ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

まさかの明日海トートに龍パック

2014-01-10 20:35:00 | 宝塚コラム

 驚きより「意外」としか。

 

 月組・・・・ミュージカル 「PUCK」 (小池修一郎作・演出)

         Crystal TAKARAZUKAーイメージの結晶ー」(中村暁作・演出)

  主演 → 龍真咲・愛希れいか

  宝塚大劇場・・・9月26日ー11月3日

  東京宝塚劇場・・・11月21日ー12月27日

 

 花組・・・「エリザベート」(小池修一郎潤色・演出)

   主演 → 明日海りお・蘭乃はな

   宝塚大劇場・・・8月22日ー9月22日

   東京宝塚劇場・・・10月11日ー11月10日

 小池先生の植田化。

  この際だから何でも「小池作品」を上演しちゃえば客が入る・・・みたいな?

 「PUCK」は見た事ないけど、涼風真世さんの代表作である事は知ってます。

  スカステで見た時は「可愛い」の一言で。しかも歌が上手。

  そんな役を・・・・何で龍真咲が?

  ビジュアルだけなら明日海じゃないの?

 「エリザベート」・・・・昨日、「男前体操」(BY天真みちる)を見て爆笑したついでに

  礼真琴のカラオケで96点だした、すごい「私だけに」を聞いちゃった後で・・・・蘭乃はなのエリザ?

  いやーーそりゃ違うでしょ。みりおのトートも違うけど。

  これって、彩輝直&瀬奈じゅん以来のトンデモコンビか?

  正直、蘭乃がエリザベート出来るなら映美くららだって、彩乃かなみだって出来た筈。

  蘭乃はダンスが売りなんだし、一人「タランテラ」でいいって。一人「堕天使の涙」とか。

  明日海は小柄なのに・・・・トートなの?

  大門がフランツ?それとも華形?

  楽しみより不安が募るラインナップなのでありました。

 

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愛子さまが将来の天皇ではいけないわけ 5

2014-01-10 07:00:00 | 日本人なら絶対に知っておきたい皇室

 傍系の例証とされる継体天皇の場合。

 継体天皇の前、武烈天皇には子供がいなかったから、仕方なく継体天皇が即位。

   もし、娘でもいれば「婿入り」もあったかもしれない。

 傍系といっても応神天皇の「五世孫」であり、自身も王名を持っておられて、最後に地方豪族の

   隠然たる勢力があり、中央の政界においても、北陸地方でも周知のお方であったから、天皇となられても、

   国民にとってそれほどの不自然さはなかったのだ。

 武烈天皇には諸説あり。

   言える事は、仮に娘がいても「女帝」にしなかったろうということ。それこそ継体天皇の妃になったんじゃないかと。

 田中氏は継体天皇の即位の理由を「地方豪族の隠然たる勢力」があり、「北陸地方でも周知」だったからと

   言っているわけです。

   つまり、これは「血筋よりも後ろ盾」を認める記述ですね。

   「王の系統」であり、尚且つ後ろ盾があったから即位出来たというのは、天皇の正当性に入るのでしょうか?

   また、「国民にとってそれほどの不自然さはなかった」といいますが、当時の大和に「国民」意識が

   あったかどうか。

   大王なんて下々の者からすれば誰でもよかったんじゃないのでしょうか?

 秋篠宮文仁殿下は今上のお子。直系の子。悠仁親王はその子。今上の孫です。

   継体天皇よりずっと今上に近いですし、「親王」殿下ですし。

   ただ、確かに愛子内親王に比べたら外務省や創価などの後ろだてはありません

   だからこそふさわしいといえるでしょう。

 というか、継体天皇にまで話を遡って「傍系」を云々言っても仕方ないのではないかと。

   現実に今上はそこにいらっしゃって、皇室典範に定められた男系男子は皇太子、秋篠宮、悠仁親王の

   3人だけで、愛子内親王の入る隙はありません。

 

 現在、-将来、皇太子・同妃両殿下に男のお子様がお生まれにならないとした場合、

   最も大切なことは、先ず愛子内親王に、皇太子・女帝となって頂く事である。

   その場合、皇婿の候補として、傍系の旧皇族もその範囲に含めることはなんら差支えなく、

   その可能性もありえると思うが、その場合は当然「女系」となるー現在の皇太子殿下が

    天皇になられた次の皇位に、愛子内親王をさしおいて直ちに「傍系天皇」を迎えるという

   ことには無理があり、国民大方の同意も得られないと思う。

 ですから、秋篠宮殿下と悠仁親王は「傍系」ではありませんって・・・・・

    何度も書きますが、「天皇」が「皇太子の子」である必要はありません。また「皇太子妃の子」である

    必要はありません。

    「父方を遡って常に天皇に行きつく」ならいいのです。

 徳仁天皇が立った時、秋篠宮は内廷外皇族に留め置かれるでしょう。

   典範には「皇太弟」の規定はありませんから。

   それでも「皇太子の子」に拘るなら、秋篠宮が即位し、悠仁親王を皇太子にすればいいだけの話です。

   男系男子である二人の親王をさしおいて、直ちに「女帝」を迎える事には無理がありすぎ

   田中氏は不比等になったつもりか?

 

 女系でも養子でも家系は継承され得る。

 民間において「女系」養子はままある事。

   この点については、皇室と民間では異なるという反論もあろうが、その違いは皇位の尊厳、

   君臣の別に関してのことであって、人間生活における男女生誕の自然則を、皇室だけには適用

   しないというのでは、それこそ神がかりの論理で、無理というものだ。

 外国人が「男系の血統」を守っている事に感動しているというが、それが違う。

   従来から、外国人が皇室に対して敬意を表するのも、また日本人が皇室を誇りにするのも

   神武天皇の建国以来、皇族の席を有せられる一系の天子が、千数百年にわたって、

   一貫した統治者であり、外敵や他系の権力者が帝位を冒した例がないという、歴史の事実

  にあるのであって、皇統が「男系」とか「女系」という遺伝子のせいではない。

 養子・・・親王が形上「天皇の猶子」になる事は今までありましたし、大正天皇のように実際は

  昭憲皇太后の子でなくても「実子」にされるなどというのは普通の事でしたが「女系」はありません。

  何を持って田中氏は「女系」はあったというのでしょうか?

  女帝=女系と勘違いしているのではないかとさえ思いますが。

 田中氏は平沼赳夫氏を例にとって「平沼氏は女系の子」なのに「女帝反対を言うのは変だ」と

   おっしゃっていますが、民間では「血筋」よりも「名前」である事は、武家社会の名残でしょうか。

   私自身、女であるし養子で、ふぶき家とは血が繋がっておりませんが「名」を残す事が大事であると

   両親は考えたのです。

   公家社会と武家社会では根底が違うでしょう。

   さらに、関西の商人の家系はボンクラ息子より賢い娘婿に後を継がせる方が利にかなって

   いたりする・・・その役割によって継承の在り方はそれぞれです。

   天皇の場合は「男系の血」が全てなのです。

 外国人・・・・王族をとって考えてみると、日本の皇室が「素晴らしい」と思われているのは

   やはり「男系」を貫いているからではありませんか?

