その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(そば)

2012-08-21 12:18:15 | 夢屋工房

ひと晩眠れば、体調も戻る。さすがに、本日の朝仕事はパスしましたけれど…^^;
それでも秋野菜の苗に灌水しないと、この暑さで萎れてしまうし、ナスも収穫しないと爆発しそうな勢いであります。まぁ、生き物とお付き合いするということはこういうこと…こちらの体調などお構い無しなのであります。水の回りが悪い田んぼに転作作物として、今年初めて「そば」の種を播いてみました。雨も降らずトラクターで耕起したところに播いただけなのに、しっかり芽を出しております。「あたしゃ、主のおそばに居たいのよ。」などと、落語の一節に出て来そうな文句を諳んじながら、たくましい「そば」の双葉を見つめております。「そば」は救荒作物であり、かなり粗放的な栽培でも収穫できる作物であります。試験的な栽培面積なので、そば粉にまで出来るかどうかは疑問でありますが、まぁ何でも挑戦…自分自身の身の回りに変化を与えることで、飽き易い性格を何とか農作業に繋いでいるのであります^^;

山形市内在住の『さくら子ちゃん(H.N.)』からコメントをいただきました。題して「1反で?」…『夢屋水田』の「ヒメノモチ」の収量を5俵と推計したことに対して、山形市内でも1反(10a)当たり8~10俵(480Kg~600Kg)は収穫できると聞いているとのご質問でありました。
山形県置賜地方では、山間地域や平場での違いはありますが、10a当たりの収量を10俵(600kg)として思い描きます。実際に、『夢屋本田』の水稲共済(稲の収穫保険)の基準収量は620Kgであり、『夢屋国王』が想定する平年作は「はえぬき」12俵(720Kg)であります。一方、今年初めて手掛けている「ヒメノモチ」の場合は、10a当たりの収量を8俵(480Kg)と予測しているので、6.5aの『夢屋水田』では、5.2俵(312Kg)とそろばん勘定をしているのであります。
何故こんなに収量に違いが出るのでしょうか?「スズメが刺さる(つつく)」のも原因のひとつではありますが、画像のように白い穂(秕…しいな)…不稔の籾が多いことが一番の原因であるようです。うるち米の圃場と遜色の無い出穂の状態でありましたが、乳熟期以降、画像のように白い穂をした場所がかなり目立つようになりました。これも品種特性のひとつです。
山形県が力を入れている「つや姫」の場合は、基準収量を9俵まで落として品質管理をしております。『夢屋国王』が作付けしている「はえぬき」も食味ランキングでは常にAランク入りする品種でありますが、多肥栽培してもイネ自体が肥料を消化してくれます。一方、「コシヒカリ」や「つや姫」の場合は、多肥栽培をしてしまうと草丈が伸びてしまい倒伏し易くなる。倒伏し、籾が濡れることで米の品質が下がってしまう。素人には栽培が難しい品種なのであります。さらには、多肥栽培(窒素過多)は、米に含まれるアミノ酸値が高くなり、雑味が生じて食味値が落ちてしまうと言われております。そこで、目標とする基準収量をワザと9俵まで落とした品質管理をするのです。
TPPなど、将来的に外国産米の輸入量が増えても、食味の良さを武器に生き残り(価格の維持)を図ろうと言うひとつの戦略なのであります。
『さくら子ちゃん(H.N.)』が、彼のおそばに居られるようになりましたら、お節介な『夢屋オジサン』は、お祝いに「一生(一升)餅」でも搗いてあげようかなどと、さらなるお節介を妄想しているのでありますよ^^;

※「一升餅」とは、地方によって風習に違いがあります。「一生食べ物に困らないように」とか「一生の重みを背負わせてしまう」など。一歳の誕生日前に立った子どもには『たったらもち』などと言って、一升餅を風呂敷に包んで背負わせたりするのでありますが…

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夢屋工房(だっすい)

2012-08-20 12:29:29 | 夢屋工房

金曜日から夏休みで3連休^^;
結局のところ、畑の草むしりで終わってしまいました。夕刻、同級生が集まるから一杯やろうと友人『ノロ君』が飲み会のご案内…止せば良いのに、最後のひと畝に挑み、汗をかいてシャワーで流したものの、ビールをひと缶飲んだら動けなくなってしまいました。実に見事な脱水症状…汗が出ない、声が出ない、オシッコも出ない…食欲も無いから取りあえず横になって様子を見る。夜の9時頃、ようやく味噌汁なら飲めそうだと思い、立て続けにお椀に三杯?ブドウ糖の補給に点滴代わりのブドウをひと房?現代医学では考えられないような『夢屋療法』で、額に汗が滲み始めたのであります(良かった良かった)^^;
草は小まめに刈っていたはずなのだけれども、どうしてもこの節負けてしまう。何かひと工夫必要なようでありますが、今のところ直接対決を挑むしか方法がありません。(畑の中で除草剤を使っていないので…)

