よし坊のあっちこっち

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映画三昧ー女優

2010年03月25日 | 映画
好きな女優は何人くらいいるだろうか。

小学校の頃は、断然山本富士子だった。当時からマセていたから、映画館へ行っては、山本富士子の映画が掛かっていたりすると、その前でスチール写真を眺めていたものだ。あの頃の美人を代表する女優として、ダントツの感あり。残念ながら、五社協定の犠牲となり、映画から遠ざかったのは、誠に惜しい。

次は、岩下志麻だ。小津作品の彼女は初々しくて、なんとも言えぬ良い雰囲気だ。秋刀魚の味、古都、雪国、はなれ瞽女おりん、が印象深い。

舞台中心の島村芳江も好きな女優さんだ。よくテレビに出ていた時に、綺麗で良い女優だなと思っていた。彼女がもっと好きになったのは、所属劇団が、恐らく日本の劇団として始めてソウル公演をやった時、舞台挨拶で自分の出自を明らかにしたことだ。そのニュースで、彼女を二倍好きになった。当時、女優さんでそういうことをしたのは始めてではないか。

最近では、木村多江がいい。「ぐるりのこと」で賞を貰ったのは頷ける。なんと言っても、あの、涼しげな目元が魅力的だ。いつもは脇役だけど、光っている女優だ。

そして、ごく最近、贔屓にしているのが、綾瀬はるかである。兎に角、嫌味がない。他の女優は一癖も二癖もあるが、彼女は、ボやっとした雰囲気が、強烈な魅力だ。事のきっかけは、それまでテレビドラマでは、チョクチョク見かけ、可もなく不可もなく、といった印象だったのが、昨年、けったいな題名の「おっぱいバレー」を観てから、よし坊の評価が急騰したのだ。ブルーリボン賞を獲得したのは、大喝采である。

10歳から始まった映画三昧、約50年間で、手帳に書ける素敵な女優は、たったの5人。5人も書ければ上等か、それとも少ないのかは、よく分からない。