ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

スマホと生活マナーの変化

2024年09月24日 | 日記

                   コスモス

 私は依然としてガラケーを使っている。Gメールに対応していないので、友人からはスマホにしてほしい、と要望があるのだが、特段不便でもないので、故障するまでガラケーを続けていくつもりである。問題なのは代理店から故障対応を終了したとの通知がきていること。その結果、電話帳が再生できなくなることが心配だが、記憶装置が破壊するわけではないので、データは取り出せるはずだと楽観している。
 そこでスマホについてだが、思うことがある。
 スマホの利用者はなぜ、あんなに依存するのか、ということ。電車の中はまあ、当然として、歩きながら、食事をしながら覗きこむ、そして何かと撮影する、時には自転車に乗りなら、、、。 危険この上ない。そんなに急いで見ることがあるのか。そんな大事なことなら立ち止まって読んだらどうか。
 スマホがこんなに利用されるのには訳がありそうだ。
 スマホの形や大きさに大いに関係があるのではないか、と思う。つまりポケットに入れるには大きすぎる。バックにしまうと不便だ。そこで常に手に持つことになる。だから歩きながらでも見たくなるに違いない。
 しかも入力操作が片手で、できるようになっている。パソコンだと両手を使う。
 私にはスマホの過度な利用は生活マナーの破壊のように思える。昔、テレビが家庭に普及したとき、生活習慣や日常の話題が一変した。しかしその変化は家庭内のことであったが、スマホの普及は社会的な生活様式をも変えてきているように思う。
 ネット情報が膨大に広がっていることによる購買行動の変化、言論にとどまらず、詐欺や偽情報の拡大、キャッシュレスの普及、全てスマホが絡んでいる。
 スマホの普及による世の中の変化、識者の研究が進んでいるといいのだが。【彬】
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〈政治と金〉問題

2024年09月17日 | 日記

             イヌタデ=アカマンマ

 自民党総裁戦がたけなわ。争点になっているのが、夫婦別姓、そして政治と金、といった問題。私はとても不満である。

 夫婦同姓で苦労している人というのは、どんな人なのか。身のまわりにそんな人はいない。政治と金は、岸田政権を頓挫させて話題だが、本来、政治と金はつきものだ。政治というのは利害の調整だから、当然、金がからむ。それを国家予算で処理するわけだが、予算以前にさまざまな活動がある。政治的な課題を見出したら、調査とか視察とかの活動があって、そこにお金がからむ。政治家の宿命だ。清貧な政治など空想もいいところだ。保守とか革新とか関係がない。プラトンの「国家編」の時代から、政治と金はつきものである。政治には金がかかるから、法律で政党助成金を出すように決めたのではないか。領収書をだせ、とかの言辞など最低の議論である。金にこだわるなら、政治活動費の最高額、例えば1,000万円と決めておけばいいだけである。

 前回、指摘したように自民党には綱領がある。その綱領が自民党政治の根幹である。だからその綱領にそって論議をすすめてほしい。すなわち、憲法改正、エネルギー源の確保、社会保障など。

 こうした本来の課題が論議されないのは、マスコミが、お金のことや別姓に拘るからからであろう。マスコミのための総裁戦ではない。自民党の総裁選である。自らの党の綱領を吟味することを最優先してほしい。【彬】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自民党党首選に思う

2024年09月10日 | 日記

           ハイビスカス

 自由民主党の総裁選挙が盛り上がっている。当然だろう。今まで派閥勢力の合従連衡で決着がついていたものが、純粋に選挙で決することになったのだから。今までのボス政治から能力のある若手の争いとなっているのだ。
 でも、同じ党員なのだから、若手とベテランで政策が変わるはずがない。でも報道されているところだと、大分、違うようだ。そこで自民党の政治綱領を調べてみる。共産党ならいざ知らず、そんなものがあるのか、と思う人がいるかもしれないが、政党である限り、綱領は厳としてある。
 自由民主党の誕生は、1955年に日本の保守政党であった自由党と日本民主党(現在の民主党ではない)が合同、いわゆる保守合同によって、自由民主党が結成されたことから始まる。
 以来、いくつかの変遷をへて、現在の綱領=平成17年が制定されている。
 この綱領は主に以下の10項目を定めている。
  1 新しい憲法の制定
  2 国際感覚豊かな高い志を求める
  3 小さな政府を求める
    4 持続可能な社会保障制度の確立
    5 世界一安全・安心な社会を求める
    6 食糧・エネルギーの安定的確保
    7 国際競争力の確保
  8 循環型社会の構築
  9 男女が共に支え合う社会
 10 生きがいと潤いのある社会

