よし坊のあっちこっち

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我が家のおせち

2007年01月16日 | アメリカ通信
今年も12回目の海外正月を迎えた。思えば、日本に居たときの年末の買出し狂騒曲が嘘のような、毎年のアメリカの正月である。

内容は別にしても、正月は一応キチンとやろうと、毎年ワイフはおせち作りに精を出してくれる。たまたま、友人から譲り受けた電気炬燵があるので、それにあたりながら、年末カウントダウンをテレビで見、年越し蕎麦を食べて新年を迎える。

さすがに12回となると内容も大分変わってきた。当初は、それこそ、日本並みの盛りだくさんで、なます、酢牛蒡、ゴマメ、出し巻き卵、昆布巻き、紅白蒲鉾、こんにゃく、栗の甘露煮、シイタケ、小芋、黒豆、海老にコハダ。もちろん最後にお雑煮である。(お雑煮については、ワイフと娘が関西産なので、娘は関西風の白味噌を毎回主張するのだが、今の所関東風の澄まし汁で通している。)

ところが、こっちの正月は元旦のみで、日本の三が日というわけには行かない。加えて、日本に居る時もそうだったが、二日も三日も同じ料理は飽きて、最後は"もうたくさん"、となって、残ってしまう。

そんなわけで、年々内容が縮小されて来た。まず、蒲鉾だが、こちらに入荷するものは冷凍なのでパサパサで美味くなく、まず味でカット。黒豆は、丹波の黒豆でないと美味くない。今年は前の残りが有ったからかろうじて食せたが、来年は分からない。コハダは、好物なので、やや、酢の利きすぎた冷凍ものだが、欠かさず食している。栗の甘露煮は、今年はデザートのマロンケーキに変身した。昆布巻きは、娘が毎年正月狙いで来るので、日本から持参してもらう。

ということで、今年は、元旦一日分の量を目標に、極めてシンプルな内容を実現、これが今後の我が家の定番おせちとなる可能性大である。朝、昼で何とか全部食べきったのが、写真の内容である。晩は、早くも、鍋となってしまった。

今頃、日本もおせちは、百貨店で買うものらしい。おせち料理そのものに魅力が無いのも事実だが、一年に一日くらい、定番の料理でパーティをするのも悪くはないとも思う。しかし、年々、若い人が遠ざかって行くとなれば、50年後の元旦の風景とはいかがなるものか、ちょっと想像出来ない。


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2 コメント

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迎春 (JFC)
2007-01-19 18:41:48
やっと今年もよし坊さんのメールが拝見できて光栄です。
僕はよし坊さんとは逆の12年ぶりの日本の正月を迎えました。日本のおせち料理を頂き早朝から初日の出を拝ませて頂き、おまけに赤富士も拝見させて頂きました。今年も一年アメリカの情報で懐かしがらせてください。
関西出身の関東人より
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春よ来い (よし坊)
2007-01-21 05:51:05
JFCさん
久しぶりの日本の正月はいいでしょう。ネタは築地やアメ横で新鮮なのが手に入るでしょうね。昔は12月に会議があって3日程東京へ行く事が有りましたので、必ず築地で正月のネタを買って帰りましたので、お正月のおせちの内容も結構盛りだくさんでしたが、最近は12月に帰ることもなくなりました。関西の味を忘れずに、頑張ってください。
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