   ヨーロッパではブルボン家もハプスブルク家も消えてしまったし・・・ロシアなんてエカテリーナの

   時代から血筋がどうでもよくなっているし、おまけにロマノフ王朝も滅びてしまいました。

   血がまじりあっている事がいいのか悪いのか。でもダイアナ妃が皇太子妃になった時、イギリスの

   国民はおお喜びしたのです。「イギリス人のお妃だ」と。

   でも、オランダはどうでしょう?二代続けて妃がナチスに関わりある家で・・・

   そういう意味では一点のシミもない天皇家の血筋は尊い」と思われてしかるべきでは?

 ヨーロッパは「女王」が多いから男女平等だとか「男系の血筋」に拘らない「開かれた」ものだとか

   いう理論がありますが、それは間違っています。

   実は「女王」ばかり立つ国は一段下に見られている事・・・これは口には出さないけど現実にありますよね。

   スウェーデンは王子がいるにも関わらず「長子相続」が決まりましたが、それは一種の「王室崩壊」への

   道筋だと言われています。

   イギリスも、ジョージ王子が生まれなかったらどうなったか。

   我が国の皇太子妃が好きなオランダも、ウイレム国王の誕生に国民は喜んだのです。(でも次はまた女王だけど)

   これは「男女差別」とかいうものではなく・・・・人間のDNAに組み込まれた「意識」の差ではないかと。

   どんなに平等意識があっても男に子供は産めないし、女に喉仏は出来ないのです。

 

 もし、女帝反対論者のように、皇統に関して神武天皇子孫男系だけを問題にするならば

   「新撰姓氏録」を見たまえ。それによると、「皇別」の数は、神武天皇以降で三三四氏をかぞえる。

 氏人の男系派、源氏・平氏を含めて、数えきれない数となる。それらが全て、天皇御子孫の男系と

  いう理由で、天皇候補になり得るわけではないであろう。

 一方で男系男子の後胤の中には、蘇我氏や平将門、足利氏など、皇位を冒そうとした人物の

   いた事を忘れてはならない。

   問題は男系・女系ではなく、皇統を継ぐお方の自覚と徳望である。

 思わず「なんだこの屁理屈」とのたまってしまいました。学者がこんな事を書くなんて

  どこかの国のことわざにありますね。

   「私達は王様の子孫である」と。

   「藤」が付く人はみな「藤原」に繋がるし・・・・というのと同じ理屈ですよね?

 突如蘇我氏や将門を出して何が言いたいのかとも思います。

   もし「皇統を継ぐお方の自覚と徳望」が全てなら、現皇太子はもっともふさわしくないのでは?

   なにせ「皇室の権威に傷つけた」人なんですから。

 

 神宮祭祀という日本の優れて重要な伝統の中でも次代の変遷と要請に伴い、天皇より

   御差遣の斎王・祭主が女性(未婚)→男性→女性(既婚)と、変化しているという事実である。

   伝統というものは、本質的な精神に関していうことであって、男・女の性別や制度や形式については

   時代とともに変化の生ずるのがむしろ歴史の常であって、何ら異とするべきものではない。

 これって民間でいう所の「神主」さんと「禰宜」「巫女」さんをごっちゃにしているという意味なんでしょうか?

   伊勢の祭主が男だったり女だったりするのだから、天皇も男であっても女でもあってもいい筈だ・・って

   かなり無理な理論です。

   屁理屈には屁理屈を?

   お父さんをお母さんと呼んでいいし、お母さんをお父さんと呼んでもいい・・・みたいな?

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ドラマあれこれ

2014-01-09 07:30:27 | ドラマ・ワイドショー

 昨日お「笑っていいとも」見た人ーーー?

「宝塚オタク」が3人出て、「びっくり?常識」とかいうのを、クイズ形式でやってました。

草葉たつや氏は、完璧な宝塚オタクですが(なんせ45年・・・でも若い方が)

説明の仕方がイマイチ違うなと。

観劇歴20年の私では知らないことが多すぎた。

 「生きていけない」と言われたら「死ねばいい」と返す

 これはすぐにわかりました。「エリザベート」のセリフですね。

  本当は 「どうすればいいの・・・私、生きていけない」

       「死ねばいい」

  です。私はテンパるとよく使いますが誰も「死ねばいい」って言ってくれないので。

  それとよく姫をちゃかして「安産型だわっ!(ゾフィのセリフ)」も言います。

 ファンクラブ会員は「一般ファン」からトップスターを「ガード」する。

 そういえば「出待ち」を「ガード」って言いますよねーー

 スターとハイタッチすることを「おさわり」という。

 これ、知りませんでした。そんな風に言うの?じゃあ、うちの姫は「まっつ」とハイタッチしちゃった人なのか・・・

 もっとも好きなスターを「夫」としい、それほどでもない人を「愛人」と呼ぶ

 これも最近の言葉じゃない? 私は彩吹真央が「夫」で愛人はその他全部。

  彩吹が退団したいまは、まっつもだいもんも愛人だわーー

 ファンクラブに入ることを「婚姻届を出す」という

 これも最近、「ミロワール」へ行って知った言葉です。退団したら「未亡人」だったかな。

  基本、「離婚」はないけどね。

 「ラスト」や「グッバイ」がタイトルにつくとスターの退団を意識する。

 それって「ラストタイクーン」とか「ネバーセイグッバイ」とか?

   いやーー「旅立ち」の方が多いかもよ。

   主役が死んじゃう人とか、短い活躍の人とか・・・そういう時は「?」と感じますよね。

 「午後4時」になると様子がおかしくなると「ヅカファン」だなと思う

 これは宝塚HPの重大発表がされる時間とかで、いわゆる「退団発表」なんですよね。

   ごめんなさい。答えられませんでした。全く気にした事なかったなあ。

 チケットを譲ることを「嫁に出す」という

 ヅカオタクの方が「誰にでも譲っていいものじゃありませんので」って言ってたけど一般人から見たら

   何様?ですよね。

   でも、宝塚のチケットは座席番号が全部スタッフに記録され、どの生徒の席かわかる仕組みになっており、

   譲られた人が気まぐれを起こしてみなかった・・・となると、次からはチケットを回して貰えなくなるのです。

   だから、必ず見てくれる人じゃないとだめ。

 ファンレターを手渡ししてはいけない

 通常、出待ちでファンはレターを持ってて、スターさんに直接手渡ししますが、それ以外はだめってことですね。

 他にも「ファンクラブの序列はスターの序列」というのもあり・・・トップスターのファンクラブ員というか

 会長さんは偉そうだーーとかねーー

 もっというと、化粧前の色とか材質にも細かな決まりがあって 覚えるだけで大変よ。でもそれがしきたりなの。

  なんで?とか思っちゃいけないのよ。それが伝統なんだからーーって?

