身体の動かし方が少ないのか、老化なのか食べたいものが見つからない。
厚いステーキなんて、まったく食指が動かず、簡単にマトンの焼き肉です。
マトンには、思い出がある。若いころ職場でよく食べていました。
同僚にハム工場の縁のある人がいて、時々そこからマトンを大量に仕入れた。
どうして食べたかと言うと、「シャブシャブ」です。
それも豪快と言うか、ストーブに大きなバケツを載せて、そのお湯で食べたのです。
クセも少なく、あっさりとしていて、薬缶で燗をつけるお酒にぴったり。
高級なラムよりも、なんだか庶民的な感じもする、マトンは労働者むきかな。
何はともあれ、簡単な食事でもバランスは考える。
葉物野菜とニラ、ニンジンを茹でて刻みのりを載せて酢で味付け。
我が家製の切り干し大根とニンジン、打ち豆の煮もの。
揚げ物、薩摩揚げ、椎茸なども入りますから、結構バランスも良いのかな。
里芋も、春を迎えますからそろそろ食べ終えなくてはならない。
簡単に茹でて、皮を剥き味噌味のたれなどを着けて食べます。
と、ほぼ食べ物がそろったところで、ワイングラスが久しぶりに並ぶ。
夕方になると飲みたくなるのは「依存症かな」なんて笑いながらの一杯です。