伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

イングリッシュ・ブレークファスト

2008-02-08 23:01:00 | Weblog

イギリスは食い物がまずい・・・・ そう聞いていた。渡英した時に食べるものはあるのか。お茶漬け海苔を持っていかなくて良いのか。その前にライスはあるのか。 ホテルも予約せずにどうにかなるさと渡英した。一泊目は知人の家にお世話になることになっていた。2日目である。ゆきたんくのわがままで、ウェールズとイングランドにまたがっているハージェスト・リッジ(前述のマイク・オールフイールドのセカンドアルバムのタイトルになった場所)に行きたい。30年来の夢をかなえたい。ということでゆきたんくの運転する車は目的地に向かっていた。 途中までは順調だった。ストーンヘンジを見た。ウッドヘンジも見た。ソールズベリ大聖堂も見た。よし、次はハージェスト・リッジだと車を飛ばした。 ところが道に迷い、あらぬ方向に… バース行きのバスとすれ違い、ブリストルまでは順調だった。ブリストルからヘレフォードまでいけば、ハージェスト・リッジのあるキングトンはすぐ隣である。 途中で橋を渡っていることに気づいた。ブリストルとヘレフォードは陸続きのはずである。神田の書店で買ったA3版のブリテイン・アトラスを見て確認した。北西へ行くはずが西へ行っているのだ。結局予定時間2時間での移動が3時間半になってしまった。

ブリストルからヘレフォードに向かったはずが…

道の途中で目に入った看板がB&Bのパンディであった。B&BというのはBed & Brealfast(一泊、朝食付き)の宿のことである。14£50、日本円で3000円くらいである。ロンドン市内のホテルに比べてなんと安いことか。宿はここに決めた。マスターのアランさんは若い頃イギリス海軍で上陸はしなかったが横須賀沖に1週間ほど停泊したことがあるという。 たった4人の一行に、12人泊まれるロッジを貸してくれた。

B&B パンディ・イン

右奥の建物がブラックマウンテンロッジで12人泊まれる

ここに4人で泊まった。

夕食はヘレフォードのインディアン・レストラン(カレーハウス)でとった。なかなかの味であった。40センチ以上はあった「ナン」を写真に撮るのを忘れてしまった。

 

翌朝、恒例の朝の散歩を済ませると食事である。

 金魚鉢のようなティーポット

たっぷりのソーセージとハッシュポテト、金魚鉢のような大きなティーポット、トーストにシリアル、アランさんが「ウィズエグ」と聞いてきたがよく分からなかった。ゆっくり言ってくれるように頼むと「With egg」のことだと分かった。 イギリスの旅のサイトに写真を投稿して、自信たっぷりに「イングリッシュ・ブレークファスト」を食べてきましたとやったことがあるが、後に英文で、「これは、本物のイングリッシュ・ブレークファストではない、血のソーセージや…」と叱られてしまった。知ったかぶりはいけない、おのぼりさんになっていたのである。アランさんが卵はいるかとか聞いてくれたことから考えると、好き嫌いがはっきりしているものについては最初から出さなかったのかもしれない。とはいえ、とてもおいしくいただいた。腹も一杯で旅に向かう元気も出てきたのである。(次の日の宿はまだ考えていなかった。いきあたりばったりな私である。) イギリスは食い物が旨い所もあることを伝えておく。

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