現代史家 秦郁彦が今回の震災と原発事故に関する政府、東電の対応を過去の戦争事例と比較して論じているが、一読に値する。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110412/dst11041203040004-n1.htm
特に、満州のノモハンで日本軍と戦った旧ソ連軍指揮官の将軍が敵の日本軍を「下士官優秀、下級将校普通、上級幹部は愚劣」と評したと言う。秦郁彦は、この事を引き合いに出して、今の災害と原発事故に対処している政府と東電幹部が正に「愚劣な上級幹部」に当る、と辛らつだ。「下士官優秀」とは、今回の場合、原発施設の中で奮闘している下請企業の現場責任者と作業員の方達、自衛隊、消防等を指す。
今も昔も日本人は変わっていない、と見るべきなのか。それとも、今の日本の「上級幹部」がたまたま愚劣な連中だったのか。判断が難しいところだ。
しかし、あえて言うならば、たまたま、愚劣な幹部に当った不幸の中にある日本、と見たい。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110412/dst11041203040004-n1.htm
特に、満州のノモハンで日本軍と戦った旧ソ連軍指揮官の将軍が敵の日本軍を「下士官優秀、下級将校普通、上級幹部は愚劣」と評したと言う。秦郁彦は、この事を引き合いに出して、今の災害と原発事故に対処している政府と東電幹部が正に「愚劣な上級幹部」に当る、と辛らつだ。「下士官優秀」とは、今回の場合、原発施設の中で奮闘している下請企業の現場責任者と作業員の方達、自衛隊、消防等を指す。
今も昔も日本人は変わっていない、と見るべきなのか。それとも、今の日本の「上級幹部」がたまたま愚劣な連中だったのか。判断が難しいところだ。
しかし、あえて言うならば、たまたま、愚劣な幹部に当った不幸の中にある日本、と見たい。