この時期、雑草の如く増え続けるのが、前オーナーが植え付けたペパーミントでありまして、葉を摘んでミント水でも…などと言っているうちは悠長なのでありますが、見る間に増殖を開始いたします。茎と葉柄の辺りから新たな根を出すようで、伸びて倒れては、そこから株を増やして勢力を拡大していくのであります。必要としないものが増え続ける…婦女子のお肉と同じでありまして、落としたいと思った頃にはもう手遅れなのでありますよ(余計なお世話ではありますが)。
ミンミンゼミが地中から現れては、羽化して飛んでゆく…これ脱皮。今日は少しだけ大人しくしていようなどと、本業の出稼ぎの手抜きを考える『夢屋国王』でありましたとさ。(これ脱力^^;)

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夢屋工房(ひでん)

2012-08-19 20:03:24 | 夢屋工房

寝苦しい…何故か眠れない…そうか、踊り疲れて昼寝したからか…眠れない原因にたどり着くまで、また眠れなくなるおバカな『夢屋国王』であります。肉体疲労が溜まっているのに、日中昼寝をしたせいでアルコールの海から解放された脳ミソだけは復活し眠れない…こんな時は、読みかけの小説でも読んで眠気を誘うのが一番なのであるけれども、大人の眼鏡(老眼鏡)がないと字が霞んで本が読めない。精神と肉体の疲労バランスが崩れているお年頃の『夢屋国王』であります^^;
秋野菜を植え付ける場所を確保するために、伸び放題になってしまった雑草を処理しなければならないのでありますが、ひと畝の草をむしるのに約1時間…いつ終わるとも知れない作業を続けていると、作業着はオパンツも含めて汗でグチャグチャ…甲子園で熱闘を繰り広げる高校球児の爽やかな汗に比べ、オジサンの汗は粘り気があるようで、日に二度三度とシャワーでも浴びないと体中の至るところに汗疹が吹き出てきてしまいます。こんなこと止めてしまおうかと思いつつ、小説の中の登場人物(王進先生…「楊令伝」)を思い出し、これもまた剣の道の修行であると訳の分らない妄想をして、作業を続けるのであります。何をやっても飽きやすい『夢屋国王』が、ここ4年間飽きもせずに作業を続けられるのも、毎年の変化と成果を実感できるからでありまして、生業として誰かにやらされている仕事ならば、きっと投げ出していることだろうと思うのであります。

「万歳!」…見ようによっては、毛深い類人猿のようにも見える光景は、晩生の「秘伝豆」の花であります。山形県の北部海岸地方(庄内)は砂地で「だだちゃ豆」が特産品でありますが、県南の置賜地方は土壌が粘土質で、この豆が栽培に適しているらしい。早生種の「湯上り娘」は、お盆用の豆としていただき、本日『剣キチ会』のメンバーにご馳走してほぼ消化し、時期をずらして植えた「幸福豆」を次のビールのつまみにすれば、いよいよ「秘伝豆」の出番であります。時期的にはお彼岸の頃、丁度「ヒメノモチ」収穫祭には「じんだんもち」として、皆に振舞うことができるのではないだろうか^^;
この時期、ニンジンやダイコンといった根菜類を除けば、ほぼ自宅で消費する野菜類は自給できている。いや、余剰部分は出稼ぎ先で非農家の子たちに配って消化しているから、かなりの生産量ではあります。今年はニンジン栽培にも挑戦しているので、ほぼ自家消費用の全種類の栽培は達成できそうであります。あとは、ホウレンソウやコマツナといった軟弱物への挑戦なのでありますが、如何せん、体がひとつしかないので時間が取れないのであります。転作田にはソバを播いてみたし、大豆はこの冬、豆腐作りに挑戦する素材になります。遊びの世界は拡がるのでありますが、あとは毎日が日曜日ならば…などと生活費を稼ぐための仕事も放棄してしまいそうな毎日…まぁ、大した仕事もしていないから良いかぁ~^^;
どこまでも呑気に、秋は深まっていくのであります。

