遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

対馬が危ない。(取り上げるのは何度目か数えていませんが、事態は悪化している様です。)

2014-01-27 23:06:11 | 日本を護ろう
 産経が、2008年10月に「対馬が危ない!」との連載をしていました。その後も関連記事を載せていましたが、今年の 1月19日から「島が危ない」と題打って連載を始めていて、昨日(1/26)で、6回目となっています。
 竹島の他に、対馬も韓国領だなどと叫んでいるお隣さんですが、事態は2008年の状況から、更に悪化しているのだそうです。
 産経編集委員・宮本雅史氏が、この島にこだわる理由を書いておられました。
 2008年当時は、中川氏が健在だったのですが、亡くなられたことが、言っても仕方ないこととはいえ、かえすがえすも惜しまれてなりません。

 
対馬が危ないっ! - 遊爺雑記帳
 続・対馬が危ないっ! - 遊爺雑記帳
 再 対馬が危ない! - 遊爺雑記帳
 新連載の「島が危ない」を、初期に取り上げたつもりでしたが、twitterでつぶやいただけでした。連載記事のリンクは以下。「再び対馬を行く」の「(1)下」から「(5)」までは、「(6)」の末尾にリンクがあります。
 
【島が危ない】第1部 再び対馬を行く(6)国境離島振興 高い運賃足かせ - MSN産経ニュース
 【島が危ない 第1部・再び対馬を行く(1)上】日韓海底トンネル構想 進む土地買収 根を張る「韓国」 - MSN産経ニュース
 
人が住んでこその国境防衛 (1/27 産経 【視線】編集委員・宮本雅史)

 連載「島が危ない」で、再び、国境の島、長崎県・対馬を取り上げた。5年前の「対馬が危ない!!」に続いて2回目の連載になるが、この島にこだわるのには、それなりの理由がある

 前回、対馬市美津島町竹敷の海上自衛隊対馬防備隊本部の隣接地をはじめ、島内の土地や民宿などの不動産が韓国資本に買収されていることを報告した。その後も、防備隊隣接地のさらに隣の土地約1900平方メートルが別の韓国資本に買収されたことが昨年の国会で明らかにされるなど、
状況は悪化している


 政府はこうした現実を踏まえ、外国資本の不動産買収に歯止めをかける新法制定の動きを加速させてはいる。だが、対馬を再取材するのにしたがって、
規制するだけで事足りるのだろうか
という疑問が頭をもたげてきた。
 対馬の島民が不動産を手放すことに強い危機感を示す国民は多い。島民自身も5年前までは、その多くが韓国資本の進出に敏感に反応していた。ところが今回、島民のそうした抵抗感が希薄になりつつあると実感した。積極的には受け入れたくないが、受け入れざるを得ないという、あきらめが島を覆っていた。
理由は経済疲弊と過疎化だ。早く言えば、生きていくためにはやむを得ないということだ


 数年前、沖縄県の仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事が、米軍普天間飛行場の移設問題と沖縄振興策の関連について、「かすみを食って生きているわけじゃないですから…」と言葉少なに話したのを思いだした。沖縄県民にとって振興策は生きる糧であり、対馬に置き換えると、韓国資本は今や、島民の生きる糧になってしまっているのである。取材を進めれば進めるほど、経済不況にあえぎ、生きるすべを模索する国境離島の苦渋の決断だということが明らかになってきた。

 対馬は、古くは魏志倭人伝や古事記、日本書紀にも登場。古代から大陸との外交の要所であると同時に、国家防衛の最前線基地として大きな役割を果たしてきた。島全体が、国土防衛の要の地として、歴史を刻んできたのである。そんな島が、外国資本に侵食されているのである。
 対馬市によると、島の人口は昭和35年に6万9556人だったが、平成22年には3万4407人と半減した。対して韓国人観光客は年々増え、年間訪問者数は今や人口の5倍から6倍に達している。もし、このまま、
経済疲弊と過疎化、島民の減少が進み、韓国人の数が増えていくとどういう事態になるのか
。沖縄県の尖閣諸島や島根県の竹島の現状がその答えではないのか。
 韓国資本が対馬に進出する意図はさまざまだろう。主権国家として、外国資本が不動産に触手を伸ばすことに規制をかけるのは当然だが、同時に、
島民が本土に住む国民と同じような条件で暮らせるような施策が必要
となっているのではないだろうか。
 島国であるわが国は、尖閣諸島、竹島、北方領土を抱え、言いがかりとしかいいようがない中国、韓国、ロシアの主張と行動に苦しめられ続けている。対馬は今、そうした事態の前哨戦に近い様相を呈しているというと大げさだろうか。これは
対馬にとどまらず日本全体にかかわる問題
である。
 政府には、対馬の現状と真摯(しんし)に向き合い、島民の生活を「守る」ことが求められている。まごまごしている間にも、対馬の過疎化は進み、韓国資本の進出がさらに顕著になるのは火を見るより明らかだ。

