安倍首相は昨年6月、横浜で行われた第5回アフリカ開発会議(TICAD5)で、アブリカ54か国中39か国の首脳と会談してアフリカ諸国との外交強化を打ち出していました。
今回、その延長線で、コートジボワール、モザンビーク、エチオピア３か国を訪問しました。首相のサハラ砂漠以南のアフリカ歴訪は、2006年の小泉首相以来で8年ぶりとなるのですね。10年一昔といいますが、政権末期の小泉首相がなんとか歴訪した時でさえ中国の進出に後れをとっていたのですから、変動の激しい今日、このブランクは大きいと言わざるをえません。
一方、中国は、外務省の華春瑩報道官が、安倍首相のアフリカ外交強化の方針を念頭に「もし、ある国がアフリカ諸国を利用し中国に対抗しようと思うなら、その陰謀は実現するはずがない」と述べ、牽制していました。安倍政権のアフリカへの攻勢に、自信を示した発言ですが、裏返せば脅威を感じている証でもありますね。
. . . 本文を読む
ランキングに参加中。クリックして応援お願いします！
