玉川上水散策の最後の区間、下見の続きです。
今回の下見は、一緒に案内してくださるSさんのお陰で、例会と同じ行程。
Sさん独り占め状態、本当に嬉しい限りです。
女子大の前の道路には、
アーチ型モニュメントが設置されています。
平成15年建立。 明治時代に造られた新宿駅地下をくぐる玉川上水の暗渠(煉瓦造り)を模したもの。
ほぼ原寸大とのこと。かなり大きいです~
内側に当時の煉瓦がはめ込まれています。
傍らに「玉川上水の記」という説明版があります。
「千駄ヶ谷橋」跡
「葵通り」
暗渠化で、千駄ヶ谷橋~葵橋間は「葵通り」という商店街になり、
葵通りの突き当たりの東京南新宿ビルの壁にその成り行きを記した「葵橋の記」の銘板がはめ込まれている。
新宿駅の南口
玉川上水旧水路を走る京王線
現在、京王線は新宿から初台先までは旧玉川上水路の地下を走っている。(遊歩道に換気口)
もう一般道を歩きます。
天龍寺
天和3年(1683)建立、江戸城の裏鬼門鎮護の寺。
家康の側室である西郷局の父の菩提寺で、遠江国の法泉寺が移されたもの。
脇から中へ入ります。
屋根には葵のご紋
雷電稲荷神社
創建時代は不詳。 源義家が奥州征伐の途中、雷雨に合い小祠前で休んでいると、一匹の白狐が現れ、
頭を三回下げたという。
すると雷雨がたちまち止んだ・・・との由来が伝承されている。
昭和3年に花園神社に合祀されたが、現在もこの地に鳥居と祠が祀られている。
「旭橋」悪水吐の石樋(新宿高校内)
遺構の石樋は、玉川上水の上に架けられていた悪水吐(下水の樋)
玉川上水を汚さないために、甲州街道と青梅街道の分岐する追分一帯の雨水などの下水を
千駄ヶ谷の谷の池に落としていた。
このあたりは、大雨時には天龍寺辺りから一面、水浸しになったらしい。
いよいよ終点に近づきます~
つづく
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