ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

桜の仲間も忘れないで

2014年03月31日 | 日記

 

 桜が満開となったが、似たような花にユスラウメがある。ウメだから梅に近いのだが、花の時期は桜に近い。梅も桜もバラ科サクラ属で、種類によりなかなか見分けがつかないが、ユスラウメの場合は梅雨時に瑞々しい深紅の実をつける。甘酸っぱい味で、子どものころ、好んで食べたものである。

 袴田事件の再審が決まった。事実のねつ造・えん罪の可能性が高いようだが、遠くの私たちには推測の余地すらない。事件の判決は検察の出す証拠に対し、弁護側が対抗していくわけだから、検察の悪行を叩くというのも当然ながら、弁護側がそれを許したという力不足も問題視しなくてはならないと思う。大岡昇平に「事件」という作品があって、弁護士が無罪を実証していく話しだった。

 風潮というのは恐ろしいもので、今回再審が決定されるや、その決定を出した裁判官にお礼状を出そうなどと馬鹿げた意見を堂々と述べる識者?まで現れる始末である。また裁判官の判決の最終文句は説教調で鬱陶しい。有罪かどうかを判断するのが、裁判官であって、人倫を述べる必要はまったくないのである。【彬】

 

 

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