遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

台湾包囲の軍事演習には、日本攻撃のシナリオも

2022-08-06 01:33:55 | 台湾 全般
 ペロシ米下院議長の訪台への抗議として行った、中国の台湾周辺へのミサイル発射。
 4日に台湾周辺海域に発射した弾道ミサイルのうち5発が日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下しました。
 台湾有事を想定した演習ですが、台湾有事は日本有事と言われていることを、実際に示したものと受け取れますね。
 
「台湾有事は日本有事」が現実に 中国演習で高まる脅威 - 産経ニュース 2022/8/5 田中靖人(産経新聞台北支局長)

 中国が台湾周辺で4日に開始した軍事演習の想定に、沖縄・与那国島など日本への攻撃が含まれているとの台湾当局の分析が明らかになったことで、「台湾有事」が「日本有事」となる事態が起きうる現実が浮き彫りになった中国軍は今回、演習地域を台湾東部に拡大1995~96年の第3次台湾海峡危機と比べ、台湾侵攻のシナリオに沿った、より実戦的な演習を行っており、脅威の度合いが高まっている

> <独自>中国のEEZ落下弾は日本攻撃を想定 台湾当局が分析、与那国島など目標 - 産経ニュース

■中国軍用機や艦艇、事実上の停戦ライン越え
 
中国軍は2日夕、4~7日の演習区域として台湾本島を取り囲む6カ所を公表台湾メディアは4日、さらに1カ所が東部に追加されたと報じた。うち3カ所は台湾が主張する「領海」に食い込み、北東部では有人離島、彭佳嶼(ほうかしょ)が演習区域に含まれている。

 
中国軍は95年7月と96年3月、短距離弾道ミサイル東風(DF)15計10発を台湾本島北部と南部の沖合計3カ所に発射したが、着弾地点は今回の演習区域より遠かった。また、大規模上陸演習地は台湾海峡の中国大陸側だった。

 
今回は、台北、基隆、高雄の重要港湾沖や軍港がある北東部の宜蘭沖に加え、日本の排他的経済水域(EEZ)に食い込む東部沖にも演習域を設定し、台湾本島を事実上、封鎖。軍用機や艦艇が事実上の停戦ラインである台湾海峡の中間線を越え、東部沖にも艦艇を進出させて東西から挟撃する態勢をとっている。4日の弾道ミサイル発射では、初めて台北上空を越えて東部沖に着弾した。

■空自機が緊急発進…無縁でいられない日本
 米国や台湾は、中国の台湾侵攻シナリオとして、海空域の封鎖
▽サイバー攻撃など限定的な行動 ▽ミサイル攻撃・航空作戦 ▽上陸作戦-を順次または同時に行うと想定。中国は2、3両日の総統府や台湾高速鉄道へのサイバー攻撃に始まり、4日からは部隊を動員してシナリオに沿う形で演習を行っており、今後、着上陸演習をどこで実施するかに関心が集まる。

 
台湾侵攻時に日本を攻撃する想定は、専門家の間で可能性は議論されていたものの、当局者が現実の演習の想定として断定するのは異例だ。4日には中国の無人機3機が台湾北東沖を飛行し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進した。実際に台湾有事になった場合、日本が無縁ではいられないことを如実に示している


 今回の演習は、台湾東部にも拡大、台湾全体を囲む形で実施。まさに、台湾有事の予行演習。
 台湾有事は日本有事と言われていますが、それに応えるかのように、日本のEEZ内に、5発を撃ち込んできました。
 森健良外務事務次官は、外交ルートを通じて、強く抗議したとのことですが、勿論「蛙の面に小便」ほども効果はない。
 逆に、東アジアサミット外相会議で、林外務大臣が演説をする際に、中国の王毅外相が退席するという下品な行為。親中議連の会長をしていたのに、足蹴にされて可哀そうな林氏。
 中国外相、林外務大臣の演説時に退席していた 東アジアサミット(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース

 余談になりますが、英・シェルや、米・エクソンが対露包囲網の一環で、サハリン1, 2を撤退して権利を中国に売却するというなか、権利は守るとしがみつく日本の財界と岸田政権。
 みごとに、プーチンからは非友好国指定された挙句、サハリン2は、主体のシェルがいなくなるので別会社に移行、続けたかったら再参加の条件を飲めと迫害される岸田政権と日本財界。
 完全に、中露に嘗められている岸田政権!

 中国の台湾侵攻でも、中国に完全に見下されている、親中の岸田、林コンビ。
 内弁慶外交で、国益を損ない続けた外相時代の岸田氏。河野外相に交代し、ようやく日本の対韓、対中外交の姿勢が普通に戻りつつありましたが、最近やたら外遊を増やしている岸田氏。
 外遊して、諸外国要人との同席写真を国内で報道させ、支持率アップを狙うなんて、昭和の時代の情報インフラで通用した旧い手段。今のネット社会では素早く豊富に情報が流されていて、外国にも多くの老若男女が出かけていて、海外が珍しくもない時代。
 見かけで騙される国民はどんどん減っているとは気づかない?

 話が横道にそれてしまってきているので、この辺で切り上げますが、国際舞台で名実ともにトップグルーブのG7でリーダーシップを発揮していた安倍氏のなき後。
 中露にあなどられ、翻弄されっ放しの岸田政権では、日本が沈没すると、危惧が募るばかりです。



 # 冒頭の画像は、ペロシ米下院議長と岸田首相
 


  この花の名前は、ツユクサ


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1 コメント

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Unknown (yoshikazu0416)
2022-08-06 07:51:11
此れは、演習じゃ無くて交易ルートを遮断しているんです。
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