今日は昆布の日です!
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利尻昆布だけのシンプルな昆布鍋
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まずは~押しとく~?
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日本昆布協会では、毎年11月15日を『こんぶの日』と決めています。
11月15日といえば「七五三」。
この日のお祝いに、育ち盛りのお子さんが栄養豊富な昆布を食べて 元気に育ってほしいという願い、
また、昆布を食べる習慣をつけてほしいという思いから、1982年にこの日を『昆布の日』と決めました。
更に この時期は、その年に収穫された昆布が新昆布として市場に出回る時季でもあります。
今日は昆布・・・食わへん?
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まずは~押しとく~?
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コンブ(昆布)
【語源】
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昆布の語源は中国語説、アイヌ語説、日本語説の3通りあります。
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書物にコンブが登場する最古のものは中国の漢代初期以前で、
「カンプ」と記されています。
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昆布という字が当てられるようになったのは紀元300年頃とされて
います。
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この文字がその後、中国から日本に伝わったという説が一つ。
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昆布の煮物
起源はアイヌ語にあるのではという説もあります。
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元来、中国には昆布は分布していなかったと考えられ、それを中国に
伝えたのがアイヌだったと言います。
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その根拠はアイヌ語の「クンプ」です。
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これは「水中の岩に生える草」と言う意味で、昆布の事を指します。
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また、「コンプ・モイ」と呼ばれる地名も北海道にあり、釧路の
昆布森、根室の昆布盛を指しているようです。
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「昆布の入り江」の意味と考えられています。
一方、日本語説では、昆布の古語「ヒロメ=広布」、これを音読
すると「コウフ」、これが転じて「コンブ」になったと言う説も
あります。
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【旬】
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近年、養殖が盛んで、天然昆布の出荷量を超えつつありますが、
旬は、7~9月。夏が旬です。
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【うんちく】
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北の海の産物である昆布が日本の古い文献に登場するのは、8世紀
初頭のことです。
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東北地方より大和朝廷に献上されていたことが記されています。
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鎌倉時代以降になると和人の蝦夷地(北海道)開発が進み、
昆布は重要な交易品として海路敦賀に運ばれ、京に入り、瀬戸内を
経て大阪、そして江戸に・・・。
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さらに九州、琉球へと長い年月をかけて広がっていきました。
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この間、昆布は各地の食文化に溶け込み、それぞれの昆布文化を
育んでいきました。
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当時中国貿易の中継点だった沖縄は現代でも、昆布の消費量が
トップクラスです。
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切り昆布
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【昆布の主な種類】
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まずは、真昆布。
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道南の松前~室蘭、青森県小泊~宮城県に分布しています。
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上品な甘味のある澄んだ出汁が取れ、大阪方面で出汁昆布として
最も使用されているようです。
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2つ目は、利尻昆布。
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石狩湾~利尻・礼文島~知床半島に分布しています。
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見た目は真昆布によく似ていますが、旨味は真昆布より薄く、上品な
風味の澄んだ出汁が取れます。京都料理に欠かせない昆布です。
3つ目は羅臼昆布。
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正式名はエナガオニコンブといいます。
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厚岸~羅臼、歯舞諸島に分布しています。昆布の王様と呼ばれるほど
旨味が濃く、香りの高い出汁が取れますが、やや黄色みがかっていま
す。
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透明度を重んじる京都には不向きなようです。
4つ目は日高昆布。
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正式名は三石(みついし)昆布といいます。
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渡島半島~日高~白糠、青森県太平洋側~三陸に分布しています。
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甘味が少なく出し汁に若干色が付きますが、煮上がりが早くて
柔らかいのが特徴です。
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出汁と煮物が兼用できる便利さが支持されて、関東で最も使用され
ています。
5つ目は長昆布。
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その名の通り最も長い昆布で、生産量が最も多く、釧路~根室、
歯舞諸島に分布しています。
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繊維質が少なく柔らかいので出汁には不向きです。
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昆布巻きやおでんなどに用いられる、煮物専用の昆布です。
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早煮昆布の商品名が付いていることも多いようです。
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【ブランド・産地】
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産地は、北海道が概ね しめています。東北でもわずかに・・・・。
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ブランドとしては、たくさんありますが、羅臼昆布がトップ・ブラ
ンドと言えるでしょう。
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鯛の昆布〆~塩昆布和え
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【産地ならでは漁師料理】
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産地であっても、出汁とりが主な使われ方のようです。
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よって特別な料理は見当たりませんが、これほど日本食文化に
根ざした食材はないのでは・・・?
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味だけでなく、出し汁の色にまでこだわり、使い分けられる昆布。
また、この旨みを感じ取る舌を持つのは元来、日本人だけだとか・・
日本人の味覚をも作り出した、すごい食材なのです。
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【栄養と効果・健康】
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海水中のミネラル・ビタミンをたっぷりと吸い込んだ昆布のヘルシー
パワーはすごいです。
ビタミンではB群、ビタミンKをかなり含んでいます。カロチンも緑黄色野菜に
匹敵するほど含んでいます。
ミネラルでは、カルシウム、マグネシウム、カリウム、亜鉛、ヨウ素
、鉄分などを多く含む上、消化吸収率が高い~究極の健康食です。
また、フコイダン、アルギン酸などの食物繊維も豊富で、血中の
コレステロールを減らしたり、大腸がんの抑制、血圧上昇の抑制、
免疫機能を高めるなどの作用が期待できます。
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子持ち昆布のにぎり寿司
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プロが選んだ・・・・魚の【のれん街】
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