米国で1月3日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数が108万2549人と過去最多を更新。
感染者数は2021年の12月30日の約59万人からわずか4日で2倍近くに増加。
「オミクロン株」の拡散が影響したためだと、米国在住のジャーナリストの 高濱 賛氏。
「オミクロン株の感染拡大速度が桁外れだ。感染者数の爆発的増加でワクチン接種率が低い一部地域では医療が逼迫する」と、バイデン大統領の首席医療顧問を務めるアントニー・ファウチ国立アレルギー感染症研究所長は、2021年末の時点で述べていて、それが的中。
今後、どうなるのか。「凶報」(Good News)と「吉報」(Good News)がある。
「凶報」は以下。
「感染拡大は、これから2週間半から4週間にわたって激増。(中略)ウイルスの大吹雪が襲ってくる」(ミネソタ大学のマイケル・オスターホルム医学部教授)
「吉報」は以下。
「オミクロン株には感染させたのち急速に自ら死滅する特徴がある」
「発生源は南アフリカだったが、同国では早ければ2月下旬には完全に滅んでしまうかもしれない」
南ア政府は、2021年12月30日、「すべての指針を見る限り、オミクロン株感染のピークは過ぎた」と宣言。英国でも峠は過ぎたようだ。
「オミクロン感染状況から分かるのは、症状は極めて軽度で、自己制限疾患性(自然治癒力)がある」
「無症状が1週間以上続いている感染者の80~90%は原状回復できると考えるのは理に適っている」
「米疾病管理センター(CDC)は陽性検査をせずに隔離するプロトコール(治療実施要綱)を半減し、ダブル・マスク着用を徹底させているようだが、インドも同様な措置をとっている」
共和党が、バイデン政権攻撃を開始。
トランプ政権は、新型コロナ感染が始まる前には、大統領選は優勢とされていましたが、感染が始まったことで過去の大統領選の当選者の獲得票数を絵を回りながらも、バイデン氏がさらに上回ったことで落選しました。
ひとえに新型コロナ感染拡大での批難が敗因でした。
変位株が次々生まれ、今、感染急拡大を生じているのは、オミクリン株。
大統領選時とは攻守逆転し、共和党が民主党への攻撃を開始しているのだそうです。
トランプ氏の「懐刀」だったステファン・ミラー前上級補佐官兼首席スピーチライターは、1月6日、ツイッターでバイデン氏の弾劾を主張したと。
「民主党はトランプ氏のやることなすことに同意できないという理由から、弾劾を武器に使って下院では多数派だということで弾劾決議案を可決・成立させた」
今度は、共和党が今年の中間選挙で下院議席を増やし、過半数を奪還する。その暁にはバイデン氏に対する弾劾決議案を上程し、可決成立させる」
と。
変位株の猛威はどこまで続くのか。最終的にコロナ禍は過ぎ去るのか、それはまさに神のみが知ること。
バイデン氏には悪い役回りといえる。下手をすると任期いっぱいコロナ禍と付き合わざるを得ないかもしれないと高濱氏。
それにつけてもなぜ米国ではコロナ禍がここまで進み、その対策に大わらわなのかと。
その原因とその後の傾向を分析した解説記事を紹介いただいています。
アリ・ソウファン氏が2017年に設立した独立超党派調査機関などの分析情報によると、「偽情報や巧みに操作された世論操作」による、宗教上や政治的信条などでの、マスク着用やワクチン接種の拒否。
犯人は、米国内や国外で暗躍する『悪意のある役者たち、現政権を意図的に、また計画的に狙い撃ちし、ダメージを与えようとしている者、現政権に反対する政治家たちとロシア政府機関だと。
米国務省グローバル・エンゲージメント・センターはロシアの4つのメディアを名指ししているのだそうです。
米国内には、科学的根拠に基づいてマスク着用やワクチン接種を呼びかける現政府当局者たちを『裏切者』『グローバリストによる謀議』だと批判する勢力が存在している。
その勢力が国家の分断・分裂を生じさせているとも。
『悪意のある役者たち』とは、当初からマクス着用やワクチン接種をあざ笑っていたトランプ氏やその側近、今なお拒否し続けている南部、中西部の共和党知事たちを指していることは間違いなさそうだと高濱氏。
マスクについてはそうですが、ワクチンは早くからトランプ氏が支援投資し、ご本人も選挙戦中の感染時に使用し短気に回復していましたね。