 

ヅカファンの女性二人が「誰が「夫」か」と聞かれて「月組の・・・・霧矢大夢さんです!」って答えていたけど

退団した人じゃないのーー もう二人とも未亡人だよーー

 

 チーム・バチスタ4 

最初はまったりかと思ったら後半はテンポほくて。

久しぶりに速水先生を見る事が出来たし。

相変わらずぐっちーと白鳥さんのコンビは楽しい。

でも、水野美紀と栗山千明って姉妹に見えないよねーー

まだ事件は見えてこないけど。

そうそう。白鳥さんの肩書ってすごいのね。

 

 相棒 

雛形あきこ・・・でしたっけ。

メイクがきつくて、それこそ真飛姉さんより宝塚っぽかったです。

陣川さんが出てくると面白いけど、今回は何だかよくわかりませんね。

雛形・・不倫相手が「裏切った」と何でああも簡単に信じるの?

あの教授は誠実そうな顔してたよ。

そこから理解できず。

ラストの右京さんの責めるような口ぶりも違うんじゃないの?と。かなり意地悪でしたよね。

 

 僕がいた時間 

重苦しい内容だなあと思いつつも、なぜか全部見ちゃった。

昔懐かしい青春ドラマのような印象。

三浦春馬のマフラーのまきかたが、ヨン様みたいで(笑)

っていうか、今時あんなふっとい毛糸のマフラーするんだねーー

バブリーな時代に若者だった私達はマフラーといえば「カシミヤ」でしたのに。

多部ちゃんとのラブラブシーン・・・・いつになったらキスするの?と。いかにも今時だなあ。

 

 花咲くあした 

とにかく夏木マリがすごくて。

舞台をみているような。そのセリフ回しが楽しい。

時々出てくるイタリア語もいいわーー

小池栄子も負けてないし。意外と存在感ない山田優って感じですか?

 

 おふこうさん 

最初に車が川に突っこむシーンから、その「ふこう」ぶりに爆笑

あまりにすごすぎるっ!!

次回が楽しみです。

 

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愛子さまが将来の天皇ではいけないわけ 4

2014-01-09 07:00:00 | 日本人なら絶対に知っておきたい皇室

 女帝と女系とを分ける不遜な妄想

 女帝反対論者も、ごく最近は、純粋な男系継承をつづけるということは非常に困難」であることを認め、

   それを成就するためには古来「庶子継承」と「傍系継承」の二つの安全装置があったという。

 庶子継承 → 天皇の側室が産んだ子による継承・・・125代のうち半分はこれ・・らしい。

             近代でいえば、明治天皇・大正天皇もそれにあたる。

   傍系継承 → 皇族の中から天皇を選ぶ。

             いわゆる、桃園天皇のあと閑院宮を父とする光格天皇。

 庶子継承も傍系継承も当たり前のようになされて来た事です。

   はっきり言って「正室が産んだ長子継承」でなければならないとなったのは戦後の話。

   21世紀の現在、庶民を見渡すと「嫡出子にも同等の相続権」が認められ、それが

   「時代の流れ」だと政治家ですら言い出しているわけで

   一夫一婦制の現在、公に「妾の子の相続」を嫡出子に認めるという事は、「後継ぎ」も同様なのでは?

   と、思ってしまいますが。

   戦前の民法はある意味民主的で21世紀的。

   なんせ、家父長制の元、お妾さんとその子供は認知したら「扶養義務」が課せられて、戸籍にも載る程ですし。

   皇族だけではなく華族も半分以上「側室の子」ではなかったでしょうか?

   昭憲皇太后も貞明皇后も側室腹です。

   何が言いたいかというと、戦前までは「側室」にも人権があったという事ですね。

 韓国史劇を見てて最初違和感を感じたのは、あちらでは王様の子といえども側室の子の場合は

   「下段」に置かれます。「トンイ」が産んだ英祖は自分が身分の低い側室の子である事を気にしていたとか。

   両班の場合、母が側室の場合、使用人と同じ扱いです。

   なぜ日本は?と思いますが、それこそ「父方の天皇の血筋」が絶対だったからではないでしょうか。

 

 しかし、さすがに「庶子継承」は、今の時代に無理と見て取り下げている。

   そして国民世論の支持率の高い敬宮愛子内親王を念頭に、このお方は「男系だから

    女帝として容認してもよいが、その後の継承が「女系」となると、それは日本の伝統に

   南すると、論旨を「女帝」と「女系」とにわけて論じ始めた。

   しかし、女帝が皇族以外の婿を迎えられれば、生まれた子は「女系」となるのであるから、

   結果的院は同じであって、これは愛子内親王だけを女帝と認めるための策にすぎない。

 そして、彼らの本心は、愛子内親王が女帝となることにも、実は反対なのである。

   そこで嫡出の子に男子がなければ、次の「安全装置」である傍系のお肩を迎えればよいとして、敗戦後に

   臣籍降下された旧宮家の方々の皇族復帰を盛んに提唱している。

   そしてその中から男子を選び出して、愛子内親王はその皇后になられたらよい、と、勝手な構想を

   描く者さえいる。

 国民の支持率が高い愛子内親王って誰?という感じですが。

  でもここはおっしゃる通りで、愛子内親王は「男系女子」(称徳・明正などと同じ)ですから即位しても

  構わない・・・でも、彼女が「婿」を取って子供が生まれたらそれは「女系」ですから例がありません。

  そして、確かに125代に至るまで「女系天皇」は認められていないのです。

 私は愛子内親王が旧皇族天皇の皇后になる事も反対です。

  

