映画音楽でも有名なこの映画を何十年ぶりかで観た。OK牧場の決闘として有名で、以降いろいろな俳優で映画化されてきたが、時代とともに決闘シーンが派手さを加えていく中で、西部劇の古典のひとつとされるジョン・フォード監督の手になるこの作品は、派手さはなく淡々と話が展開されていく。
物語は、ワイアット・アープ兄弟が仕事で牛追いの途中、因縁のクラントン兄弟と出会うところから始まる。映画の背景は、遠くにトゥームストンの町が見え、その向こうにはモニュメント・バレーの岩山がシルエットのように点在している。もちろん、トゥームストンとモニュメント・バレーは実際にはそんなに近くではないのだが、映画のロケーションとしては、”いかにも西部の”という感じが出ている。
ヘンリー・フォンダのワイアット・アープ、ビクター・マチュアのドク・ホリデイを配し、最後のOK牧場の決闘では、後々の映画が好んで使ったような両陣営が至近距離で対峙し、派手に打ち合う方法ではなく、実際に起こった戦い方に近いものを再現したとフォード監督自身が語っている。
最後のシーンがまた良い。決して饒舌ではないアープがつかの間に心を通わせたクレメンタインに残すセリフだ。「 Ma'am, I sure like that name, Clementine」。そしてモニュメント・バレーの彼方に去っていく。
物語は、ワイアット・アープ兄弟が仕事で牛追いの途中、因縁のクラントン兄弟と出会うところから始まる。映画の背景は、遠くにトゥームストンの町が見え、その向こうにはモニュメント・バレーの岩山がシルエットのように点在している。もちろん、トゥームストンとモニュメント・バレーは実際にはそんなに近くではないのだが、映画のロケーションとしては、”いかにも西部の”という感じが出ている。
ヘンリー・フォンダのワイアット・アープ、ビクター・マチュアのドク・ホリデイを配し、最後のOK牧場の決闘では、後々の映画が好んで使ったような両陣営が至近距離で対峙し、派手に打ち合う方法ではなく、実際に起こった戦い方に近いものを再現したとフォード監督自身が語っている。
最後のシーンがまた良い。決して饒舌ではないアープがつかの間に心を通わせたクレメンタインに残すセリフだ。「 Ma'am, I sure like that name, Clementine」。そしてモニュメント・バレーの彼方に去っていく。