ガクアジサイ
自治体がおこなっている恒例の健康診断、診断結果を伺ってきました。
チェックされるポイントは毎回同じで、高血圧。拡張期が150前後、収縮期が90前後。通常なら降圧剤を処方されるのだが、コレステロールやγGTPなどの値は正常値内なので、私は「いらない」と言って断っている。この薬は継続剤で、途中で止めるわけにはいかない。医者も理解しており、
「ご家族で高血圧の方はいらっしゃいますか」
と聞く。私は
「遺伝関係では高血圧症の人はいませんが、それより心臓病の血統のようです」
と答える。すると
「心臓が悪いから高血圧になるのですよ、、、」
「血圧の高いのは心臓の問題ではなく、血管の問題ではないのですか」
「それもそうですが、心臓が問題です」
という。そこで話が飛んで、
「先生、心臓を鍛えることはできないんですか。心臓も筋肉で動くんでしょ」
「難しいですね。聞いたこともないが、、、」
「腸も腸内環境を良くするとか、言いますが、腸も筋肉で動いているのでしょう。腸を鍛えることはできないのですか」
「血流を良くするのは可能だと思いますが、筋肉ですか、、、」
などど言って、話が途切れてしまった。
循環器系、消化器系とも、私たちの内臓は特定の筋肉で動いているはずである。解剖すると筋肉らしき筋繊維が見えないのかもしれないが、たとえ消化吸収する繊毛であっても、筋肉が作用していて、自律神経系統がこれを指示しているのは明らかなように思う。筋肉がなければ、動きようがないのではないか。
内部組織だから外から直接働きかけはできないが、外から刺激を与えることはできると思う。大昔から健康法の一つとされている、腹式呼吸などはその典型ではないかと思う。
腹式は消化器系だと思うが、心臓や肺など、理にかなった調整法があるのではないか、などど思う次第。ノーベル賞ものだが、、、、。【彬】