 女帝の男子であっても、後に即位せられて「天皇」となり、娶られた皇妃との間に

   「男の御子」が産まれて、そのお方が皇位につかれると、この系統は母方に当たる女帝の

   血をうけていられるので、古来からの皇族の継承とみて、

   皇統は再び「男系」にかえるとかんがえてもよい。

 天照大神が「吾が子孫の王たるべき地と神勅されている通り、「天照大神を母系とする子孫」であれば、 

   男でも女でも、皇位につかれて何の不都合もないのである。つまり、

   母系にせよ明瞭に皇統につながるお方が「即位」して三種神器を受け継がれ、

   さらに大嘗祭を経て「皇位」につかれれば「天皇」なのである。

 子どもは父母まら生まれるのであって。男系とか女系の差別より、父母で一家をなすというのが

   日本古来の考えだから、それを母系(または女帝」といっても男系といっても、差支えなく、

   問題とはならないのだ。

 この文章は意味不明です。

  「元をただせば男系にかえる」なんてこじつけとしか言いようがない。

  田中氏のような考え方を天皇家はしてこなかったからこそ、今があるのではないかと思いますが

 もし田中氏のような考え方がまかり通っていたら、かのエリザベス一世のように、次から次へと

   「婿」候補が現れては消える・・・という事が繰り返されていたのではないかと。

 男系は「シナ」古来のものと言いますが、オーストリアのハプスブルク家は基本的に男系継承です。

   マリア・テレジアは「女帝」と呼ばれていますが、皇帝になったのは夫のフランツ1一世。

   フランツ一世の姓は「ロートリンゲン」ですから、以後、ハプスブルク家は「ハプスブルク・ロートリンゲン家

  になりました。

  そのたった一度の「女系」への転換がハプスブルク家を弱らせていった事実はあると思います。

  エリザベート皇后の夫であるフランツ・ヨーゼフ一世は、ルドルフ皇太子が亡くなると、その娘ではなく

  弟の子であるフランツ・フェルディナンドを皇太子に立て、さらに彼が亡くなると、フェルディナンドの弟の子が

  後を継ぎました。これすら「シナ」の考えをまねたものと言うのでしょうか。

 繰り返しになりますが天照大神が「女神」になった経緯には裏があります。当時、まさに女帝がいたからです。

  それだけ当時ですら「女帝」には疑問符がついていた証拠ではないかと。

  また天照大神は神であって天皇ではないという事。

  天皇の初代はあくまで神武天皇です。

 母系ではいけない。あくまで「父系」の天皇でなければ意味がないのです。

  力で権力を握って来た外国の王室とは違い、日本の「皇室」はいわば「和」の象徴です。

  もし、天皇という存在がなかったら日本も朝鮮半島のように部族同士が常に血で血を洗うような

  歴史を作っていたかもしれません。

  「祭祀王」「和合の象徴」としての「天皇」を支える「権威」それは「父系の血筋」に他ならないのです。

 子どもが父母の間に生まれるのであって父母で一家をなす・・・・というのは世界共通じゃないでしょうか?

  その「妻・母」が正室でも側室もいいよ・・・と言っているだけなのですが。

 

 

 

 

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愛子様が将来の天皇ではいけないわけ 3

2014-01-09 07:00:00 | 日本人なら絶対に知っておきたい皇室

 「初めに結論(女帝)ありきでなぜ悪い」

 原則は「男系男子」だから。

 

 男系論者は「有識者会議」の報告書に「初めに結論ありきだ」と批判する

 その通りではないのか。「愛子女帝擁立」という結論が最初にあって、その為の皇室典範改正を

   しようとしていた筈。

 

 しかし、これも非難の為にする非難であって、危機的な現状のもとで「我が国の象徴である

  天皇の地位の安定的継承」を維持する為にまず「皇長子」である愛子内心王を念頭に、

  女帝の是非を検討するのが第一の課題(A)ではないか。

 (この時はまだ悠仁親王が生まれていない時)

   原則としての「男系の男子」として考えるなら、秋篠宮殿下を念頭に置き、その上で

   眞子内親王という女帝の是非を検討するのが第一の課題だと思います。

 

 臣籍降下された旧皇族の復帰まで議題にする(B)ことは、(A)すなわち女帝そのものが

   我が国の国体護持の上で不当ないし不可である場合においてその次に考えられることである。

 「女帝が」というより「女系天皇(父が天皇ではない)の存在が国体護持の上で不当ないし不可である

   と言えるのです。

   なぜならもし、女系天皇が誕生した場合、田中卓氏のような屁理屈をこねる人が現れて

   「女系天皇は雑系である」と言い出しかねないからです。

   天皇というのは、他の国の皇帝や王とは違って、その存在意義は「血筋」なのです。

 

 したがって(A)の女帝が、日本の歴史、伝統の立場から容認されると判断した有識者会議が

   (B)の課題に踏み込まなかった事は、むしろ当然の成り行きである。

 秋篠宮という皇位継承権第2位の方を無視する形で、何が何でも「長子相続」に拘るというのは

   有識者会議が初めから「愛子女帝」ありきで考えているからで、なぜそうでなければならないかと

   いえば、それにより得をする人がいるからと考えられます。

 

 戦後68年、なぜもっと早く旧皇族の復帰の首長や運動をしてこなかったのか

 戦後68年と一口に言いますが、アメリカの占領時代を経て、独立しても常にアメリカの

   脅威に怯え、おもねる国の体制にあった事。

   戦後、一歩間違えば昭和天皇は死刑になったかもしれない。

   それを思えば、アメリカの機嫌を損ねるような事を進んでしようとする筈がなかったでしょう。

 また、昭和天皇の弟である三笠宮家には3人の男子がいて、さらに今上には2人の男子がいた。

   むりに波風を立てる必要はないと考えたのではないでしょうか?

   個人的には、昭和の末期頃から「ヒゲの殿下と高円宮家には女王しかいないし、これで皇太子に

   子どもが出来なかったらどうするんだろう」と思っていました。

   歴史的に見ても近代皇室における男子の出生率は非常に低かったし。

   当時、「女帝」論議がなかったわけではありませんでした。

   でも、必ずそれに対しては「女帝の婿の待遇・尊称」「外戚が女帝を操る事になりかねない」という理由で

   却下されていました。

   正直、「普通に男子の天皇でも外戚が権力を振るう事はあるんじゃないのか」と思いましたが、現在

   「皇太子妃の実家」である小和田家が権力を振るい、皇太子妃の好き勝手が許され、世論ですら

   操作されているのを見ると、まあ、天皇が男でも女でも配偶者とその実家の心持で違うものだと

   考えさせられますが

 昭和末期といえば、私はまだ社会に出たばかりだったし、ジェンダー思想にハマっていた時代ですから

   女帝でも構わないのではないかと思いました。

   過去に女帝はいたわけだし。

   けれど、その全ての女帝は独身もしくは「天皇の妻で皇族」であった事を考えると、もし内親王が即位したら

   一生独身を貫く事になるわけで。

   旧皇族・旧華族・民間人でも「女帝の婿」は存在した事がなかったので。

   それがなぜだったのかはずいぶんあとになって知りました。 

 最初からそうするつもりではなかったのかもしれませんが、天皇というのは「父方の血筋の正当性」を

   主張して125代続いて来たのです。

   127代目までは「父方の血筋の正当性」は守られても、内親王に一生独身を強いる事は出来ないだろうし

   確実に128代目は「父方は民間人」で遡って行く事になります。

   その時になって「初の女系天皇」にどれほどの権威があるでしょうか?