ウイルス感染拡大で政権の座に就いたバイデン氏。アフガンの撤退等の失政で、支持率が低下している様子。今度はウイルス感染拡大で、中間選挙で敗北するのか、要注目ですね。
# 冒頭の画像は、テッド・クルーズ上院議員
この花の名前は、リュウキュウツツジ
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感染者数は2021年の12月30日の約59万人からわずか4日で2倍近くに増加。
「オミクロン株」の拡散が影響したためだと、米国在住のジャーナリストの 高濱 賛氏。
「オミクロン株の感染拡大速度が桁外れだ。感染者数の爆発的増加でワクチン接種率が低い一部地域では医療が逼迫する」と、バイデン大統領の首席医療顧問を務めるアントニー・ファウチ国立アレルギー感染症研究所長は、2021年末の時点で述べていて、それが的中。
オミクロンは共和党の秘密兵器、バイデン弾劾を計画 親トランプのクルーズ上院議員が中間選挙後に決議案提出を示唆 | JBpress (ジェイビープレス) 2022.1.8(土) 高濱 賛
■新規感染者はついに108万人を突破
米国で1月3日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数が108万2549人と過去最多を更新した。
うち感染力の強い変異株「オミクロン株」感染者数は58.6%、「デルタ株」は41%。感染者数は2021年の12月30日の約59万人からわずか4日で2倍近くに増加してしまった。
年末年始で報告の滞った分が上乗せされたことに加え、「オミクロン株」の拡散が影響したためだ。
過去7日間の新規感染者数の合計も過去最多の336万人強で、1日平均で約48万人。米国民のおよそ100人に1人が最近1週間のうちに感染したことになる。
ジョー・バイデン大統領の首席医療顧問を務めるアントニー・ファウチ国立アレルギー感染症研究所長は2021年末の時点で、こう述べていた。
「オミクロン株の感染拡大速度が桁外れだ。感染者数の爆発的増加でワクチン接種率が低い一部地域では医療が逼迫する」
まさにその懸念は的中したことになる。
筆者の住むロサンゼルス郡では1月6日までに郡警察職員573人(うち警察官397人)、消防士201人、救急救命士299人がオミクロン株に感染している。
■「オミクロン株は自然消滅する」
今後、どうなるのか。「凶報」(Good News)と「吉報」(Good News)がある。
「凶報」とはこうだ。
「感染拡大は、これから2週間半から4週間にわたって激増する。一難去ってまた一難。新たなチャレンジが終わると次のチャレンジが襲ってくる。まさにウイルスの大吹雪が襲ってくる」(ミネソタ大学のマイケル・オスターホルム医学部教授)
「2週間ほどはこのままの状態で感染者数が増えていくだろうが、2か月後には抑え切れなくなる。カギはこの状況がいつまで続くかだ」(カリフォルニア大学サンフランシスコ校のボブ・ワッチャー医学部長)
「吉報」とは何か。
米医学関係者から得た非公式な情報に基づいて「ポリティコ」のアダム・キャンクリン記者はこう報じている。
「米国のウイルス専門家は目下、諸外国のオミクロン感染データにしがみついている。というのもオミクロン株には感染させたのち急速に自ら死滅する特徴がある」
「発生源は南アフリカだったが、同国では早ければ2月下旬には完全に滅んでしまうかもしれない」
南ア政府は、2021年12月30日、「すべての指針を見る限り、オミクロン株感染のピークは過ぎた」と宣言。英国でも峠は過ぎたようだ。
1月6日現在、感染者が9万人を超えているインドのマハラシトラ感染対策チームのシャシャンク・ジョシ博士もこの自然消滅説に同意している。
「これまでのオミクロン感染状況から分かるのは、症状は極めて軽度で、自己制限疾患性(自然治癒力)があることだ」
「無症状が1週間以上続いている感染者の80~90%は原状回復できると考えるのは理に適っている」
「米疾病管理センター(CDC)は陽性検査をせずに隔離するプロトコール(治療実施要綱)を半減し、ダブル・マスク着用を徹底させているようだが、インドも同様な措置をとっている」
■バイデン弾劾言い出したクルーズ上院議員
