「もぐら寿司」って驚かれると思いますが土中のモグラでは有りませんからご安心を。
ここ、十日町市松代地域では「ナラタケ」を「もぐら」と呼ぶのです。従ってこのキノコ汁は「もぐら汁」!
ゼンマイや根曲竹の煮物です。手前の「ワラつと」が珍しい。昔は「納豆」の発酵に使われていましたね。
主宰者の村山さんに聞いたけれど、昔は御呼ばれの席で残ったご馳走はこうして持ち帰ったとか。
「ヒシの実」が有りますが、これもなんと2種類。
スベルべは鬼ヒシ、姫ヒシの違いがあることさえ知りませんでした。
圧巻はずらりと並んだ果実酒かな。
果実酒ばかりではなくて「蔓人参」と言う植物の根を漬け込んだ薬酒さえ有りました。
ほら、なんと19種類ですよ。
すべての味見をしたら腰が抜けちゃいそうですね。元は焼酎ですから。
呑兵衛スベルべは勿体ない事に最初から最後まで「どぶろく」一本やり。
「どぶろく」は『密造酒』なんてあるところがご愛嬌。昔ほど税務署さんも叱らないのですがね。
(続く)