遊爺雑記帳

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ハマス、人質解放に応じる気なし

2024-02-08 01:33:55 | ウクライナ全般
  ハマスは6日、米国が関与する交渉でまとめられた、人質解放に向けた最新の合意案の受け入れを拒否した。イスラエル側は、戦闘の長期休止、多くの危険なテロリストの釈放などの困難な条件を、人質の解放と引き換えに受け入れる姿勢を示していたにもかかわらず!
 イスラエル側が戦争を完全に終わらせ、ハマスによるガザ地区支配を保証しない限り、残る132人の人質を、生死のいかんにかかわらず、イスラエルに返すことはないとしていると、WSJ。
 
【社説】ハマス、人質解放に応じる気なし - WSJ By The Editorial Board 2024年2月7日

 イスラム組織ハマスは6日、米国が関与する交渉でまとめられた、人質解放に向けた最新の合意案の受け入れを拒否した。イスラエル側は、戦闘の長期休止、多くの危険なテロリストの釈放などの困難な条件を、人質の解放と引き換えに受け入れる姿勢を示していたが、ハマス側はこの合意案を拒絶したのだ。ハマスの誘拐犯らは、イスラエル側が戦争を完全に終わらせ、ハマスによるガザ地区支配を保証しない限り、残る132人の人質を、生死のいかんにかかわらず、イスラエルに返すことはないとしている

 
ジョー・バイデン米大統領は、このハマスの返答について「行き過ぎの感がある」と評した。恐らく、交渉相手が共和党員ではなくジハーディスト(聖戦主義者)であることを忘れていたのだろう。バイデン氏は、ハマスのことを「オポジション(野党、反対派の意味)」と呼び、のちにそれを訂正した。(交渉を仲介した)カタールは、ハマスの返答を「前向きな反応」だと捉えようとしたが、実際にはそれは、イスラエルとパレスチナの交渉での、お決まりのパターンの繰り返しにすぎなかった。それは、パレスチナ側のテロ行為を受けて、米国がイスラエルに危険な譲歩を迫って提案をまとめ、パレスチナ側がパレスチナ人の犠牲を顧みずにその提案を拒否するというパターンだ。

 
ハマスは「包括的かつ完全な停戦」を望むと述べているが、和平を望んでいないことは明らかだハマスが一貫性を示している点があるならば、それは昨年10月7日の大虐殺を「何度も」繰り返すと述べている点だ。政治局のメンバーであるガジ・ハマド氏は10月24日にそう述べていた

 
直近でそうした発言を行っているのは、ハマス幹部のアリ・バラカ氏だ。同氏は昨年10月8日、ハマスがいかにしてイスラエル人をだましたかについて説明し、「ハマスがガザの統治に忙しく、250万人のパレスチナ人への対応に集中したいと考えているように思わせた」と述べていた。ハマスの対外関係責任者を務めるバラカ氏は今年1月30日、ハマスの計画と優先事項がさらなるユダヤ人の殺害である点を改めて強調している。

 
同氏はレバノンにあるイスラム教シーア派組織ヒズボラのテレビ局アルマナールで「われわれは10月7日を何度も繰り返すことが可能だ。ひとたび襲撃すれば、彼らは崩壊する。それがイスラエルに対するやり方だ」と説明。同氏はさらに、イスラエル人は10月7日以前、「アラブ人の軍隊を打ち負かしたことで、頑固な愚か者になっていた。しかし今は状況が変わった。現在、アラブ人の戦闘員が攻撃している。彼らは(イスラエル南部を)襲撃しており、今後、イスラエル北部ガリラヤを襲撃するだろう。可能であればどこからでも攻撃を仕掛けるだろう」と述べた

 つまり、
「10月7日」は今日であり、明日でもあり、永遠に続くのだ。

 
ハマスが現在の戦争を終わらせたいのは、組織を再編し、再軍備を行い、そして次の戦争を始められるようにするためだ。それは明らかだ。そのため、「今すぐ停戦を」とのプラカードを掲げて交通を妨げている米国人は、旧ソ連時代に「役に立つ愚か者」として知られた人たちのようだ。イスラエルの最善の返答は、地上作戦を推進することだ


 cf.アル・マナールは、政党ヒズボラが所有・運営するレバノンの衛星テレビ局

 バイデン米大統領は、このハマスの返答について「行き過ぎの感がある」と評した。恐らく、交渉相手が共和党員ではなくジハーディスト(聖戦主義者)であることを忘れていたのだろうと、WSJ。
 交渉を仲介したカタールは、ハマスの返答を「前向きな反応」だと捉えようとしたが、実際にはそれは、イスラエルとパレスチナの交渉での、お決まりのパターンの繰り返しにすぎなかったとも。

 世論は、イスラエルを非人道的と非難するのが大勢ですが、"テロ"のハマスの方がより非人道的であることの証ですね。

 ハマスは「包括的かつ完全な停戦」を望むと述べているが、和平を望んでいないことは明らかだ。ハマスが一貫性を示している点があるならば、それは昨年10月7日の大虐殺を「何度も」繰り返すと述べている点だ。政治局のメンバーであるガジ・ハマド氏は10月24日にそう述べていたと、WSJ。
 ハマスが一貫性を示している点があるならば、それは昨年10月7日の大虐殺を「何度も」繰り返すと、政治局のメンバーであるガジ・ハマド氏が述べている点だとも。
 直近でそうした発言を行っているのは、ハマス幹部のアリ・バラカ氏だそうです。
 同氏は昨年10月8日、ハマスがいかにしてイスラエル人をだましたかについて説明し、「ハマスがガザの統治に忙しく、250万人のパレスチナ人への対応に集中したいと考えているように思わせた」と述べていたのだと。
 バラカ氏は今年1月30日、ハマスの計画と優先事項がさらなるユダヤ人の殺害である点を改めて強調している。
 また、イスラム教シーア派組織ヒズボラのテレビ局アルマナールで、「われわれは10月7日を何度も繰り返すことが可能だ。ひとたび襲撃すれば、彼らは崩壊する。それがイスラエルに対するやり方だ」とも説明。
 さらに、「アラブ人の軍隊を打ち負かしたことで、頑固な愚か者になっていた。しかし今は状況が変わった。現在、アラブ人の戦闘員が攻撃している。彼らは(イスラエル南部を)襲撃しており、今後、イスラエル北部ガリラヤを襲撃するだろう。可能であればどこからでも攻撃を仕掛けるだろう」と述べた。

 ハマスが現在の戦争を終わらせたいのは、組織を再編し、再軍備を行い、そして次の戦争を始められるようにするためだ。
 「10月7日」は今日であり、明日でもあり、永遠に続く。

 「今すぐ停戦を」とのプラカードを掲げている米国人は、旧ソ連時代に「役に立つ愚か者」として知られた人たちのようだ。イスラエルの最善の返答は、地上作戦を推進することだと、WSJ。

 ハマスはテロリストとの認識を、新たに深める必要がありますね。



 # 冒頭の画像は、ハマスの戦闘員ら(ラファで2023年11月28日)



 この花の名前は、宿根イベリス
 

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