よし坊のあっちこっち

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アメリカ人は利巧か

2009年11月20日 | アメリカ通信
今更する質問でもあるまいが、答えはハイ、イエス、ウィ、スィ、ネ。例えばのノーべル賞。調べてみて驚く。アメリカはダントツの三桁300人台。続くイギリスが100人台である。日本人も優秀だと言われているがまだまだだ。確かにアジアでは群を抜いてはいるが。もちろん、これだけで利巧か否かを決めるわけにはいかんのだが。

アメリカで関心する事が二つある。一つはお釣の出し方。日本人は算数が結構得意だから、簡単な掛け算暗算は得意だ。つり銭を出す方も貰う方も引き算で答えを出すのに慣れている。アメリカでは、そうならない。例えば、15ドルの買い物をして20ドル札を出すと、商品の15ドルを基礎に1ドル札を16、17,18,19,20と5回数えながら出してくる。それを貰って取引終了となる。最初は、なんだ、アメリカ人は引き算も出来ないのか、等と、ちょって見下す気分になるが、後でよくよく考えると、これが、何とも合理的であり、何しろ間違えない。これは頭が良いとか悪いとかの問題ではない事に気がつく。

もうひとつ、小銭の交換だ。日本では10円玉や50円玉をお札に換えようと銀行に行くと、機械で計算をして換えてくれるそうだが、アメリカは専用の包装紙が売っていて、それに入れて包めば、数えなくてもいくらと分かる仕掛けである。しっかり包んだ物を銀行に持って行くと、中身なんかは数えない。信用しているというか、包みを見ればいくら入っているか分かるので、ものの二分で換えてくれる。
何とも合理的というか、確かに日本と違う。

それで思い出したが、日本の銀行、1円でも違っていれば行員残業で計算のやり直し、それが合うまでやるらしい。最後は合わなければ支店長決裁みたいな事になるのだろう。こっちはそんな事をやる事自体時間の無駄だとして、残業なんかやるわけが無い。人間ミスは付き物として、どこかで合理的に割り切っているのだろう。その点、日本のやり方は、人間を信用していないような匂いがする。

昔ワイフが日本の銀行でお金をおろした時、余分な千円が何故か出てきたそうだ。銀行の申し出たら、機械は絶対間違いません、と言って千円は持って行くようにいわれた。その晩、銀行から電話が来て、申し訳ない、千円合わない事が分かったの取りに来るとのこと。

お国事情というやつだ。


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