ことオミクリン株の感染については、連日感染者数が増え続けているにもかかわらず、専門家の間では今後については楽観視する向きが広がっている。
だが、メディアは感染増大の数字を基にセンセーショナルな報道に終始している。
野党共和党を中心にバイデン大統領に批判的な勢力は、コロナ禍発覚の2020年初頭のドナルド・トランプ大統領(当時)の初動の遅れは棚に上げ、バイデン政権のコロナ対策の「無策」を手厳しく批判している。
トランプ氏の「懐刀」だったステファン・ミラー前上級補佐官兼首席スピーチライターは、1月6日、ツイッターでバイデン氏の弾劾を主張したのだ。
「バイデン政権下で、これだけの米国民がコロナウイルスで命を落としている。バイデン氏の失政は万死に値する。弾劾せよ」
ミラー氏のツイッターには前段がある。
2024年の共和党大統領候補の一人と目されるテッド・クルーズ上院議員(テキサス州選出)が2021年12月、ポッドキャストの「テッド・クルーズ評決」(Verdict with Ted Cruz)番組でバイデン氏の弾劾を唱えたのだ。
「共和党は今年の中間選挙で下院議席を増やし、過半数を奪還する。その暁にはバイデン氏に対する弾劾決議案を上程し、可決成立させる」
「民主党はトランプ氏のやることなすことに同意できないという理由から、弾劾を武器に使って下院では多数派だということで弾劾決議案を可決・成立させた」
「民主党は越えてはならない一線を超えた。『雌ガモにいいことは雄ガモにもいい』(つまり、目には目を、歯には歯を)」
「弾劾理由は数限りなくあるが、その一つは、(トランプ氏が作った不法移民侵入措置の壁建設を中止させ)メキシコとの国境を無法状態にしてしまったことだ」
司会者の質問に答えるクルーズ氏の発言をめぐっては、ホワイトハウスの定例記者会見でも取り上げられた。
ジェン・サキ報道官は「誹謗中傷や選挙予想はいい加減にして超党派的合意を模索している民主党と一緒になってお働きになったらいかがでしょう」と反論した。
この一連のやり取りをワシントン・ポストが取り上げたため「大ニュース」となり、ミラー氏が「ワシントン・ポストは大まじめにこのニュースを取り上げた」と論戦に加わったのだ。
■マスク・ワクチン拒絶の背景にロシアの影
オミクロン株の次にはどんな変異株が発生するのか、最終的にコロナ禍は過ぎ去るのか、それはまさに神のみが知ること。
その意味では、バイデン氏には悪い役回りといえる。下手をすると任期いっぱいコロナ禍と付き合わざるを得ないかもしれない。
それにつけてもなぜ米国ではコロナ禍がここまで進み、その対策に大わらわなのか。
その原因とその後の傾向を分析した解説記事がある。
超党派の情報分析サイト「ザ・ソウファン・センター」(The Soufan Center=TSC)*1が発表する「IntelBrief」だ。
*1=米連邦捜査局(FBI)で特別捜査官を長年務めてきたアリ・ソウファン氏が2017年に設立した独立超党派調査機関。各分野の専門家がそれぞれの分野に関する情報を基に分析、各国政府機関や民間企業に分析情報を提供している。
これによると、米国内における一部市民がマスク着用やワクチン接種に拒否反応を示している原因は次のようなものだ。
注目されているのは、宗教上や政治的信条によって拒絶している背景には、そうした理由を裏付けさせる「偽情報や巧みに操作された世論操作」があるという。
一、コロナウイルス感染を予防するマスク着用やワクチン接種に疑問や不安感をばらまいているのは、米国内や国外で暗躍する『悪意のある役者たち』(Malign Actors)*2だ。
二、米国の現政権を意図的に、また計画的に狙い撃ちし、ダメージを与えようとしている。
三、偽情報キャンペーンを集中的に行ってきたのは現政権に反対する政治家たちとロシア政府機関だ。
米国務省グローバル・エンゲージメント・センターはロシアの4つのメディアを名指ししている。
ワクチンについては感染予防に効果がないという偽情報を流すだけでなく、欧米が開発したファイザーなどのワクチンは後遺症があるだけでなく、生命の危険にさらされるという偽警告情報まで発信している。
四、米国内には、科学的根拠に基づいてマスク着用やワクチン接種を呼びかける現政府当局者たちを『裏切者』『(世界主義を唱え、米国益をないがしろにする)グローバリストによる謀議』だと批判する勢力が存在している。
