よし坊のあっちこっち

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癌とは闘うべきなのか

2014年01月07日 | いろいろ
ヤシキタカジンの死が報じられた。誠に残念である。しかし、手術後に復帰して再び休養に入ったと聞いた時、もう無理だろうな、と言うのが偽らざる思いであった。

癌にもいろいろあるが、完治可能な癌は今もって少ない。早期発見が叫ばれ、医者も患者も格闘しているが、数ヶ月、数年の延命はあっても根治には相当な距離があると素人ながら思うのである。

癌が話題になる度にワイフと話す事がある。それはあたかもお互いの意志表示を確認している作業のようなものなのだが、癌になったらお互いどうするか。今のところ二人とも同じ方向である。”癌になったらジタバタしない。手術による延命は止める”のが我々二人の考えである。但しそれには条件があって、痛みを和らげる為の処置を医者から受ける。これが無ければのた打ち回る事になるからだ。これが可能ならば残された時間でやりたい事をやろう、と言い合っている。

父親は68歳の時肝臓がんが見つかり余命6ヶ月と診断され、手術をしたもののきっちり6ヶ月でこの世を去った。手術後も病院を出る事は無く、最後は管に繋がれ最後を迎えた。病院任せの6ヶ月より家族との一ヶ月の方が遥かに意味が有ったのではないかと今になって思うのだが、当時はそこまで頭が回らなかった。だから、自分の時はそうしたいと思う。