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夢屋工房(ちち)

2012-08-18 11:48:12 | 夢屋工房

「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな(詠み人知らず)」

稲穂が出て約3週間経ちましたが、ただ突っ立ていた穂も風になびくようになりました。昨夜は「青竹ちょうちんまつり」で踊って、したたか飲んで、ストレスを発散して寝た…本日、夏休み^^; マルフ状態でまた脳ミソがアルコールの海に浮かび、何本かの脳細胞が確実に死んでいる。炎天下ではあるけれども、畑に出て秋野菜を植え付ける場所の草むしりをして汗を流し、血液の中のアルコールを抜くのであります。
宗教をやっても、哲学しても、おバカは治らないのでありまして、結果が分っている方向に自らを追い込んでいく…「自制」などという文字は『夢屋国語辞典(定価1,000円)』に載っていないのでありますよ。
太陽の光でキラキラ光る「防鳥テープ」は、風に吹かれて一段と輝いておりますが「スズメっこ」には何の効果も無いようであります。まだ、空籾のはずなのに…

ひと粒つまんで潰してみると、籾の中から乳状の液が溢れ出してきました…「乳熟期」突入であります。これならば「スズメっこ」らが「ささる(啄ばむ)」のも頷ける。大量のご馳走が目の前にあるのだから、キラキラ光るテープ程度で危険を感じるよりも、空腹と言う本能に引き摺られてしまうだろう…この線を超えたら、明日の朝は酷いぞという警戒ラインを、度々踏み越えてしまう『夢屋国王』と同じなのであります。
あと3週間もすれば登熟も進み、いよいよ稲刈りを迎えることになりますが、さて何俵獲れるでしょう?『夢屋国王』の予想では5俵といったところですが、取らぬタヌキの皮算用…収穫に思いを馳せるようになると、秋が一段と深まるのでありますよ^^;

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夢屋工房(しびれ)

2012-08-17 20:18:04 | 夢屋工房

最近、気になる女の子…『夢屋国王』の初恋の人に似ている…いや、二番目に憧れた人…とも違う、そう三番目に恋した彼女の子どもかもしれない…^^; な訳は無いのであります。何故なら、三番目に恋した彼女は、若き日に、この世の中から居なくなってしまったのでありますから。
盆の16日は、お帰りの日であるから、送り火など焚いて彼女の霊を送る…残念、我が在所には「送り火」の習慣は無いのであります。送る立場から、そのうち送られる立場になる…早い遅いの違いはありますが、今、生きている者たちにも平等に死は訪れるのであります。早世を不幸と思うことなかれ、残された者の心には、その方の想い出がいつまでも生き続けるのでありますから…。
だからと言って、死に急いではいけない。生き物には与えられた寿命というものがあって、楽しかろうが苦しかろうが、与えられた命があるうちは、精一杯生き続けなければいけない。死に急いでもいけないが、生き急いでもいけない。平々凡々、今を生きているのか死んでいるのかも分らないような毎日ではあるけれども、生きている内は、息をし続けなければいけないのであります。
もし、今が苦しくて死を選ぼうとしている君が居るとしたならば、もう少しだけ先延ばしに出来ないだろうか?どうせ、その内、皆に平等に死は訪れるのであるから、無理して死を選ぶ必要はない。生きれるだけ生きて、苦しみ、楽しんで、また苦しめば良い。今が、最低最悪の状態だとすれば、あとは楽しいことしか残っていないはずなのだから…^^;

腰に鈍痛が走る。肩が上がらない。指先に痺れを感じる。目が霞んで見えない…体の変調を数え始めたらきりがない。歳を重ねたのである。ゴルフはそこそこのスコアを残すことが出来たし、野球をする必要も無くなっている。キーボードをまだ叩く事は出来るし、つまらない新聞記事やオッカーの不始末を見る必要がない…必要が無いから衰えても差し支え無いのである。
娘たちも息子たちも、今輝かずして、いつ輝くのか?気になる女の子たちは、今を盛りに輝かなければいけないのであります。生きている必要が無いなどという生き物は、この世にはいない。今、死を選ぼうとしている君にも生きる意味があるのであります。死んで、今の苦しみから逃れる…一寸待ってください。親たちは、貴方の死によって、貴方以上の苦しみを味わうことになるのですから。
あ”~お盆は、陽気な『夢屋』も何故か宗教してしまうのであります。

