よし坊のあっちこっち

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映画三昧 -Invictus

2010年03月07日 | 映画
ラグビーと言えば、NZのオールブラックスが有名で、世界でも強いのは嘗ての女王陛下の国、イギリスであり、オーストラリア、その程度の知識しか持ち合わせていなかったが、南アがラグビーでは一等国である事は知らなかった。

モーガン・フリーマン主演の「Invictus」を観た。ラテン語で、英語の「Unconquered]が相当するらしい。獄中、決して不当な力に屈しなかったマンデラの精神的支柱が、イギリス人の詩から感得されたことを知る。

白人達の伝統的なラグビーチーム、Springboksをアパルトヘイト崩壊後の人種差別を超えた国家のUnityに一役買わせ、95年のラグビー・ワールドカップで見事に初出場初優勝させる大バクチは、観客を唸らせる。

あの、「Cry Freedom」で描かれたスティーブン・ビコのように、多くの人種差別レジスタンスが拷問、暗殺の非業の死を遂げる中で、27年間の獄中生活を生き延びたたのは、時代の要請だったのか。ひとつには、彼がガンジーの「非暴力主義によるレジスタンス」の信奉者であった事かも知れぬ。