その勢力が国家の分断・分裂を生じさせている。
いま米国が直面している現実とは、『アメリカン・ライフを脅かす増大化する一片』(new reality in a growing slice of American life)といっても過言ではない。
*2=「悪意のある役者たち」が誰であるかについては名ざしを意図的に避けているが、当初からマクス着用やワクチン接種をあざ笑っていたトランプ氏やその側近、今なお拒否し続けている南部、中西部の共和党知事たちを指していることは間違いなさそうだ。
■新規感染者はついに108万人を突破
米国で1月3日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数が108万2549人と過去最多を更新した。
うち感染力の強い変異株「オミクロン株」感染者数は58.6%、「デルタ株」は41%。感染者数は2021年の12月30日の約59万人からわずか4日で2倍近くに増加してしまった。
年末年始で報告の滞った分が上乗せされたことに加え、「オミクロン株」の拡散が影響したためだ。
過去7日間の新規感染者数の合計も過去最多の336万人強で、1日平均で約48万人。米国民のおよそ100人に1人が最近1週間のうちに感染したことになる。
ジョー・バイデン大統領の首席医療顧問を務めるアントニー・ファウチ国立アレルギー感染症研究所長は2021年末の時点で、こう述べていた。
「オミクロン株の感染拡大速度が桁外れだ。感染者数の爆発的増加でワクチン接種率が低い一部地域では医療が逼迫する」
まさにその懸念は的中したことになる。
筆者の住むロサンゼルス郡では1月6日までに郡警察職員573人(うち警察官397人)、消防士201人、救急救命士299人がオミクロン株に感染している。
■「オミクロン株は自然消滅する」
今後、どうなるのか。「凶報」(Good News)と「吉報」(Good News)がある。
「凶報」とはこうだ。
「感染拡大は、これから2週間半から4週間にわたって激増する。一難去ってまた一難。新たなチャレンジが終わると次のチャレンジが襲ってくる。まさにウイルスの大吹雪が襲ってくる」(ミネソタ大学のマイケル・オスターホルム医学部教授)
「2週間ほどはこのままの状態で感染者数が増えていくだろうが、2か月後には抑え切れなくなる。カギはこの状況がいつまで続くかだ」(カリフォルニア大学サンフランシスコ校のボブ・ワッチャー医学部長)
「吉報」とは何か。
米医学関係者から得た非公式な情報に基づいて「ポリティコ」のアダム・キャンクリン記者はこう報じている。
「米国のウイルス専門家は目下、諸外国のオミクロン感染データにしがみついている。というのもオミクロン株には感染させたのち急速に自ら死滅する特徴がある」
「発生源は南アフリカだったが、同国では早ければ2月下旬には完全に滅んでしまうかもしれない」
南ア政府は、2021年12月30日、「すべての指針を見る限り、オミクロン株感染のピークは過ぎた」と宣言。英国でも峠は過ぎたようだ。
1月6日現在、感染者が9万人を超えているインドのマハラシトラ感染対策チームのシャシャンク・ジョシ博士もこの自然消滅説に同意している。
「これまでのオミクロン感染状況から分かるのは、症状は極めて軽度で、自己制限疾患性(自然治癒力)があることだ」
「無症状が1週間以上続いている感染者の80~90%は原状回復できると考えるのは理に適っている」
「米疾病管理センター(CDC)は陽性検査をせずに隔離するプロトコール(治療実施要綱)を半減し、ダブル・マスク着用を徹底させているようだが、インドも同様な措置をとっている」
■バイデン弾劾言い出したクルーズ上院議員
ことオミクリン株の感染については、連日感染者数が増え続けているにもかかわらず、専門家の間では今後については楽観視する向きが広がっている。
だが、メディアは感染増大の数字を基にセンセーショナルな報道に終始している。
野党共和党を中心にバイデン大統領に批判的な勢力は、コロナ禍発覚の2020年初頭のドナルド・トランプ大統領(当時)の初動の遅れは棚に上げ、バイデン政権のコロナ対策の「無策」を手厳しく批判している。