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夢屋工房(ふうん)

2012-08-16 12:38:39 | 夢屋工房

日曜日の朝の彼は、実についていなかったようである。お墓の掃除に向かう途中の交差点、信号は黄色…当然、直進車両は止まるだろうと右折…あとは意識が朦朧とする中で、レントゲン検査をし、胸に多少の痛みを感じながら退院は出来たようである。なけなしの金をはたいて購入した軽自動車は全損…17日からの仕事へ通勤手段を失って退職(いわゆるクビ)、車は車検切れで無保険車両…後から30万円程度の罰金が科せられるだろう。
「レ・ミゼラブル」…不運の連続…「ふ~ん」と私は彼の話を聞き流す。まかり間違えば、命を失っていたのである。こうして生きていられるだけで儲け物ではないか。彼に「運」が無い訳ではない。人々が差し伸べる「幸運の糸」を自分自身で断ち切ってきただけなのである。そう、彼が如何に不幸かと言うことを吐き出し、ものの10分もしないうちに「中古の軽自動車で良いから手に入らないだろうか?」と甘えを述べる。お金が無いなら自転車を使え、まだ自分自身の動く両足があるではないか。人の善意を当てにしておきながら、俺ばかり苦労しているとのたまう。実はもう少々、苦労を味わう必要があるようである。

運が良いとか悪いとか、自分の境遇の悪さを嘆く人は多いけれども、命をつなぐ一本の糸だけはまだ切れていないと感謝する人は少ないのであります。「東南西北」…遊びの世界ではあるけれども、四人で行う麻雀というゲームに何故「風」という言葉を使うのだろうか?
確かに勝負勘(博才)というものは存在するし、「和了(ホーラ)」までの手順とテクニック、流れというものがあるのだけれど、素人でも勝つ時は勝つ。半荘、一荘と回を重ねて行くうちに、必ず自分に対して追い風となる局面が来るのである。追い風を逃さず、逆風に無理をしない…多くの場合、逆風にも係わらず逆転を狙って無理をし、弱気の虫が追い風を逃してしまう。たかが麻雀というなかれ、四角い麻雀卓の上にも人生が凝縮されているのでありますよ。
自分の幸運に気付かず、他人の成功だけを羨む…小人(しょうじん)とは、実に情け無い存在であります。そしてまた、自分自身が小人であることにも気付いていない私…ヒメグモの類が、イネの葉を上手に使って夜露をしのいでいると感じるか、人生の無情という糸に雁字がらめにされていると感じるか、受け手の感情で見方は大きく違ってくるのであります。
少なくとも、ヒメグモは彼の持つ能力を最大限に発揮して生きていると『夢屋国王』は感じるのであります。
生きとし生けるものに、幸いのあらんことを…今夜の『夢屋』は宗教家に変身するのでありましたとさ^^;

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夢屋工房(まるなす)

2012-08-15 12:12:55 | 夢屋工房

春、田んぼに水が入って大合唱していたアマガエルの声はいつの間にか消え、今はコオロギの鳴き声が響いております。ここは『夢屋国王』の領土であるにも係わらず、夜通し鳴いて自分の縄張りだと主張する。彼らは前脚に鼓膜を持った耳(ぎょうざのような耳じゃないですよ^^;)があることが分っており、物音や他の個体の鳴き声を聞き取っていると言われております。「聞く」というよりは、空気の振動を感じていると表現した方が正確なような気もしますけれど…。『夢屋王国』の国土面積は約3,000㎡、コオロギが鳴いて死守している領土は、一体どの程度の面積に及ぶのでしょうか?任意に草むらを1㎡ほど切り取って、そのエリアに存在する♂の数をかぞえれば、概ねの♂一匹の占有面積が弾き出せると思うのでありますが、今のところ畑の作物に実害を与えない昆虫については、私の身体に余裕が出来た時の調査課題として取っておきましょう。彼らの奏でるセレナーデが、コロコロと太った♀のお気に召せば、彼らの一生の目的は大方達成されたことになるのでありまして、私の睡眠を妨害しない程度の歌声であれば、「君のためにだけ創った唄~♪」と半ば詐欺師的な詩の文句であったとしても許してあげることにしましょう^^;

