よし坊のあっちこっち

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由々しき事態になってきた

2010年06月08日 | アメリカ通信
ルイジアナ沖のBP油田のオイルリークは、日を追う毎に大変なことになりつつある。取り合えずキャップをはめて吸い上げているが、それでも半分くらいしか回収出来ていないから、オイル漏れは続き、とうとうアラバマのペンサコーラのビーチ迄タールの塊が辿り着く事態となった。

何が腹が立つかと言うと、ペンサコーラの直ぐ隣が、アメリカで最も美しい、真っ白な決めの細かい砂浜を持つデスティンの海岸があり、そこはよし坊の釣り場の一つだからだ。このまま行けば、此処だけでなくガルフの海岸全部がアウトになり兼ねない。

ルイジアナは、あのハリケーン・カトリーナ被害から未だ完全に立ち直っていないのに、今年はハリケーンのオンパレード予想だから、直撃したら目も当てられないことになる。

何故、国が解決に出動しないのか、不思議に思っていたら、約20年前にアラスカで起こったオイル事故を切っ掛けに、政府は介入出来ない法律になったらしい。確かに、民間会社の不始末だから、その会社がお手上げになり、救援を国に頼まない限りは手が出せないのだろう。

事故や不祥事があると、知らないことが明るみに出るが、石油会社のうちで、BPの事故が一番多いという。二番目がシェルらしい。経済危機が続く中、メキシコ湾岸の各州は、踏んだり蹴ったりである。夏場の観光シーズンを「どないしてくれるんや」と叫んでいる。
まずい兆候は、90年代に比べ、オイル漏れ事故の件数は飛躍的に増大しており、業界の安全に対する甘さが指摘され始めているから、一段落した後の政府による公聴会での「Grilling」は見ものである。庶民から見れば、石油会社の日頃のボロ儲け状態には頭にきているから、おおいにシゴイて欲しい。

鯵のタタキに鯵フライ、鰆の刺身。今年は食べられるのだろうか。


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