アメリカ大統領にトランプ氏が選出された。僕は、大変話題となった選挙戦の過程で多くのことを考えた。それを、日本の一市民の僕が、わざと書くものでもあるまいが、・・・いや、少し書いてもいいではないか。
考えたことは、「超大国、アメリカはいかなる国家であるべきか。」
絶大な権力を有する大統領に、米国民は誰を選んだのか。それは、以下の組み合わせで選ばれたのでないかと思う。
課題は、外交、安全保障、経済、内政・文化(人種、宗教、教育、・・・移民政策等々)等、で、これらを踏まえて。
A.現状はうまくいっている。この延長でOK。
B.現状はうまくいっていない。変革が必要。
を、
1.米国人として、個人の立場として
2.米国内全体を見たうえで
3.世界の中でアメリカの役割を見て
選挙結果は、B*1=過半数→トランプ氏、となったようである。
そもそも、選挙とは個人的利害の表明なのであるから、僕は、こういう結果になると想像していた。
「超大国の、アメリカはいかなる国であるべきか。」を考えるための全体的な知識は、テレビ、新聞、書物等の、メディアを通し得られる。多くの、メディアは、寛容でリベラルだから、クリントン側に寄る傾向にあり、そして受け入られると思っていた。だが、トランプ氏に決まった。よって、メディアにとっては多いなる番狂わせ、ということになる。
さて、世界的な経済停滞、所得格差、移民に関わる諸問題、他、を背景に、ヨーロッパでも、保守化、右翼化の傾向があるようだ。それは歴史の必然であろう。が、人間は、歴史のなかで多くの知識を得てきた。遠く先を見れば、紆余曲折しながらも、グローバル化は進んでいくだろう。バランスのとれたグローバル化。それはどんなものなのか。
これは、また機会を見て、書いていきたいと思います。
11月12日 岩下賢治