「秋茄子は嫁に食わすな。」などと申しますが、美味しい秋茄子を憎き嫁に食わせるのはもったいない。あるいは、秋茄子は身体を冷やすから、大事な嫁には食べさせるな、といった意味であると言われますが、私は嫁いびりの前者の説を支持するのであります^^;(我が家のオッカーは、茄子漬があまりお好きではないようですから、嫁いびりにはならないので大丈夫です。)
昔は、塩だけで漬けたナス1個で、ご飯は一膳食べられるなどと、嫁が食卓のナスに手を出すと嗜めた姑がいらっしゃったそうでありますが、今時、ナス1個で飯を食べろなんて言われたら、即、家を出て行かれてしまいますけど…いや、出て行くことを期待して、そう仕向けるのもひとつの手段かもしれない^^; いやいや、そんなことをしたら、明日から私の夕餉のおかずはナス一品ということにも成りかねないので、思ったとしても口に出してはいけない。そうである。初心に帰って「君のためだけに、作ったナス~♪」コオロギ♂と同じように、詐欺師的な詩を歌いながら、このテリトリーに留まっていただけるよう誠意を尽くさなければならないのであります。
昨日は、ナス漬けとナスの煮物とキュウリにレタス…たまには、肉食いてぇ~!!!!!

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夢屋工房(きらきら)

2012-08-14 21:37:59 | 夢屋工房

「道一本はさんで、スズメはオラホ(私の方)の田んぼにやって来る。スズメも美味いものを知っている。」新潟県と山形県境の地域では、新潟県の農家はコシヒカリの美味しさをそう言って自慢するという…本当かねぇ~^^;
しかし、『夢屋農園』の水田エリアでは現実にそんな光景を目にするのであります。『夢屋水田』の品種は「ヒメノモチ」、お隣の『善助さん』ちの田んぼは「はえぬき」であります。もち米はうるち米に比べて出穂が早いとはいうものの、ようやく穂揃期であり、穂の中身はまだ空っぽなはずでありますが、スズメたちは盛んに『夢屋水田』に降り立っております。(『善助さん』ちはさっぱり…。)もち米にはスズメがささる(米を食べに来る)と言われますが、こんなに早くスズメたちに啄ばまれるとは予想外であります^^;(←意外と喜んでいる。)ようやく色付いたデラウエア(ぶどう)とともに、スズメたちの餌場と化しております。
いくら気前の良い『夢屋国王』であっても、タダでスズメにご馳走する寛大な心は持ち合わせていないので、水田の周囲にキラキラ光る防鳥用のテープを張り巡らせることにしたのであります。


今年も、干瓢を懲りずに作っております^^;

不思議なもので、ご近所の畑ではトウモロコシがカラスの攻撃に晒されていると言うが、『夢屋農園』のトウモロコシは無事であります。「オメ(お前)のどこ(所)どうだぁ~?」とご近所のバアさんに聞かれるが、「うちのトウモロコシは、カラスも食わないほど不味いらしい…。」と答えることにしております。小玉スイカが実を着けた頃は、カラスに突かれていたようでありますが、スイカ畑にテグス(釣り糸)を張ってからは被害が出なくなりました。人間の目にも見えないような細い糸ではありますが、頭の良いカラスには何かの仕掛けに見えるらしく、危険を察知するのか近寄らないのであります。『夢屋農園』のトウモロコシ畑はその隣…合わせて『第2サティアン』の夢屋カフェは、遮光シート(銀色の天幕)をしているので、さらにカラスの接近を防いでいてくれるのかも知れません。
というお陰で『夢屋農園』の作物は今のところ無事に稔っております。昨夜は、旧盆のお墓参りに姉夫婦もやって来ました。成長した姪っ子たちに、自慢の枝豆「湯上り娘」を振る舞い、特製の「ナス漬け」を食べさせる…「これは、バァちゃんから…。」と言って、お盆小遣いを渡すのでありますが、カラスの攻撃より、頭の黒いカラス(姪っ子)たちにあげる小遣いの方が、『夢屋国王』の懐には痛い出費なのでありましたとさ^^;

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夢屋工房(いなほ)