   その時、悠仁親王あるいはその後継男子が「127代まで続いた系統を引いている」事がはっきりしたら

   どうなるでしょうか。

   127代目ないし128代目は確実に秋篠宮家を滅ぼすかも

   かつての聖武・称徳の後ろに控えた藤原四兄弟が長屋王家を滅ぼしたように。

   なぜなら聖武天皇より長屋王の方が血筋がよかったからです。

   私は不比等・四兄弟が聖武天皇の他の皇子を無視して、安倍内親王を東宮に立て

   即位させた事は、今の小和田・女系派とすっかり同じ考え方だったと思っています。

   幸いにして称徳・孝謙天皇は結婚せず・・・・というか、子供が出来なかったという幸運が

   あっただけだと。 (仲麻呂とか道鏡の子なんかが生まれていたらと思うと怖いです)

  

 女帝は歴史上存在し、大宝令でも認めている。

 当たり前。当時、持統天皇がいたのですから。

   でも、その持統天皇だって何が何でも草壁皇子に皇位を譲りたくて大津皇子を殺し

   今度は孫を即位させる為に自分が天皇になったという野心ありきの人でした。

   当時、持統でなくても男系男子は他にも一杯いたのに・・・孫の外戚になる不比等に

   振り回されたか、利用したつもりが利用されて・・・という所。

   高市の皇子を無視する事は出来ず、太政大臣にしたのも頷けますよね。

   その高市の息子が長屋・・・・と考えると。

   

 過去の日本で、実際に皇統が「男系男子」を基本としていることは間違いない。

   しかし、その一方で例外もあり「女帝」が実際に存在された事(推古天皇かを始め後桜町天皇まで

   10代8方)も、迷惑は歴史上の事実である。

   また大宝令でも「女帝の存在を認めていて、次のように明記されている。

 およそ皇の兄弟皇子を皆親王と為よ。女帝の子もまた同じ。以外は並びに諸王と為よ。

   親王より五世は、王の名を得たりと誰も、皇親の限りにあらず。

 これによると、「女帝」の存在も、その「子」を親王と称することも認められている。

 ゆえに愛子内親王が女帝となっても何の支障もない。

 「女帝の子」というのは、あくまで「父親も天皇に繋がる血筋」である事が条件です。

 推古女帝 → 父が欽明天皇 夫が敏達天皇

 皇極・斉明天皇 → 父は茅渟王 夫は舒明天皇 → 息子・天智・天武天皇は男系男子

 持統天皇 → 父が天智天皇 夫が天武天皇 → 孫・文武天皇は男系男子

 元明天皇 → 父が天智天皇 夫が草壁皇子 → 孫・聖武天皇は男系男子

 元正天皇 → 父が草壁皇子 母が元明天皇 → 甥・聖武天皇は男系男子

 称徳・孝謙天皇 → 父が聖武天皇 

 明正天皇 → 父が後水尾天皇

 後桜町天皇 → 父は桜町天皇

 愛子内親王に境遇が似ているのは、前述した称徳・孝謙天皇。

   「女帝」が「天皇もしくは皇子の妃」でない場合、独身を貫く先例はここに出来たというべき?

   それなら愛子内親王も先例に従うべきでしょう。

   明正天皇はまさにその「先例」を利用して、徳川の血を天皇家に染み込ませない為に即位

   させられたのですから。

 愛子天皇 → 父は徳仁天皇・・・・で終わればいいですが、万が一「子は女系(父方が民間人)」となると

            2000年の歴史で初めて。これが皇統の正当性をなくすと言っているのです。

   悠仁親王 → 父は秋篠宮・伯父は徳仁天皇・・・「子は男系(父方が天皇)」

 ちなみに長屋王 → 父が高市皇子・妻が吉備皇女(元明の娘で元正・文武の妹)

   つまり両親どちらも皇族であるわけで。父方も母方も男系に繋がるのです。

   そこらへん、臣下を母と妻に持った聖武天皇はどう思っていたか・・・何やら現皇太子に似てませんか?

 

  有識者会議を素人呼ばわりするのは失礼である。

 女帝反対論者が「有識者メンバー」を皇室史の素人ばかりと批判するが、むしろ、盛んに

  女帝反対を唱える論者こそ、それぞれの分野ではすぐれた業績のある人たちであろうけれども、

   これまで、国史を先行し、日本史学会で、皇室賢兄視野氏族系譜の研究で名の通る

   人はほとんどないのではないか。

   自らを顧みることなく、他を非難するのは、識者の慎むべき事である。

 メンバーにレフトの思想家が混じっていると問題すにする向きもあるが、別に非難に値しない。

 ここらへんは屁理屈と悪口だなと思いますが、レフトの思想・・・つまり、左翼的考え方を持っている

   人が混じっていても、色々な考え方があるからそれは問題ないと言っている事が問題だと思います。

   単に左翼といいますが、要するに「天皇制廃止」論者、そして反日でしょう?

   そのような考え方を容認するというのは、進んで天皇制を廃止に導こうとしているのかと。

 レフトの思想家は天皇制を廃止しようとしているので、あるいは天皇制の尊厳や権威を認めないので

  何とかしてそれを貶めようと画策します。

   そこで「女帝」です。

  つまりレフトの思想家は「天皇制廃止」の為に「女帝」を利用しようとしている事が、ここで明るみになった

  という風にか考えられないでしょうか?

 

 「皇族のご意見を」というなら、第一に天皇陛下の御叡慮こそ

 反対論者は、「有識者会議」に対して、「皇族の御意見をも聞かずに僭越不遜」とも非難し、

  三笠宮智仁親王殿下の「プライベート」な御発言を大々的に例示する。

  どうしても皇族の御意見を賜るというのであれば、何夜も天皇陛下の御叡慮をこそ、第一に尊重

  すべきではあるのにーもっとも陛下はこの問題で軽々しく御意向をもらされることはあるまいがー

 反対論者の中には、ある会合で講演し、参会者の中から

  「天皇陛下の御意向を承る必要があるのではありませんか」と質問が出た所

 「それは非町内。そのようなことをして、もし天皇陛下が将来は女帝でも差支えない、と

   申されたらどうするのか」と切り返したという話を仄聞している。

 確かにもっとも危惧するのは、今上が「女帝・女系を認める派」だった場合です。

  羽毛田元宮内庁長官がそうもらしたり、現在は皇后が「女性宮家」を後押ししているなど

  もしや・・・と思う節もなくはないのです。

 大型掲示板などでは「今上は悠仁親王が生まれた時、本当に心から喜んでいらした。だから男系派」

  というし、「天皇たるもの、軽々しく御心をあらわせない」というのもその通りだと思います。

  でも、自らの意思とは関係なく、「女帝容認」と報道されても黙っている事や、女性宮家云々を問われても

  黙っている事、そして東宮家への気遣いを見ていると、もしやもしやと思わざるを得ません。

 和船を漕いだから、参内しているから、一緒に静養しているから・・などと考えるのは希望的観測かも

  しれないと思います。

   もし、本当に今上がリベラルな立場で「女帝容認」を考えているのなら、それはもう皇室そのものが

  尊敬に値しない存在になったという事です。

 

 

 

 

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やしきたかじん氏死去

2014-01-08 07:37:49 | ドラマ・ワイドショー

早すぎます。

 

