日本のナショナルフラッグが赤字に喘ぎ、経営建て直し、リストラ断行に伴い、その社長は、自らも大幅減俸と電車通勤を宣言。これがホントなら誠に結構。背水の陣を見える形で宣言したところは「買い」だ。願わくば、業績が回復しても、減俸は元に戻すとして、電車通勤は継続して欲しいもの。こういう時は、かならず「ありゃパフォーマンスだ」と言う奴が出てくるが、よしんば、「パフォーマンス」としても、こういうパフォーマンスなら大歓迎。何故なら、殆どの「お方」がそのパフォーマンスさえも出来ない。
数年前に、某有名商社の3ランクくらい下の役員が先輩を飛び越して社長に抜擢。その人、今まで電車通勤していたのだが、「明日から社長、ハイお車付き」はないだろう、と淡々とそれまでの電車通勤。もちろん、そんなタイプの社長は所謂大企業に於いてあまり見かけないから、マスコミも挙って囃し立て、当の社長は迷惑だったに違いない。
「課長、部長、社長も包丁、盲腸、脱腸も同じ。要するに皆符丁」。これは本田宗一郎の言葉。もう一つ。「社長は職名であって人間の価値ではない。しかし、社長になると威張る人が出てくる。社長とは世の中で最も危険な商売だ」。同じホンダの副社長だった藤沢武夫の言。いずれも明快にして鋭く、心地よい。
よし坊的社長の定義。「雑用兼平社員兼課長兼部長兼平取締役兼社長」。組織が大きくなると一人全役は出来ぬから、夫々の担当を置いて自分の役割を分担してやってもらっていると考えなくてはいけない。だから、不祥事が何処で起ころうと、それは社長の責任ちゅうもん。うっかりすると、塀の中にも行きかねないから、社長業はツライ商売だ。
数年前に、某有名商社の3ランクくらい下の役員が先輩を飛び越して社長に抜擢。その人、今まで電車通勤していたのだが、「明日から社長、ハイお車付き」はないだろう、と淡々とそれまでの電車通勤。もちろん、そんなタイプの社長は所謂大企業に於いてあまり見かけないから、マスコミも挙って囃し立て、当の社長は迷惑だったに違いない。
「課長、部長、社長も包丁、盲腸、脱腸も同じ。要するに皆符丁」。これは本田宗一郎の言葉。もう一つ。「社長は職名であって人間の価値ではない。しかし、社長になると威張る人が出てくる。社長とは世の中で最も危険な商売だ」。同じホンダの副社長だった藤沢武夫の言。いずれも明快にして鋭く、心地よい。
よし坊的社長の定義。「雑用兼平社員兼課長兼部長兼平取締役兼社長」。組織が大きくなると一人全役は出来ぬから、夫々の担当を置いて自分の役割を分担してやってもらっていると考えなくてはいけない。だから、不祥事が何処で起ころうと、それは社長の責任ちゅうもん。うっかりすると、塀の中にも行きかねないから、社長業はツライ商売だ。