子供の頃から、夏休みにはまとまったことをやってきたが、そんな習慣が今でもある。今年の夏は、高校生向けの生物の参考書を最初から通して読んだ。いや、勉強した。
以前、2度ほど読んでいるが、難しいせいもあり、浅い読み方だったが、今回は深く読もうとした。
高校生物は、「生物基礎」と「生物」に分かれているが、両方をまとめて扱っている。あらためて、読み物としても、大変面白いものだと思う。
46億年前の地球の誕生とその後の変貌、生命の誕生、そして、生物の起源と進化。細胞と分子。生殖と遺伝。動物の行動、植物の環境対応。人間活動と生態系の保全。・・・・・・。生物の壮大な物語。だが、本当は「読み物」ではない。やはり、勉強するの「書物」だろう。強い意識がないと、先へ進めない。難しい部分は、ネットで動画配信の授業をみる。高校生か受験生になった気分。
この夏、何とか、読了したが、終わった感はない。まだまだ感が残る。
さて、克服しなければならない多くの問題、ウイルス、ワクチン、そして、環境問題、地球温暖化、・・・・等への基礎知識が「高校生物」にふくまれている。今の高校生はしっかり勉強しているだろう。充分おとなの僕は将来を担う彼らに期待する。
絵は、参考書の中の挿し絵をスケッチしたもの。
2021年8月27日 岩下賢治