中国が近隣国のロシア、インド、モンゴルの首脳を相次いで招待し札束外交を展開しています。安倍総理が、中国の近隣国を歴訪して中国包囲網形成外交を展開していることへの巻き返しなのでしょう。安倍総理が訪問したのに対し、招待=呼びつけて札束を切っているところはいかにも今をときめく中国らしいやり方です。
中国の札束に屈して参内するかに見える3国ですが、そうたやすく屈する国ではないことは諸兄がご承知の通りです。しっかり油揚だけ頂戴と国益重視のしたたかな狙いがあるようです。
中国主導“アジア新秩序” 露・印・モンゴル首相、相次ぎ招待 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
【中国BBS】インド初の国産空母を蔑む中国人 2013/08/21(水) 12:15:54 [サーチナ]
インドが国産空母進水を、世界で5番目に達成し、中国より先駆けていていて悔しがっている中国のネット族も面白いですが、中国の招聘をうけて訪問する前に、印露首脳が面談を済ませてから訪問しているのも感心します。
海洋での覇権拡大を進める中国に、印露両国がしっかり対抗していて、経済でのメリットをちゃっかり獲得しながら、抑止力強化では印露ともども進めている。これぞ、外交というものですね。
ロシアからの購入空母で、合計3隻の空母保有国となるインド。国産空母が進水出来れば3隻保有することになる中国の一歩先を進んでいます。
モンゴルは、エルベグドルジ大統領が9月末に来日し安倍首相と面談済みでの、アルタンホヤグ首相の訪問です。
プーチン大統領は、価格が折り合わず販売に苦戦していた天然ガスの販売に成功。インドのシン首相は国境紛争での解決進展が課題ですが、各種経済協力議定書への調印が予定されていて、モンゴル・アルタンホヤグ首相はモンゴルへの投資誘致を獲得しようと、3者それぞれ国益をがっちりゲットしそうです。
中国は、ばら撒きで各国を繋ぎとめようとやっきですが、呼びつけている型で体面を保とうとしているところは涙ぐましくもありますね。
安倍外交の「遠交近攻」戦略が、功を奏している証でしょう。
毒を食わば皿までも。口火を切った中国近隣国との親交推進戦争、徹底的に推進していただけます様お願いします。
# 冒頭の画像は、インド南部コチンで進水した同国初の国産空母ビクラント
この花の名前は、ガウラ
↓よろしかったら、お願いします。
中国の札束に屈して参内するかに見える3国ですが、そうたやすく屈する国ではないことは諸兄がご承知の通りです。しっかり油揚だけ頂戴と国益重視のしたたかな狙いがあるようです。
中国主導“アジア新秩序” 露・印・モンゴル首相、相次ぎ招待 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
露印も対中「遠交近攻」 (10/23 産経 【湯浅博の世界読解】)
安倍晋三政権は、中国北方で国境を接するモンゴルと友好関係を築き、ロシアとは外務・防衛相会談「2プラス2」の立ち上げで合意した。南のインドとも安全保障で関係を強化すると、包囲網を恐れる中国も慌てだした。李克強首相が22日から、そのロシア、インド、モンゴルの3カ国首相を相次いで歓待する招待外交に乗り出した。安倍政権がこれら3カ国と安全保障で協調しているところから、手から砂がこぼれるような危機感を抱いたのだろう。
もっとも、シン印首相は訪中直前の21日にモスクワを訪問してプーチン大統領と会談し、露製空母の年内引き渡しを確認しているから、露印は李首相が考えるほど一筋縄ではいかない。インド洋で海軍力を見せつける中国に対抗して、インド海軍は急速に増強しているのである。
国境の負担が軽減されて海洋にシフトしているのは、これら中国の隣接国も同じである。中国が海洋強国を掲げて北はオホーツク海、南はインド洋に進出するのに対応し、露印という大陸国家も頭を海洋思考に切り替えている。貿易と投資の誘いには乗るけれど、海軍力増強を打ち出して対中抑止に怠りない。
プーチン大統領は2012年5月の就任直後の大統領令で、外交は「アジア重視」、軍事は「海軍重視」にシフトしたことを表明している。とくに、中国の北海艦隊に対する警戒感はずっと強い。
目を南に移せば、エネルギー動脈であるペルシャ湾からインド洋にかけての海域が、中印海軍力の“主戦場”になってきた。インド海軍の予算は、1988年に1億8100万ドルにすぎなかったが、2012年には67億8千万ドルにふくれあがった。
「海洋情報季報」によると、インドはこの8月に、初の国産空母(排水量3万7500トン)の進水式を行った。試験航海を経て18年に就役するものとみられる。国産空母の運用は、米国、英国、ロシア、フランスについで5番目。インドはこのほか、1987年に英国から艦齢60年の老朽艦を導入しており、さらに年内引き渡し予定の露製空母を保有することになる。
