
【うんちく】

キビナゴはニシン目ニシン科キビナゴ属の魚です。

外洋を回遊していたキビナゴは、初夏に産卵のために海岸に押し
寄せます。

そして、直径1㍉程の卵を海藻や岩礁などに産みつけます。

やがて孵化した稚魚は動物性プランクトンを食べて成長します。
昼間は水面近くを、夜には中底層を大きな群れで遊泳し、5㌢位に
成長すると外洋へと旅立ちます。

1年で成熟し、翌年の春から夏に産卵のために再び海岸に戻って
くるというライフサイクルです。

寿命は1~2年と言われています。

銀白色の帯をキラキラ輝かせながら、海面すれすれを泳ぐキビナゴ
の大群は実に美しく、その姿は「波のしずく」とか「海の宝石」と
言われるほど。
