 
経済疲弊と過疎化は、対馬に限らず多くの国境離島が抱える共通の課題といえる。領土を守るのは法律だけではない。そこに日本人が住むことで守られることを国民は肝に銘じるべきではないだろうか。(みやもと まさふみ)


 島の人口が減るのに、韓国資本の進出と韓国人は増え続けている。韓国人観光客相手の商売を、韓国資本が成功させ、利益を回収しているということですね。日本の、観光資本が韓国資本に負けている。
 韓国の観光客も、言葉や習慣を熟知している韓国人資本の施設を利用したいのは道理ではありますが。
 増え続ける観光客に汚染される島に、島民の方々も反感を持たれてもいましたが、今は、生きていくためにはとあきらめムードだとか。

 いろいろ努力をされたことは、「
【島が危ない】第1部 再び対馬を行く(6)国境離島振興 高い運賃足かせ - MSN産経ニュース」に詳しく書かれています。
 企業を、税制優遇して誘致しても、期間がすぎると撤退してしまう。原因は輸送費が高く、本土との優位差がないこと。(海上交通では納期にも問題がある)
 他に、観光客増対策、大学やコールセンター誘致などあらゆる策を検討しても、高い運賃が障壁となって進まない。対策を要望しても行政も硬直的な態度なのだと。
 記事は、外国資本の土地売買の規制(これとて、いまだに実現していない)だけでなく、人が住んでこその安全保障と、人が済める国策を求めて締めとされています。

 運賃が高いのが原因と解っているのなら、答えは出ています。
 安全保障の経費、国防費と考えて、運賃の半額でも、2/3でも国庫支援すればいいのです。1社独占の様ですから、そこを国の委託事業として赤字を支援する方法(親方日の丸のかつての国鉄やJALの様にならないチェック機能が要りますが)も考えられます。

 海保の増強、海自やレーダー基地(含、イージス艦を増強するとも言っている対北ミサイル対応)、オスプレイの訓練の分割受け入れなどの公的設備や人の配置もありでしょう。
 地元の産業である、漁業振興策も必要です。

 2008年に既に危ないと、中川氏を筆頭に、山谷氏など国会議員も認めている対馬対策。中川氏が逝かれた後、民主党政権の空白があったとはいえ、国の対応は無策に近いのです。
 地元の要望の運賃対策の早急な実現が望まれます。

 遊爺が対馬の国境問題で初めて知ったのは、漁業の不法侵入の話でした。
 以下のリンクに、放送の名残が残されています。日本の国境は、今見ると、格段に危機を深めてきていると、にも関わらず、口では言うけど、対策が遅々としていて実行されていないと改めて感じさせられます。
 
日本の国境/海を護れ - ASIANEWS Inc., Tokyo Japan
 日本の国境 - ASIANEWS Inc., Tokyo Japan

 余談ですが、当時は海保の最前線の活動の録画がバリバリに公開されテレビで報道されていました。尖閣の漁船のビデオが急に国家秘密になったのは、不思議に感じたものでした。
 以下は一例。(上述の日本の国境とは別件)
 
海保 巡視艇 ~強行接舷~ - YouTube


 # 冒頭の画像は、対馬を訪れる韓国人観光客






  この花の名前は、カラフトミセバヤ 撮影場所;六甲高山植物園(2013年8月撮影)





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日本は国境を守れるか (プレイブックス・インテリジェンス)
竹島は日韓どちらのものか




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