拙い絵ですが、充電式乾電池です。
私たちの身の回りは現代科学に覆われている。テレビ、パソコン、家電製品、電気水道、その他もろもろ。しかし私たちはそれらの科学的な仕組みは一切知らない。ただ、それらの製品の成果を甘受して利用しているだけである。もちろん、それで良い。理解しないと利用すべきではない、などというアナクロニズムには与したくない。パソコンや携帯電話など、その仕組みの理解には、全く程遠いが、でも大いに利用してしかるべき現代の利器である。
とはいえ、あまりにも無知なことに気づいて愕然とすることがある。その一つが電気である。
中学の理科に出てくるはずだが、電流を司るものとしての電圧、そして電流の流れとしての直流と交流、その関連がよく理解できていない。別に知らなくても差し障りはないのだが、現代社会を未来の方向に構想する時に、電気の基本はおおよそでもよいから、理解しておきたいものだ。コンセントの周りに、テレビからゲーム機器、パソコン、電話機などの配線がこんがらって、アダプターが何種類か熱を発している様子をみるにつけ、私たちは電気についての基本的な理解が進んでいないことに気がつくのだ.。普通に、 ECアダプターってなに? ECってどういう意味?
だが、調べても理解できない。私たちはそういう時代に生きているのである。
科学との接点の取り方が難しい。それが、原発や地震の恐怖症につながっているのではないか。【彬】