小春日和の一日、皇居二重橋前のお堀でカルガモやカワウに混じってカイツブリの番を観ることができた。既に冬羽に生え変わったのだろう、黒々とした羽で、その丸っこい体を水面に浮かばせていた。
カイツブリは一見すると鴨のように見えるが、嘴を見れば、違いがはっきりする。鴨はヘラべったい嘴で水面をグチュグチュいわせて漁る。カイツブリは尖っていて、餌は水中に潜って獲る。鵜も潜るが、こちらは本職で、バサッと潜ると1分ほどたっても出てこない。そして潜った位置からだいぶ離れたところに浮上する。カイツブリは潜ってもせいぜい10数秒ほど。そして同じところに出てくる。そして潜る時の音がかわいらしく、ボコッ。。。だ。
今の時期は、木々の葉が落ち、渡りの時期と重なるせいか、鳥たちの動きが活発に思える。疲れた時には、川辺に行って水鳥を観察するのもよい。【彬】