2012-08-13 14:45:25 | 夢屋工房

旧盆の墓参り、昔は叔父貴たちが帰って来て従妹弟が集まり賑やかだったけれども、今では、それぞれが成人し家庭を持っているから、里帰りなどという事も無く、実に静かなお盆であります。長男の『ポン太郎君』でさえ、夏休みに入っても直ぐには帰って来ないとメールを寄こした。寂しさ半分、奴も大人に成ったなぁと喜び半分、親としては複雑な心境であります^^;
お盆が過ぎれば季節は一気に秋へと向かい、あと1ヶ月半で田んぼは収穫の時期を迎えるのでありまして、そこからは冬へとなだれ込む…毎年、同じ事の繰り返しでありますが、暑い々々と口説き文句を言っていられるのも今の内であります^^; まだまだ暑い日々は続くのでありますが、ハクサイやキャベツといった秋野菜の種を播き、秋取りのキュウリを雨除けハウスの中に植えてみました。一昨年よりは去年、去年よりは今年と、少しずつ進化している『夢屋農園』であります。


約2ヶ月前の田んぼです^^;

熱狂と悲鳴と寝不足を与えてくれたロンドンオリンピックは、男子ミドル級ボクシングで村田選手が、フリースタイル男子レスリング66Kg級では米満選手が金メダルを獲得し、有終の美を飾ってくれました。(オジサンは屋敷周りの草むしりをして、疲れて昼寝してましたけど…^^;)
若者たちの躍動と汗は美しく、オジサンの汗は、その成分まで違うのではないだろうかと思えるほど、鬱陶しくクサイ…それでもメゲルことなく、オジサンは草を刈り、作物を育てるのであります。


昨日の稲穂(もう、スズメの標的です^^;)

栄光の金メダルを首に掛けてもらい、賞賛の拍手を浴びた選手も居れば、思わぬ初戦敗退で、己の不甲斐なさに呆然とし涙を流した選手も居る。勝敗は表裏一体の物であり、敗者が居るから勝者も居るのであって、自分の都合どおり勝てるものでは無いのであります。改めて挑戦するか、限界を感じて退くかは人それぞれであります。
毎年、同じことを繰り返しているようだけれども、少しは工夫というスパイスも効かせている。お百姓さんだって、少しは考えて精進しているのであります。工夫や努力に対して、必ず結果が着いてくるというものでもない。時には余計なお世話をして枯らしてしまったり、草に負けそうになったり…必ずしも自分にとって良好な結果が得られるとは限らないのでありますが、流した汗は決して無駄にならないと信じて、体力と時間の限界に挑んでいるのであります。オリンピックに出場するアスリートたちと、畑に這いつくばるオジサンを同列化するつもりはありませんが、クサイ汗を流すオジサンにも、収穫と言う金メダルが待っているのでありますよ^^;
ちなみに、お盆用に植え込んだ枝豆「湯上り娘」は、甘い芳香を漂わせております。


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夢屋工房(あまごい)

2012-08-12 18:21:28 | 夢屋工房

天気予報では、昼過ぎから所によって雨…パラ、ぱら、パラ。確かに何粒かの雨が落ちて来ましたが、何の効果もありません。もう何日雨が降っていないでしょうか?畑の土はカラカラであります。喉も財布もカラカラ…肉体的にも精神的にもよろしくありません^^;
雨が降り続ければ、もう雨は要らないと言い、陽が降り続ければ、雨が欲しいと空の雨雲を探す。人間は実に我儘な生き物であります。しかし、口説き文句を言うのは人間だけでありまして、植物は枯れもせず、小さく固まることによって自己防衛をしているようであります。
こんな時、無力な人間が出来ることと言えば、天に向かって雨乞いでもするしかありません^^;

『夢屋王国』の智恵者である『アマ執政』も久々の登場であります。彼もまた、枯れかけたプラムの幹に登って、天を見上げております。呪術的な雨乞いは、彼のように高い所に登って火を焚くのが一般的でありまして、「叶え給え、降らせ給え…※#@&」などと、お呪いの文言を付け加えればさらに効果的かもしれません^^;
もうひとつ、雨乞いには禁忌を犯す…清浄に保つべきところを汚すなどということもある。ちなみに、私が子どもの頃は「びっき(カエル)を殺すと雨が降る。」などと、何の根拠も無い伝承が、子どもの間では信じられていたのでありますよ。これ試してみようか?(『アマ執政』冷や汗…^^;)
今ではネットの天気予報で、ある程度の雨の予測と期待が出来ますが、何の情報も得られなかった時代は、ホント藁にもすがる思いだったことだろうと、『アマ執政』の背後に回る呪術師『夢屋国王』でありましたとさ^^;

ただ今、ガライのスパイクが決まって、ブラジルが女子バレーボールを征しました。第1セットを見る限り、アメリカ娘の優位は不動と思われたのですが、やはりバレーボールはリズムのスポーツであります。

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