トランプ氏の「懐刀」だったステファン・ミラー前上級補佐官兼首席スピーチライターは、1月6日、ツイッターでバイデン氏の弾劾を主張したのだ。
「バイデン政権下で、これだけの米国民がコロナウイルスで命を落としている。バイデン氏の失政は万死に値する。弾劾せよ」
ミラー氏のツイッターには前段がある。
2024年の共和党大統領候補の一人と目されるテッド・クルーズ上院議員(テキサス州選出)が2021年12月、ポッドキャストの「テッド・クルーズ評決」(Verdict with Ted Cruz)番組でバイデン氏の弾劾を唱えたのだ。
「共和党は今年の中間選挙で下院議席を増やし、過半数を奪還する。その暁にはバイデン氏に対する弾劾決議案を上程し、可決成立させる」
「民主党はトランプ氏のやることなすことに同意できないという理由から、弾劾を武器に使って下院では多数派だということで弾劾決議案を可決・成立させた」
「民主党は越えてはならない一線を超えた。『雌ガモにいいことは雄ガモにもいい』(つまり、目には目を、歯には歯を)」
「弾劾理由は数限りなくあるが、その一つは、(トランプ氏が作った不法移民侵入措置の壁建設を中止させ)メキシコとの国境を無法状態にしてしまったことだ」
司会者の質問に答えるクルーズ氏の発言をめぐっては、ホワイトハウスの定例記者会見でも取り上げられた。
ジェン・サキ報道官は「誹謗中傷や選挙予想はいい加減にして超党派的合意を模索している民主党と一緒になってお働きになったらいかがでしょう」と反論した。
この一連のやり取りをワシントン・ポストが取り上げたため「大ニュース」となり、ミラー氏が「ワシントン・ポストは大まじめにこのニュースを取り上げた」と論戦に加わったのだ。
■マスク・ワクチン拒絶の背景にロシアの影
オミクロン株の次にはどんな変異株が発生するのか、最終的にコロナ禍は過ぎ去るのか、それはまさに神のみが知ること。
その意味では、バイデン氏には悪い役回りといえる。下手をすると任期いっぱいコロナ禍と付き合わざるを得ないかもしれない。
それにつけてもなぜ米国ではコロナ禍がここまで進み、その対策に大わらわなのか。
その原因とその後の傾向を分析した解説記事がある。
超党派の情報分析サイト「ザ・ソウファン・センター」(The Soufan Center=TSC)*1が発表する「IntelBrief」だ。
*1=米連邦捜査局(FBI)で特別捜査官を長年務めてきたアリ・ソウファン氏が2017年に設立した独立超党派調査機関。各分野の専門家がそれぞれの分野に関する情報を基に分析、各国政府機関や民間企業に分析情報を提供している。
これによると、米国内における一部市民がマスク着用やワクチン接種に拒否反応を示している原因は次のようなものだ。
注目されているのは、宗教上や政治的信条によって拒絶している背景には、そうした理由を裏付けさせる「偽情報や巧みに操作された世論操作」があるという。
一、コロナウイルス感染を予防するマスク着用やワクチン接種に疑問や不安感をばらまいているのは、米国内や国外で暗躍する『悪意のある役者たち』(Malign Actors)*2だ。
二、米国の現政権を意図的に、また計画的に狙い撃ちし、ダメージを与えようとしている。
三、偽情報キャンペーンを集中的に行ってきたのは現政権に反対する政治家たちとロシア政府機関だ。
米国務省グローバル・エンゲージメント・センターはロシアの4つのメディアを名指ししている。
ワクチンについては感染予防に効果がないという偽情報を流すだけでなく、欧米が開発したファイザーなどのワクチンは後遺症があるだけでなく、生命の危険にさらされるという偽警告情報まで発信している。
四、米国内には、科学的根拠に基づいてマスク着用やワクチン接種を呼びかける現政府当局者たちを『裏切者』『(世界主義を唱え、米国益をないがしろにする)グローバリストによる謀議』だと批判する勢力が存在している。
その勢力が国家の分断・分裂を生じさせている。
いま米国が直面している現実とは、『アメリカン・ライフを脅かす増大化する一片』(new reality in a growing slice of American life)といっても過言ではない。
