のんびりぽつぽつ

日常のこと、本のこと、大好きなこと・・・
いろいろ、と。
のんびりと。

「ねこのばば」

2007年01月06日 14時50分05秒 | ☆本☆
畠中 恵 著 新潮文庫。

待ちに待った若だんなシリーズ・・・じゃないね、しゃばけシリーズ第3作目の文庫化。首をながぁ~~~く、ろくろ首にして待っておりました~

お正月休みに読もうと思って大事に取っておいたのですが、結局、帰省から帰宅後に読み終わるという・・・短い帰省は本なんて読んでる時間はほとんど無いんだよ~~~(読みが甘すぎ・・)

相変わらず一日に3回死に掛けても驚かない弱い身体の持ち主、長崎屋の若だんな、一太郎。
でも、今回は結構外出をして活躍しているお話だったなあ、と思います。
妖怪に迫力があって、かなり怖い話(産土)や、現代に通じる人間の怖い話(ねこのばば)もあったり、、若だんなのちょっと複雑な想いを覗かせてくれるお話(たまやたまや)もあったり、、前2作以上に楽しめる一冊でした。

産土、がすごく怖かったけれど(鳥肌たったし・・)良かったな。一瞬本気で・・・・!!!!!・・・・と思いましたよ。佐助の気持ちがすごく伝わる、切ないお話。

畠中さんって・・やっぱり私は短編が好きだなあ。
しゃばけシリーズにしても、1冊目より2.3冊目の短編集がおもしろい。
ぎゅううう~~~~っと焦点が煮詰めてあって、中身がすごく濃いんです。
現代物も長編を一冊読んだけれど、ちょっと疲れてしまったりしたし・・(^^;)

ああ~しゃばけシリーズ4作目「みぃつけた」が文庫化されるのはいつでしょう~?
(それでももうハードカバーは出てるわけで、いずれ手元に置ける安心感がありますが。。素子さんに比べれば、お安い御用な待つ時間。。あはははは~~~~)
コメント (2)
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