 やしきたかじん氏 死去 

 1月3日、やしきたかじん氏死去

 享年64歳

 食道がんになってから、とにかく体調が悪いというのはわかっていたけど、早すぎました。

  若いからかなあ。64歳なんてまだまだ・・・・

 テレビでは「関西中心に活動し、トーク番組を持つ歌手」として紹介されていました。

   ゆえに、関東に住む私達になじみは薄いのですが。

   関東ではやらない「やしきたかじんのそこまでいって委員会」の情報は大型掲示板と

   YOU TUBEで。

   とにかく直球勝負で的確でしたよね。それも彼の報道に対するまっすぐな姿勢だったと思います。

 音楽でいえば「好きやねん」とか「東京」とか・・・っていいますが、東北にいた私ですら彼の名前を

   知るきっかけとなったのは機動戦士ガンダムの映画の主題歌「砂の十字架」を歌った事。

   あのイメージがずっとあったから、後にバラエティで活躍と聞いて驚いたものです。

 心からご冥福をお祈りします。

   

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愛子様が将来の天皇ではいけないわけ 2

2014-01-08 07:00:00 | 日本人なら絶対に知っておきたい皇室

私は小さい頃から日本史が好きで。

高校時代は毎日「日本の歴史」を読み漁っていて。

本当は史学部へ行きたかったけど、家庭の事情で叶わず。

だから私には学位もなければ歴史学を語る資格などありません。

そんな私がいっぱしに学者様の言葉にたてつこうというのですからきっと歯牙にもかけられぬ・・・事ですね。

今回、女系派の田中卓著「愛子様が天皇ではいけませんか」(幻冬舎)

を引用するにあたって、こんな前置きをしたのは、

この本の半分程が、保守派の方々の「揚げ足取り」だからです

三笠宮仁親王に始まって、竹田恒泰、西尾幹二、新田均、保坂正康・山折哲雄等々の論文の文節を

事細かにちくちく「・・・ではない」という言い方で反論する。

それが正直、目障りで仕方ないのですが、お偉い学者様の書かれる文章なので、

やっぱりそれは正しいのだろうと思います。

ゆえに、私のような無名の素人が何をかいわんやって感じでしょうが、素人だからこそ

語れる部分もあるし、素直な疑問点も見えてきます。

以下、簡略ながら引用させて頂きます。

第一章 「女系天皇で問題ありません」-国民の常識に呼びかける。

 

いきなりの見出しにドキリとするのですが、ここで一番彼が言いたい事は

 皇祖神が天照大神である(女神)

 天照大神が「自分の子孫に皇位を継がせる」と「天壌無窮の神勅」がある限り、天皇が

  男であろうが女であろうが構わない。

という事なのです。

 天照大神は、いうまでもなく皇室の御祖神であり、女神である。

  また日本神話の中の圧巻は天照大神の弟のスサノオの尊が、ヨミの国に神去られた母神を

  下って泣き続けられる叙述である。

  生みの母を恋うのは神話に限らず、古今東西、人の子に共通の心情であろう。

  一方、古来より男性が外で働き、女性が内を守って、夫婦相和するというのは神の摂理であって

  心身ともにそのように生成されている。

 国家にせよ、家庭にせよ、場合や事情によっては、男に代わってーあるいは男と並んで

   女が表に立つ必要もあり、それがかえって望ましいことのある事も理解している。

   もともと男女に、知能の優劣や尊卑の差別等があるわけではないからである。

 冒頭からいきなりこれなんです。

 一応、過激な「男女平等論者ではない」としながらも、書いている事はジェンダーフリーそのもの。

  要するに「男系男子の皇位継承」は「男女平等」に反すると言いたい。

  いや、もっと厳しい言い方をすると「皇位継承」と「男女平等」を同等に論じている。

  私が最初に感じた違和感はここでした。

 

 女帝・女系反対派が、盛んに「神武天皇以来の万世一系の伝統ー男系男子」と

   強調し、それに共鳴して三笠宮仁親王が同様な発言を繰り返されるのを見て、心中穏やかに

   苦笑を禁じ得ない。

   なぜなら、「神武天皇」は架空の人物だと言ったのは長老殿下だったから。

 安易に「万世一系」が唱和され、それが国体賛美の合言葉として独り歩きすると、一種の

  皇国美化史観になりかねないという危険性。 

  「万世一系」というのは、有数の歴代天皇の御徳望と、皇国護持に身命を捧げた

  忠臣義士の誠忠の賜物であって、危機や辛苦なしに自然に導かれた国体の精華ではない。

 最初に「天照大神は女神」と書いておきながら、「神武天皇」は架空の人物で、それ以来の

  「万世一系」というのはおかしいと ちょっと意味がわからなかった部分です。

  仁親王らがいう「神武天皇」は実在の天皇というより、「始めから」の意ですよね。

  なにせ今上は125代目なんだし。

 「万世一系」とは自然発生ではないと言いたいらしいのですが。

   「まして男系男子の皇統をつなぐために、一部の為政者が工夫をこらして皇統系譜の連続を

   図ったというような政略ではない」とありますので、男でも女でも「万世一系」と言いたいのかな?

 

 日本書紀神代巻「天孫降臨第一の書」

   天照大神が皇孫のニニギの尊を高天原から豊葦原中つ国に天降らせた時の神勅

  「皇孫に勅して曰く 、葦原の千五百秋の瑞穂の国は、是れ吾が子孫の王たるべき地なり。

  宣しく爾皇孫就きて治せ。行ませ。宝祚の隆えまさんこと、当に天壌と興に窮り無かるべし」

 これは天智天皇による有名な「不改の常典」と表裏一体をなす未来へのことあげだった。

 日本国体の原理が、女神によることあげにある事を明確にしておきたい。日本国体の原理も

   皇室の祖神も、天照大神という女神に基づいている事を忘れてはならない。

 ここでも天照大神は女性神である・・・と強調しているのですが、関裕二氏によると、天照大御神は

  元は男神だったのではないかと。

  伊勢の斎宮や斎王が女性である事。「神の花嫁」の意があるから・・・という事で。

  そう言われるとそうかもと思ってしまいます。

   じゃあ、いつから女神に?当然持統天皇の時代から。

   持統天皇の正当性の主張の為に天照大神は女性にされたとしたら?誰の手によって?