*2=「悪意のある役者たち」が誰であるかについては名ざしを意図的に避けているが、当初からマクス着用やワクチン接種をあざ笑っていたトランプ氏やその側近、今なお拒否し続けている南部、中西部の共和党知事たちを指していることは間違いなさそうだ。
今後、どうなるのか。「凶報」(Good News)と「吉報」(Good News)がある。
「凶報」は以下。
「感染拡大は、これから2週間半から4週間にわたって激増。(中略)ウイルスの大吹雪が襲ってくる」(ミネソタ大学のマイケル・オスターホルム医学部教授)
「吉報」は以下。
「オミクロン株には感染させたのち急速に自ら死滅する特徴がある」
「発生源は南アフリカだったが、同国では早ければ2月下旬には完全に滅んでしまうかもしれない」
南ア政府は、2021年12月30日、「すべての指針を見る限り、オミクロン株感染のピークは過ぎた」と宣言。英国でも峠は過ぎたようだ。
「オミクロン感染状況から分かるのは、症状は極めて軽度で、自己制限疾患性(自然治癒力)がある」
「無症状が1週間以上続いている感染者の80~90%は原状回復できると考えるのは理に適っている」
「米疾病管理センター(CDC)は陽性検査をせずに隔離するプロトコール(治療実施要綱)を半減し、ダブル・マスク着用を徹底させているようだが、インドも同様な措置をとっている」
共和党が、バイデン政権攻撃を開始。
トランプ政権は、新型コロナ感染が始まる前には、大統領選は優勢とされていましたが、感染が始まったことで過去の大統領選の当選者の獲得票数を絵を回りながらも、バイデン氏がさらに上回ったことで落選しました。
ひとえに新型コロナ感染拡大での批難が敗因でした。
変位株が次々生まれ、今、感染急拡大を生じているのは、オミクリン株。
大統領選時とは攻守逆転し、共和党が民主党への攻撃を開始しているのだそうです。
トランプ氏の「懐刀」だったステファン・ミラー前上級補佐官兼首席スピーチライターは、1月6日、ツイッターでバイデン氏の弾劾を主張したと。
「民主党はトランプ氏のやることなすことに同意できないという理由から、弾劾を武器に使って下院では多数派だということで弾劾決議案を可決・成立させた」
今度は、共和党が今年の中間選挙で下院議席を増やし、過半数を奪還する。その暁にはバイデン氏に対する弾劾決議案を上程し、可決成立させる」
と。
変位株の猛威はどこまで続くのか。最終的にコロナ禍は過ぎ去るのか、それはまさに神のみが知ること。
バイデン氏には悪い役回りといえる。下手をすると任期いっぱいコロナ禍と付き合わざるを得ないかもしれないと高濱氏。
それにつけてもなぜ米国ではコロナ禍がここまで進み、その対策に大わらわなのかと。
その原因とその後の傾向を分析した解説記事を紹介いただいています。
アリ・ソウファン氏が2017年に設立した独立超党派調査機関などの分析情報によると、「偽情報や巧みに操作された世論操作」による、宗教上や政治的信条などでの、マスク着用やワクチン接種の拒否。
犯人は、米国内や国外で暗躍する『悪意のある役者たち、現政権を意図的に、また計画的に狙い撃ちし、ダメージを与えようとしている者、現政権に反対する政治家たちとロシア政府機関だと。
米国務省グローバル・エンゲージメント・センターはロシアの4つのメディアを名指ししているのだそうです。
米国内には、科学的根拠に基づいてマスク着用やワクチン接種を呼びかける現政府当局者たちを『裏切者』『グローバリストによる謀議』だと批判する勢力が存在している。
その勢力が国家の分断・分裂を生じさせているとも。
『悪意のある役者たち』とは、当初からマクス着用やワクチン接種をあざ笑っていたトランプ氏やその側近、今なお拒否し続けている南部、中西部の共和党知事たちを指していることは間違いなさそうだと高濱氏。
マスクについてはそうですが、ワクチンは早くからトランプ氏が支援投資し、ご本人も選挙戦中の感染時に使用し短気に回復していましたね。
ウイルス感染拡大で政権の座に就いたバイデン氏。アフガンの撤退等の失政で、支持率が低下している様子。今度はウイルス感染拡大で、中間選挙で敗北するのか、要注目ですね。
# 冒頭の画像は、テッド・クルーズ上院議員
この花の名前は、リュウキュウツツジ
↓よろしかったら、お願いします。
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