   この中で自民党的とも言える綱領は、憲法改正と、小さな政府、持続的社会保障、エネルギー確保の4つと言っていいだろう。これが現在の自民党、あるいは保守政党の基本的な政策・方針と言っていい。
 ところで、この4点、現政権ではうまく機能していない。関連する多くの政策は先送りである。理由はいくつかあるが、単なる保守的な視点からでは、解決不能な難題となっているからだ。その結果、行政組織は肥大化して、こども庁などという不思議な機構を発足させる。小さな政府の理念とは正反対である。
 保守の理想・理念はなぜ実現できないのか。
 私が思うに、上記10項目の理念は、北欧風な福祉国家論、それに欧米風な自由主義をミックスしたものだが、それぞれが限界状況を呈しているからに他ならない。原因は、インターネットに代表される言論や情報の錯綜、それに偽情報が絡む。そんなコミュニケーション状況下では、政治的経済的自由を根本とする自由社会は機能しがたい。それに負担と受給のバランスが少子高齢化で崩れ、赤字が累積する状況。
 自民党は、自ら掲げた政策綱領が危機に瀕しているのだ。議員たち、投票権のある党員の人たち、願わくば、そのことを理解しての選挙であったほしい。【彬】
 *自民党の綱領は紹介した平成17年版を補完する形で22年版が制定されているが、基本的な思想は同じである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マンション大規模改修工事

2024年09月06日 | 日記

 今、僕の住むマンションの大規模改修工事が行われている。工事は、7月中旬から11月いっぱいいまでの予定。現在、予定通り進行中ということで安心している。

 この工事、改めて計画作成から、施工会社との契約までを振り返ると感慨深いものがある。

 話は、3年前に遡る。僕は、修繕委員長なので、工事の進め方を纏めることになった。施工会社をどこにするか、工事金額、工事範囲、をどうするか? 素人なので、友人のマンション管理士に相談したり、法定講習テキストで勉強したり、様々検討した。紆余曲折、行ったり来たりして、3年かかり、施工会社、工事範囲、金額、がきまった。

 ところで、工事には興味深いことが見られる。・・・・・

 工事全体の姿。遠くからは、全体が足場で囲まれた変哲のないものだが、住民の目、つまり内側からの僕の目からは、足場が実にうまく組み立てられ、美しい。合理的に作られたものは美しいと思う。機能美だ。

 当初、工事開始は、4月であったが、都合で、7月からとなった。うまくいかないものだ。酷暑の中の作業は過酷だ。だが、職人たちは、キビキビと動く。足場の大きな部材を、1階から上階に次々投げ上げていく。危ないんじゃないかと見ていたが、難なく、進める。プロである。

 さて、修繕工事から、人の健康管理が連想される。僕は、もともと、丈夫で健康なのがとりえと思っていたが。年が重なり、この数年キビシイ病に見舞われた。普段、予防のため、検査、をしていたので、早期発見、治療でき、今、普通の生活をしている。

 マンション大規模改修工事は、人でいう、健康のための、予防、検査ではないかと思う。建物が、長く健康でいられるために必要なのだな、と。

   2024年9月5日   岩下賢治

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気象のことがわからない

2024年09月04日 | 日記

                  白粉花

 連日35°を越す今夏の異例とも言える高温多湿は、本当の原因が分からない。地球温暖化などのフレーズに逃げたくない。
 
 昔から気象のことが気になって毎日天気予報をこまめに見聞きしてきた。みなさん、同じだと思う。当然のことながら、述べられることは、今日明日の予報ばかりだ。でも、ある時から、明日の晴れや雨のことよりも、天気の全体的=地球的な様子を知りたいと思うようになった。もちろん、そんなこと、自分で調べればいいことだ。そこで、何年か前から書物などを買って読んでみるのだが、一向に理解が進まない。というより、私には難しすぎる。
 例えば、予報の基礎となっている〈気圧〉というのがわからない。地球の重力によって地軸に大気が引き寄せられる空気の速さや重さのことなのだろうか。なら大気は常に上から下に降ってくるのか。反対に上昇気流というのがある。これは分かる。水蒸気のように熱せられると、湯気が立ち上る。気圧というのが分からないから、低気圧、高気圧というのが分からない。高気圧というのは、大気中の重力より、引力が強く働くからなのだろうか。現象として低気圧だと悪天候、高気圧だと上天気というのは、気象を理解しているから分かるのではなくて、天気予報で述べているから納得しているだけである。
 前線というのも分からない。寒冷前線が発達し、などというが、気象上の前線というは、単に高気圧と低気圧の境目ではなさそうだ。寒冷前線と温暖前線の違いもよく分からない。
 などと疑問ばかりで、入門書として膾炙している講談社のブルーバックスにある「気象学入門」と読んだのだが、よく分からない。私にはどうも理系の基礎知識が足らないらしい。
 目次を見ると、1 雲のしくみ 2 雨と雪のしくみ 3 気温のしくみ 4 風のしくみ 5 低気圧・高気圧と前線のしくみ 6 台風のしくみ 7 天気予報のしくみ、となっているのです。分かりやすそう。でも私には理解できなかった。
 気象については各所で関心があって、新潮社のPR誌「波」でも連載がある。題して「天気のからくり」これもよく理解できない。私は理系の知識の素養がないらしい。でも気象のあり方、そのことを理解したい、と今夏は特に思う。【彬】

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする