台湾では11月に統一地方選が行われるのだそうです。
蔡政権の支持率が低迷していると言われている昨今ですが、2016年の総統選で政権交代が実現し野党に転落した国民党の支持は、更に低迷したままなのだそうで、「国民党は選挙に利用できるものは何でも利用するという姿勢になっている」のだと。
そこで、日台間の懸案を政治問題化させ、民進党批判に利用しようとする動きも出て、福島など5県産食品の輸入禁止問題で、蔡政権が解禁を目指す中、「住民投票を通じて人々の権益を守る」と慎重な世論を取り込む党大会決議をしたり、慰安婦問題を象徴する女性像を設置したりしているのだそうです。
かつては、国共内戦で共産党と戦い台湾に逃れた国民党ですが、今は中国の支援を受ける媚中政党化してしまっていることは、諸兄がご承知の通りです。
台湾併合が、国共内戦以来の悲願の共産党。独裁政権化した習近平が、併合にに向け、圧力を強めている中、トランプ政権が蔡政権擁護姿勢を強めていることは衆知のことですね。
中国 台湾の国際スポーツ大会中止へ - 遊爺雑記帳
中国の圧力強化で、支持率が低迷する蔡政権ですが、台湾民意基金会が7月に行った世論調査では、民進党が25.2%で、国民党は、20.7%にとどまり、「支持政党なし」が49.6%なのだそうです。
中国の覇権拡大に、対峙姿勢を明確に打ち出し、対中軍事力強化予算を増額したり貿易戦争を仕掛けるトランプ政権。
「一つの中国」に配慮し、積極的蔡政権支援を抑えた時期もありましたが、今日では支援姿勢を再び強め、米台高官の相互訪問を解禁する「台湾旅行法」を成立させたり、従来、台湾総統が米国を経由地として立ち寄った場合、公の活動は原則認めず、同行記者の取材も制限していたのですが、南米歴訪の途中、ロスアンゼルスに立ち寄った蔡総統に、台湾総統として初めて台湾の在外機関を訪問したり、レーガン大統領図書館を訪問して同行記者団に談話を発表するなどの行動を認めたのでした。
中国の軍事力による圧力と、経済面での圧力に耐え、悩みながら併呑から現状維持を護ろうとされているのが、国民の方々による民進党、国民党の支持率の値。
共産党の独裁政治を強める習近平の中国に併呑されるのではなく、民主主義の現状維持を護ろうとされている国民の方々を支持します。
# 冒頭の画像は、# 冒頭の画像は、12日、米ロサンゼルスでカフェチェーン「85℃」(中国国内では不買運動に巻き込まれている)に立ち寄る台湾の蔡英文総統
この花の名前は、シャガ
↓よろしかったら、お願いします。
蔡政権の支持率が低迷していると言われている昨今ですが、2016年の総統選で政権交代が実現し野党に転落した国民党の支持は、更に低迷したままなのだそうで、「国民党は選挙に利用できるものは何でも利用するという姿勢になっている」のだと。
そこで、日台間の懸案を政治問題化させ、民進党批判に利用しようとする動きも出て、福島など5県産食品の輸入禁止問題で、蔡政権が解禁を目指す中、「住民投票を通じて人々の権益を守る」と慎重な世論を取り込む党大会決議をしたり、慰安婦問題を象徴する女性像を設置したりしているのだそうです。
台湾・国民党 支持伸びず 政権批判・親中 効果なく 11月に統一地方選 (8/20 読売朝刊)
【新北(台湾北部)=牧野田亨】台湾の最大野党・国民党は19日、台湾北部・新北市で党大会を開き、11月の統一地方選で首長選に挑む候補者が勢ぞろいし、勝利を誓った。民進党の蔡英文政権の支持率が低迷する中、政権批判層の受け皿になりきれておらず、与党批判と親中路線に加え、日台間の懸案を持ち出して支持拡大に懸命になっている。
「蔡総統は過去の選挙で経済発展と平和的な中台関係(の構築)に全力を尽くすと約束したが、裏切った。しかも覇権的な態度で政治を行っている」
国民党の呉敦義(ウードウンイー)主席は、党大会で演説に立ち、蔡政権批判を展開した。
11月の統一地方選に向けて国民党は、22県市の首長選のすべてに候補者を擁立した。与党だった2014年の前回選では首長ポストを15から6に減らす大敗を喫した。当時の馬英九政権の対中融和路線に警戒感が広がり、独立志向が強い民進党に支持が集まったためだ。その流れで16年の総統選でも中台関係の「現状維持」を掲げる蔡氏に完敗した。
ただ、蔡政権は年金などの改革で、強い批判を浴びたほか、中国との関係悪化もあって支持率低迷が続いている。国民党にとっては追い風のはずだが、勢いに乗り切れていない。台湾民意基金会が7月に行った世論調査では、国民党と民進党を比べた場合、国民党の支持率は20.7%にとどまり、民進党(25.2%)に及ばなかった。一方で「支持政党なし」が49.6%にも上り、不満層の受け皿になっていない実態が明らかになった。
国民党はこの2年、蔡政権が進める改革などに徹底的に反対してきたが、有権者の一人は「批判ばかりが先行して国民党が描く『台湾の未来像』が伝わってこない」と指摘する。また、中国が台湾の外交相手国を奪うなど、「一つの中国」原則を受け入れない蔡政権への圧力を強める中、国民党は中国を批判せず、逆に幹部らが訪中して「中台は一つの家族」(郝龍斌(ハオロンビン)副主席)などとアピールすることに対しても、疑問視する見方が少なくない。
こうした中、日台間の懸案を政治問題化させ、民進党批判に利用しようとする動きも出ている。
11年の東日本大震災以降続いている福島など5県産食品の輸入禁止問題で、国民党は7月、輸入解禁の是非を問う住民投票の実現に向けて署名活動を始めた。統一地方選との同時実施を目指し、党大会の決議に「住民投票を通じて人々の権益を守る」と盛り込んだ。蔡政権が解禁を目指す中、慎重な世論を取り込む狙いがある。
14日には国民党の台南市支部が中心になり、慰安婦問題を象徴する女性像を同市に設置した。党大会でも「蔡政権がやらないことをやり遂げ、大きな意義があった」(党代表の一人)と称賛された。台湾の外交関係者は「国民党は選挙に利用できるものは何でも利用するという姿勢になっている」と話した。
【新北(台湾北部)=牧野田亨】台湾の最大野党・国民党は19日、台湾北部・新北市で党大会を開き、11月の統一地方選で首長選に挑む候補者が勢ぞろいし、勝利を誓った。民進党の蔡英文政権の支持率が低迷する中、政権批判層の受け皿になりきれておらず、与党批判と親中路線に加え、日台間の懸案を持ち出して支持拡大に懸命になっている。
「蔡総統は過去の選挙で経済発展と平和的な中台関係(の構築)に全力を尽くすと約束したが、裏切った。しかも覇権的な態度で政治を行っている」
国民党の呉敦義(ウードウンイー)主席は、党大会で演説に立ち、蔡政権批判を展開した。
11月の統一地方選に向けて国民党は、22県市の首長選のすべてに候補者を擁立した。与党だった2014年の前回選では首長ポストを15から6に減らす大敗を喫した。当時の馬英九政権の対中融和路線に警戒感が広がり、独立志向が強い民進党に支持が集まったためだ。その流れで16年の総統選でも中台関係の「現状維持」を掲げる蔡氏に完敗した。
ただ、蔡政権は年金などの改革で、強い批判を浴びたほか、中国との関係悪化もあって支持率低迷が続いている。国民党にとっては追い風のはずだが、勢いに乗り切れていない。台湾民意基金会が7月に行った世論調査では、国民党と民進党を比べた場合、国民党の支持率は20.7%にとどまり、民進党(25.2%)に及ばなかった。一方で「支持政党なし」が49.6%にも上り、不満層の受け皿になっていない実態が明らかになった。
国民党はこの2年、蔡政権が進める改革などに徹底的に反対してきたが、有権者の一人は「批判ばかりが先行して国民党が描く『台湾の未来像』が伝わってこない」と指摘する。また、中国が台湾の外交相手国を奪うなど、「一つの中国」原則を受け入れない蔡政権への圧力を強める中、国民党は中国を批判せず、逆に幹部らが訪中して「中台は一つの家族」(郝龍斌(ハオロンビン)副主席)などとアピールすることに対しても、疑問視する見方が少なくない。
こうした中、日台間の懸案を政治問題化させ、民進党批判に利用しようとする動きも出ている。
11年の東日本大震災以降続いている福島など5県産食品の輸入禁止問題で、国民党は7月、輸入解禁の是非を問う住民投票の実現に向けて署名活動を始めた。統一地方選との同時実施を目指し、党大会の決議に「住民投票を通じて人々の権益を守る」と盛り込んだ。蔡政権が解禁を目指す中、慎重な世論を取り込む狙いがある。
14日には国民党の台南市支部が中心になり、慰安婦問題を象徴する女性像を同市に設置した。党大会でも「蔡政権がやらないことをやり遂げ、大きな意義があった」(党代表の一人)と称賛された。台湾の外交関係者は「国民党は選挙に利用できるものは何でも利用するという姿勢になっている」と話した。
かつては、国共内戦で共産党と戦い台湾に逃れた国民党ですが、今は中国の支援を受ける媚中政党化してしまっていることは、諸兄がご承知の通りです。
台湾併合が、国共内戦以来の悲願の共産党。独裁政権化した習近平が、併合にに向け、圧力を強めている中、トランプ政権が蔡政権擁護姿勢を強めていることは衆知のことですね。
中国 台湾の国際スポーツ大会中止へ - 遊爺雑記帳
中国の圧力強化で、支持率が低迷する蔡政権ですが、台湾民意基金会が7月に行った世論調査では、民進党が25.2%で、国民党は、20.7%にとどまり、「支持政党なし」が49.6%なのだそうです。
中国の覇権拡大に、対峙姿勢を明確に打ち出し、対中軍事力強化予算を増額したり貿易戦争を仕掛けるトランプ政権。
「一つの中国」に配慮し、積極的蔡政権支援を抑えた時期もありましたが、今日では支援姿勢を再び強め、米台高官の相互訪問を解禁する「台湾旅行法」を成立させたり、従来、台湾総統が米国を経由地として立ち寄った場合、公の活動は原則認めず、同行記者の取材も制限していたのですが、南米歴訪の途中、ロスアンゼルスに立ち寄った蔡総統に、台湾総統として初めて台湾の在外機関を訪問したり、レーガン大統領図書館を訪問して同行記者団に談話を発表するなどの行動を認めたのでした。
中国の軍事力による圧力と、経済面での圧力に耐え、悩みながら併呑から現状維持を護ろうとされているのが、国民の方々による民進党、国民党の支持率の値。
共産党の独裁政治を強める習近平の中国に併呑されるのではなく、民主主義の現状維持を護ろうとされている国民の方々を支持します。
# 冒頭の画像は、# 冒頭の画像は、12日、米ロサンゼルスでカフェチェーン「85℃」(中国国内では不買運動に巻き込まれている)に立ち寄る台湾の蔡英文総統
この花の名前は、シャガ
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