尖閣の実効支配を日本が行っていることを根拠に、米国は尖閣が日米同盟の適用範囲と公言していることは、諸兄がご承知の通りです。それを一番最初に公言した米国政府要人は、国務長官時代のヒラリー・クリントンさんでした。今日では、オバマ大統領も公言するに至っています。但し、領土問題には、中立の態度を続けています。
なので、中国は海監を定期巡回させ、尖閣の近海を管理し、実効支配の実績造りに励んできました。近海の中国漁船の管理はもとより、日本漁船の管理も行い、日本漁船は中国の領土・領海ということで、近づくと攻撃される状況で、日本の巡視船も日本漁船が近づかないよう指導しているのが現状ですね。
つまり、日本の実効支配という、日米同盟の条件が、危うくなりつつあるのです。
そんな状況の中、これまでは離れた位置で徘徊していた中国海軍の艦船が、初めて接続水域に侵入し、中国の領海であることを主張する事態が発生したのですね。
徐々に滞在艦数を増やしながら、徐々に接近し、遂にロシア艦が侵入航行する機に乗じて侵入してきたのです。 . . . 本文を読む
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