成り立たない。楽しみもない。学問の途中。
ウェイボーだって監視されてて自由に見ることは出来ない。
我慢の限界だったのだろうと思います。
自然発生的に学生たちが立ち上がった事は、民主化への大きな1歩であると思います。
年寄りはあえて黙っています。
なぜなら彼らは天安門事件を知っているからです。
文化大革命時代の恐怖を思い出したくない・・・下手に国を刺激したくない・・・「いつだってこうだったじゃないか」と言って諦める。
でも、それを若い人たちに強制する事は出来ませんよね。
皆が白い紙を掲げているのは、そこに何か書けば逮捕や拘束のきっかけになるからで、さらに「何も言えないのだ」という事の象徴。
本当は「共産党殺!」と叫びたいところを「不要」という。
しかしながら、警察はあっという間に制圧。
そして外国人マスコミに対しては「把握してない」と答える。
中国政府にとって学生デモは「ない」事になっているのですね。
至る所に監視カメラが設置されてて、顔認証で全ての人間を把握できるシステムを持ち、個人資産から思想までを把握し国民を等級でわけている。
とはいえ、中国は広いんです。
漢民族だけでなく、様々な民族がいる。
彼らが立ち上がれば大きな波になる筈です。
中国ドラマを見ていると、本当に時代劇が多いです。
現代からタイムスリップしていくというストーリーも多い。
総じて、「正義の為に戦う」話ばかりになります。
じゃあ、「正義」とは何か。
それはどうしたって今の共産党支配の中国にはない思想なんですけど、そこは「国家の為」とかいうオブラートに包んでドラマにしてしまうんですね。
でも習近平が目指しているのは毛沢東時代の中国です。
「国民は知識や教養は必要なし」だから塾に行かなくていい。塾を廃止。
でも労働者が沢山欲しいから子供は沢山産めとなる。
習近平の独裁政治は、かつて、どの時代の皇帝もやらなかった事ばかりです。
一体何を夢見ているのか。
一番怖いのは、この事件が天安門に繋がっていくこと。
つまり軍隊で抑えようとした時です。
しかし、日本としてはその事態をこっそり望むしかありません。
中国からの侵略を防ぐ為に。
今改めて、
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のtitleを見ると、ふぶきさんの危機感が伝わってきます。再読させていただきます。
毒チンで人口削減狙いのビルゲイツらも不気味で恐ろしいですし、岸田を操る財務省や中国も、恐怖です。
中国人らが日本の薬に目をつけ、億単位で買い占め始めてるとかのニュース読むと、かってのマスク騒動を思い出さされ、鬱です。
ふぶきさん、今後も渾身の記事、どうぞよろしくお願いいたします。
師走。寒くて、あわただしい季節の真っ最中ですが、ご自愛くださいね。