   藤原不比等。という事は、当時すでに持統天皇という「女帝」に対する反発があったという事ですよね。

   だって推古天皇や皇極天皇の時は、神話を使ってまで正当性を主張しなかったわけですから。

   重要なのは、この「神話」を作り出したのが藤原不比等だったという事

   古代における天皇家の最重要外戚の蘇我氏だってそんな事をしなかったのに。

   歴史の改ざんというか、神話を操作してまで女帝を認めさせた不比等。日本人じゃないなと。

   それは別として、この不比等の手に乗った田中氏は、利用されているのではないかと思う程です。

 

 かつては皇統を永続する為に計9人もの側室をもつ制度があった。

 これは古来の風習の一面と、シナの令制に倣うものだが、これだけの用意があっても、

   その結果は、歴史上の実例として、皇統の男子の役半数が皇后の嫡出意外の「皇庶子孫」である。

   (明治天皇の生母は中山慶子、大正天皇生母は柳原愛子)

 側室制度を廃止したのは昭和天皇。この時に旧典範の「女帝」も含めた改正をして

   おかなければならなかったのに、そのままに残され、その上に、新・旧典範でが皇族以外の「養子」も

   認められない規定の為、今や現実に、男子の皇胤が途絶えようとしているのである。

 この明白な現実を無視して、どこまでも「必ず男系男子」をと主張するのは、決して歴史の

   「伝統」でも「正統」でもなく、約五割の役割を果たした側室制に目をつぶった、守旧で観念的な、

   無理を承知の横車に近いだろう。

 近代において、側室を持たなかった天皇の最初は大正天皇です。これを忘れてはいけません。

   小説にも書きましたが、貞明皇后は天皇の身の回りの事まで行う事によって、側室を持たせまいとし

   その責任を果たして、4人もの男子を産んだのです。

 一方、昭憲皇太后は元々体が弱く、お子の誕生はそれほど望まれていたわけではなかったようです。

  つまり「皇后」の役割は「子を産む」事だけにあったわけではないのです。

 昭和天皇には3人の弟君がいたので、自分が側室を持たずともそれほどの危機感はなかったと

   思います。その代わり、きっちり2年ごとにお子様を産むという努力をされました。

   何かを変える時には必ず「責任」が発生します。

   「皇統」をつなげる為に側室を置きたくなければ自分で産むしかない・・・・という状況ですね。

   昭和天皇は女官制度を住み込みから通いにし、未亡人などを雇う政策を実施しましたが、それが

   すなわち「側室制度廃止」という大仰な意志があったかどうかは不明です。

   貞明皇后はご自分の女官制度は変えなかったので

 「一夫多妻はシナの真似」というのは女系派がよく言うセリフです。

   「シナの令制をなぜ日本が真似て伝統にするのか」というのが主な意見ですが

   この一夫多妻が定着した頃、「日本」「シナ」などという観念があったかどうか不明ではないかと。

   そんな事を言い出すと、天皇家自体、元々大和に住んでいた人達ではないから日本はシナのものと

   言い出せてしまうのでは?

 一夫多妻は、古代において子孫を残す為の最善の策であった事は確かです。

   そして「男系男子」であれば、母が誰でも構わないのです。

   父方の血筋を辿って全てが「天皇」に行きつけばいいのですから。

   ある意味、大らかな慣習ではなかったかと。

 確かに、現在の日本では側室制度は受け入れられません。でも、必ずしも「皇孫」を

   皇太子妃が産まなくてはならないという決まりはないのです。

   雅子妃問題の根幹は「自分で産まない(産めない)なら産める人に託すべきだったのに

   それすら否定し、自己中心な家族制度に固執した事」にあるのです。

   すなわち、雅子妃が子供を産まないからといって、産児制限された秋篠宮家の事を言っているのです。

   不妊治療している人が、子供を産みたい女性に対して「私が産めないのにあんたが産むわけ?

   信じられない。遠慮すべきじゃないの」とは言わないでしょ?

   よく「年賀状に子供の写真を使われると傷つく私」という投稿がありますが、それだって

   気持ちはわかるけど、だからといって「私の為に子供の写真を使うな」という権利はない筈です。

 

 もし、今後も「男系男子」に固執すれば、やがて皇后となられる皇太子妃は、どれほど

   優れたお方でも、その家系永続のためには、お子様が女子ではだめ、必ず男子を生まないと

   失格となるわけだから、男女にかかわらず、全くお子様が生まれなければ皇室典範に定められた

   継承順位に従い、次のお方に譲られるのは当然だが、そのような、人格と生理とを無視した

   非情ともいうべきリスクの大きいポストに、進んで自ら就任される覚悟のお妃選びは、

   おそらく指南となり、昔のように、親の権威で娘に結婚を強いる事も許されない現今、

   むしろこの点から「皇統断絶」の危機が生ずるであろう。

 正直、それで皇統が断絶するならそれは天命ではないかとすら思います。

  「世継ぎ」プレッシャーはあるだろうけど、それに挑みもしないでひたすら「子供産むマシーンじゃない」

  と言い続けたりするのは間違っているのではないかと。

 必ずしも皇太子妃が産まなくてはならないわけではなかった。

   もし、秋篠宮家に産児制限をかけなかったら、もしかしたらあと数人お子様が生まれて

   悠仁親王は長男じゃなかったかもしれなかった。

   皇太子妃だからといって「皇統」を断絶させてもいいわけではないのです。

 現在、悠仁親王という皇室典範に決められた皇位継承者がいるにも関わらず、

   それを奪って「皇太子の長女」が皇位を継ぐというのは理にかなっていません。

   愛子内親王が天皇になる道があるとすれば、それは悠仁親王に子供が出来なかった

   場合のみでしょう。

 

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SMAP×SMAP オン 宝塚

2014-01-07 07:33:04 | ドラマ・ワイドショー

 なぜか我が家のヨンジュナが大ウケしてしまい、寝なさいというのに

大爆笑してしまった・・・・・

 

昨日の「SMAP×SMAP」の宝塚100人は結構面白かったですね。

蘭寿とむ・柚希礼音・凰稀かなめが並ぶと華やかだし、いかにも「宝塚」って感じで

 

まず柚希礼音先生 得意技が「高速回転リフト」?うそうそっ

大劇場公演でちっともリフトしてくれないじゃん

腰でも痛めているの?という程、リフトしてないのにーーー盛るなあ。

そりゃあダンスは素晴らしいですが、それは男役というより「バレエダンサー」としてだよね。

それはいいけど、くるくるって回る、回り方のかっこいいこと。

っていうか、何気に教え方が上手。 まさに「柚希先生っ」って感じで、私が組子だったら

毎日「礼音さーん」といって、質問攻めにして色々教えて貰いそう

回転・・・意外と草君が上手だって事に、我が家の姫は驚いていたけど、元々草君は

ダンスが上手なんだよーーとひとしきり。

 

蘭寿とむ先生 大階段で降りる・・・たったそれだけなのにかっこいい。

っていうか、何で蘭はなばっかりテレビに映る? テレビ的には可愛いのか?

夢咲が結構「濃い」感じで写ってたから、蘭はなくらいがちょうどよく可愛いのかな。

蘭寿に「かっこいいです。最高です」と言ったら、蘭寿先生は照れて笑ってたけど(そういう蘭とむ素敵

そのラブラブ感をなんぜ舞台に出せない?とひとしきり

隣の「すみれ乃麗」と双子?ってSMAPメンバーは驚いていたけど、そっか「何かあったら」って事なの?

