よし坊のあっちこっち

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今更、「国技」もないだろう

2007年10月01日 | いろいろ
若い力士が稽古のシゴキで死んでしまった可哀想な今回の事件は、何が異常かと言うと、「金属バット」が使われた事だ。我々が野球以外で「金属バット」に遭遇したのは、もう何年も前、20年以上になるのではないか、少年が親を金属バットで殴り殺すと言う、凄惨な事件があった。殺人に金属バットが初めて使われた事件。だから、野球以外での「金属バット」は死の匂いが付きまとう。

この前も友人と話をしていたのだが、相撲部屋のシゴキは竹刀だろう。昔からそのイメージだ。竹とか鞭による刑罰は日本や他国でも昔はあった。何故これらが使われるかと言うと、素人でも想像が付くが、シナリが有る分、体表やそれに近い部分への痛みに留まるということ。人間の知恵が働いていたとも言える。今は昔の知恵が働かない。そんな事はへっちゃらだ。

お上から「国技剥奪」をチラつかせられ、慌てて腰を上げ事情聴取をする協会。「国技」である為に相当な援助金が出ているのだろうから、お上には楯突けない。あきれたもんだが、今更「国技」でもないだろう。以前にも書いたが、相撲には相変わらず八百長の影が付き纏っている。これが一向にメスが入らないのがオカシイ。火の無いところに煙が立たない、が道理。

これで、新弟子応募の日本の若者は減り、実態をしらない外国の若者がドンドン多くなり、そのうち半分くらいは外国人の関取だ。不人気加速は必至だ。そろそろ「国技」の看板をどこで下ろすか考えないといけない。

ワイフは、プロレスを「あんな八百長」と言って毛嫌いするが、プロレスは立派なものだ。八百長と思うからそうなるのである。あれは、キチンと大筋のシナリオがあり、強靭に身体を鍛えた役者が勧善懲悪のドラマを演じているのだ。観客はそれを承知で、今日はどんなドラマだ、と観る。
それからすれば、相撲の世界、いや、日本相撲協会は「国技」という大看板の裏側で魑魅魍魎。

普通、こういう不祥事を起こすと、組織のトップは辞任するが、魑魅魍魎の親玉はそんな事はするまい。


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4 コメント

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相撲取り (ogitetsu)
2007-10-02 23:09:55
相撲取りは中学を出て、狭い世界に入って、強くなればタニマチが付いて、若い世間知らずの時から、チヤホヤされるわけですよね。今回の師匠の言動を見ていると、とても歳相応の態度だと思えません。
相撲を引退してからの社会人教育も必要だと思います。

オギ
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国際化 (よし坊)
2007-10-03 04:39:24
世間のレベルとは違う連中が運営しているわけだから、相当何かが変わらなければ、この世界の改革も難しいと思います。こうなったら、7割くらいが外国人になって、兎に角色々な問題を起こしまくって、一度ぐちゃぐちゃにするしかない。日本人だけでなく、外国からも批判の矢面にたって漸く何かをしなければ、となる。日本は常に外圧を使うしか、襟を正せない国民でしょう。
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プロレスの思い出 (Saw Dust)
2007-10-04 11:48:44
私も中学のころ大のプロレスファン。学校の帰りに買う新聞は5円の「東スポ」でした。それが高校に行って8歳上の兄貴に「あれは、八百長だ」と言われてショック。大学生の時、夏休みで宮崎にある友達の親戚の家に泊まっていた時、そこのプロレス好きのオヤジにテレビを前にして「これは演技だ、真剣勝負ではない」といったらがっかりしていた。今でもあの時は余計なことを言ったもんだと悔いています。
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Show と Sports (よし坊)
2007-10-04 23:55:09
昔は15分一本勝負が前座で、メーンイベントは61分三本勝負だったと記憶してます。確か、60分でなくて、61分だったような記憶ですが、もしそうだとしたら、何故余計な一分が付いていたのだろうか。それとも記憶違いか。
それにしても、プロレスをショーではなくスポーツだと信じきっている人も結構いるとしたら、その違いを分からせるのも微妙だね。
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