伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

玉子サンド

2008-02-28 20:47:57 | Weblog
 久しぶりに食い物ネタで。

 ゆきたんくの大好物の一つに玉子サンドがある。
 たまごは卵とも書くが、サンドイッチには玉子という表示が合っている気がする。多分、子供の頃からの好物なので、その頃に書けた漢字は玉子であったからだと思う。

 行き着けの喫茶店で、ウインナーコーヒーを頼み、玉子サンドを注文する。マスターはコーヒーを淹れてくれている。ママは玉子サンドを作ってくれている。

 卵は固ゆで卵、そうハードボイルドである。それを殻を剥いて小さなカップに入れ、マヨネーズを入れてスプーンで和える。卵の白身と黄身の大きさが一様ではないので、卵の味とマヨネーズの味と、合わさった味といろいろと楽しめる。

と、誰も注文をしていないのに、オムレツを作るママ。
そのオムレツがまた美味しそうなのである。
フライパンの上でクルクル回る箸、その下で透明な白身と黄身が固まりながら混ざっていくが、ツヤのあるトロリとした出来具合。
「あぁ~、喰いたい!」声に出さない、叫びをあげるゆきたんく。

ママは、その出来立てのオムレツをなんとスプーンですくってしまったのである。
せっかくの形が崩れるではないか。なんということをするのだ。

そのオムレツの行き先は、バターを塗った食パンである。丁寧に一定の厚さでオムレツをパンに塗り、マヨネーズをかけ、薄く切ったきゅうりを置き、もう一枚のパンを載せる。そして耳を落として皿に盛った。「誰が食べるんだ?」と思っていると、その皿の行き先はゆきたんくではないか。

そう、注文した玉子サンドは、はさんだ玉子がオムレツという品物であった。

普通、玉子サンドというと冷製である。この玉子サンドは温かいのである。そしてトロリとした玉子とマヨネーズのコラボレーション。そう、舌の上でトロケルのである。それをきゅうりのパリッとした感触がしめてくれる。
なんとも官能的な一品なのである。

あぁ、幸せである。

マスター、ごめん忘れてた。ウインナーコーヒーも最高だよ。
コメント (2)
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