ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

曖昧なブランド

2024年01月25日 | 日記

                りんごとタンカン

 私はよくコンビニでカップ麺を買う。誰でもがそうだと思う。
 そのカップ麺だが、商品の表示が腑に落ちない。ブランド名=商標は、通常はメーカーが保有しているはずだが、その食品会社ではなく、コンビニ名になっているのだ。例えば、東洋水産というメーカーであるものが、セブンイレブンになっている。日清食品の天ぷらそばを買おうと思うと、セブンイレブンの天ぷらそばになっている。
 これはどういうことなのだろうか。
 流通業者の意向が強く、流通業者名でないと消費ルートに乗らなくなっているのだろうか。あるいは品質保証は流通業者が責任を持つということなのだろうか。
 食品に限らず、電気製品、衣料品、文房具、生花、等々、今やアマゾンや楽天とかいった販売者が全てを仕切っているように思う。
 私のような老人には、なんだか時代の進み方が変に思える。生産者と消費者の接点が、空虚なのである。だからネット上の安価に釣られ、例えば、靴、下着、衣料品など、不要不急な物品を買ってしまう。
 そんなことを漠然と考えているのだが、最近、私の住む街は、古い建物の改築が進んでいて、新しいビルがどんどんできる。そのビルにどんな店が入るのかと期待していると、結果はなんと、どこもコンビニである。それにドラッグストア。通りを隔てた目の前に、同じ店名の商店があるというのに。
 様々な小売店が消え、店頭で品定めをできるのは、コンビニだけ、というのはなんとも味気ない。これがネット時代の社会というのだろうか。【彬】

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