 

タカラジェンヌは余興でも本気で・・・・」というのは本当らしいです。

星組さんでは、本番より余興の練習に熱心だったとか言われてますし。

それにしても花組の天真みちるの「タンバリン芸人」は面白かったですね

全く知りませんでした。

後ろのトップさん達がウケにうけて、蘭とむは始まる前から笑っていたし、礼音君も爆笑しそうな勢い。

当然、我が家でも姫とヨンジュナが大爆笑

すごい、すごいぞ。天真みちるっ そのうち、この余興が大劇場でみられる日あるかも・・・あればいいなあ。

 

凰稀かなめ先生 あのかっこいい男役演技にSMAPメンバーは言葉が出なかったようですが

あれは舞台用だからねーーテレビとは違うのよ。

御立腹」「マグノリアの花のような」「棒が無頼漢だから」なんて古風なセリフ、テレビじゃなかなか言えないって。

コートをかっこよく羽織るというのも技術の一つですよね。

この点、キムタクは「不得意な事をしない」で、肩にひっかけるだけにしたのは賢いかも。

キムタクというのは、何をやっても自分流の色を出す人。

それが宝塚とはまた違ったイメージで絵になるから、許そうって感じかな。

あくまで正統派ではないわけ。その点、草君は正統派だけど非常に不器用で、即興が出来ないタイプよね。

「ヨボセヨ(もしもし)」「ウエンニリヤ(なに?なんで?)」かな?「ケサネジュセヨ」は「お会計」かなあ。

 

大階段でのダンス。これには言いたい事があります。

明日海りお あなた、振りを覚えていなかったでしょっ

隣のベニーに何でいつもワンテンポ遅れる?

しかも、何回も同じ振りやってるのに間違えるってどういう事?

一応、階段の上にいた真風涼帆と朝夏まなとは、そこそこ踊れる人です。

向かって左側の紅ゆずるは下手な部類。はっきりいって「ダンスは不得意」な人。

その不得意な人よりひどかった明日海りおっ

あなた、それでも次期トップスターかい・・・・・・

大劇場でも、足が悪いのか?という程踊れないのはわかっていたけど、テレビで見てもそうだったとは。

これはもうジェンヌっていうより素人の部類ではないかと。

一応、みんなまじめにやってるんだし。手抜きだったとしてもダメだよ。

 

娘役がテレビに映ったのはやっぱり蘭はなが一番多いんじゃないかなあ。

組長って寿つかさと高翔みず希だけが映ってたけど、星組の組長もいたよね?

柚長!!

 

我が家の姫は「みっきが(天寿光希)が一杯映ってた」と大喜びでした。

という事は、これ、永久保存版にしなくちゃいけないのね。わかった・・・・・

 

 

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ちょっとショック・・・東京宝塚の席料値上げ

2014-01-07 07:00:00 | 宝塚コラム

 いや、予測しなくちゃいけなかった事だとは思います。

ついつい100周年に浮かれて、チケット代の値上げにまで思いが及びませんでした。

まさかこのタイミングで。

いや、宝塚はそういう歌劇団だったって事。

それにしてもこのご時世に。このご時世だから?消費税上がるから?

 

 宝塚大劇場・・・・・SS席 11000円 → 12000円

               S席 8000円 → 8300円

 

 東京宝塚劇場・・・SS席 11000円 → 12000円

               S席 8500円 → 8800円

 

いつも思う。何で本拠地は安いのか?

田舎だから?でも、稼働率がいいのは東京よね。通常、稼働率が高ければ安くなるんじゃないの?

DVDとかビデオとか、出荷量が少ない程高いぞ。

っていうか、宝塚近辺に住んでいる人の方がよっぽど富裕な人達じゃないの・・・・・

東京に集まるのは貧乏人ばっかりなんだよ

東京を上げる分、本拠地から一杯とればいいじゃん と、ひがんでみたりする。

私はSS席や新人公演には縁がないので、直撃するとすれば8800円のS席。

たかが300円。されど300円。

二人だと600円 お花代はどうなる? 500円とすると9300円?なんて中途半端な。

 

消費税に影響を感じず、アベノミクスの恩恵を賜っているのは、元々の資産家。

最低時給で働く身は、消費税が上がるからって時給は上がらない。

(生活保護費は上がるみたいだけど)

ああ・・・ミュージカル見るのも命がけになってきたなあ。

歌舞伎やオペラに比べたらなんぼのもんだーーって言われるけど

無論、歌舞伎にしてもオペラやバレエにしても本当はもっと気安く見る事が出来る筈なんだけどな。

芸術鑑賞がどんどん高級品になって、贅沢な嗜好品になって。遠ざかるのね。

たった300円でここまで書くふぶきのケチケチ度をお許し下さいませ。

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軍師 官兵衛

2014-01-06 21:02:27 | ドラマ・ワイドショー

 軍師 官兵衛 

 

まず、オープニングの曲なんですが、最初のフレーズ・・・どこかで聞いた事あるような?

色々考えて、あっ 「ロミジュリ」2幕目のジュリエットパパの歌だ と。

いやいやついついジュリエットパパの顔が頭に浮かんでしまいました。

そして、小さな官兵衛君が草原を走るシーンが、これまた

「平清盛」冒頭のシーンにそっくりで

多分、同じ場所でロケしてるから似るのはしょうがないのかな。

でもアングルまで同じだとどうも。 まあ、埃っぽくないだけいいっか。

 

官兵衛が矢を射かけられつつ、歩む姿は結構かっこよくて

(なんであたらないの?などと無粋な事は言わない)

魅せるドラマなのか?と思ったんだけど。

岡田准一は、立ち姿はなかなか綺麗だったけど、時代劇は未知数だよね。

とりあえず、可愛らしくて賢そうな子役を出して、柴田恭兵のような優しいパパと

戸田菜穂の綺麗なママという理想的な家庭に生まれた事はわかった。

尾藤イサオの若さとセリフ回しは安心できるし、それは竜雷太もそうなんだけど・・・わき役の話ばっかり。

 

竹中直人が秀吉というのはそりゃあもうガチでしょうけど、対して信長が江口洋介というのは

完璧にミスキャストでしょう。あんな陽気な信長は初めてだーーおもけに軽いのなんのって。

主従逆転現象がおきそうですね。

 

ネットではナレーションの藤村志保が聞き取りにくいと言われていましたが

独特のナレーションで、慣れるまでに時間がかかりそうなのは確かかも。

そうはいっても、それを言うなら「八重の桜」の草笛さんだってどっこいどっこいだけど。

 

今回の大河は「王道」だと言われています。

何をどうやって「王道」と呼ぶのかはわかりません。

なんせ主役は王道じゃないでしょう?

視聴率を稼ぎたかったのか、NHKさん、一日中宣伝放送やってませんでした?

何だか異常な程、力を入れていたような?

でも、何だかそういう方向性って違うと思うんですけど。

昔の大河を見なさいよ・・・と言いたいです。

 

 

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