不思議なことに、インド海軍が空母をいくら増強しても、周辺国から「警戒警報」が鳴らない。ニューデリーは北京のように海軍力や海洋警察力で沿岸国の海洋資源をかき集めたり、力で領有権を奪い取ったりしないからだ。中国の問題を一言でいえば、「平和的台頭」を口にしながら周辺国を脅すその言行不一致にある。孔子のいう注意人物「損者三友」は、見かけがよく、人当たりがよく、口のうまい友である。
インドNDテレビの安全保障専門記者、ニティン・ヘイル氏によると、東南アジアの沿岸国は「インドが中国の対抗勢力になることを期待している」(ウェブ誌ザ・ディプロマット)という。インドはこれまで、陸の国境線で中国と対峙(たいじ)してきたが、20年に及ぶインド版の「ルック・イースト」政策の一環として、東アジア諸国との関係を強化してきた成果であろう。
安倍政権のいう地球儀外交とは、中国を意識した「遠交近攻」外交であると小欄で指摘してきた。遠い国と手を組んで、近くの敵に2正面や3正面作戦を強いる戦術をいう。
それは中国の膨張主義を意識する露印も同じで、首相の「遠交近攻」外交と共鳴する。(東京特派員)
安倍晋三政権は、中国北方で国境を接するモンゴルと友好関係を築き、ロシアとは外務・防衛相会談「2プラス2」の立ち上げで合意した。南のインドとも安全保障で関係を強化すると、包囲網を恐れる中国も慌てだした。李克強首相が22日から、そのロシア、インド、モンゴルの3カ国首相を相次いで歓待する招待外交に乗り出した。安倍政権がこれら3カ国と安全保障で協調しているところから、手から砂がこぼれるような危機感を抱いたのだろう。
もっとも、シン印首相は訪中直前の21日にモスクワを訪問してプーチン大統領と会談し、露製空母の年内引き渡しを確認しているから、露印は李首相が考えるほど一筋縄ではいかない。インド洋で海軍力を見せつける中国に対抗して、インド海軍は急速に増強しているのである。
国境の負担が軽減されて海洋にシフトしているのは、これら中国の隣接国も同じである。中国が海洋強国を掲げて北はオホーツク海、南はインド洋に進出するのに対応し、露印という大陸国家も頭を海洋思考に切り替えている。貿易と投資の誘いには乗るけれど、海軍力増強を打ち出して対中抑止に怠りない。
プーチン大統領は2012年5月の就任直後の大統領令で、外交は「アジア重視」、軍事は「海軍重視」にシフトしたことを表明している。とくに、中国の北海艦隊に対する警戒感はずっと強い。
目を南に移せば、エネルギー動脈であるペルシャ湾からインド洋にかけての海域が、中印海軍力の“主戦場”になってきた。インド海軍の予算は、1988年に1億8100万ドルにすぎなかったが、2012年には67億8千万ドルにふくれあがった。
「海洋情報季報」によると、インドはこの8月に、初の国産空母(排水量3万7500トン)の進水式を行った。試験航海を経て18年に就役するものとみられる。国産空母の運用は、米国、英国、ロシア、フランスについで5番目。インドはこのほか、1987年に英国から艦齢60年の老朽艦を導入しており、さらに年内引き渡し予定の露製空母を保有することになる。
不思議なことに、インド海軍が空母をいくら増強しても、周辺国から「警戒警報」が鳴らない。ニューデリーは北京のように海軍力や海洋警察力で沿岸国の海洋資源をかき集めたり、力で領有権を奪い取ったりしないからだ。中国の問題を一言でいえば、「平和的台頭」を口にしながら周辺国を脅すその言行不一致にある。孔子のいう注意人物「損者三友」は、見かけがよく、人当たりがよく、口のうまい友である。
インドNDテレビの安全保障専門記者、ニティン・ヘイル氏によると、東南アジアの沿岸国は「インドが中国の対抗勢力になることを期待している」(ウェブ誌ザ・ディプロマット)という。インドはこれまで、陸の国境線で中国と対峙(たいじ)してきたが、20年に及ぶインド版の「ルック・イースト」政策の一環として、東アジア諸国との関係を強化してきた成果であろう。
安倍政権のいう地球儀外交とは、中国を意識した「遠交近攻」外交であると小欄で指摘してきた。遠い国と手を組んで、近くの敵に2正面や3正面作戦を強いる戦術をいう。
それは中国の膨張主義を意識する露印も同じで、首相の「遠交近攻」外交と共鳴する。(東京特派員)
【中国BBS】インド初の国産空母を蔑む中国人 2013/08/21(水) 12:15:54 [サーチナ]
インドが国産空母進水を、世界で5番目に達成し、中国より先駆けていていて悔しがっている中国のネット族も面白いですが、中国の招聘をうけて訪問する前に、印露首脳が面談を済ませてから訪問しているのも感心します。
海洋での覇権拡大を進める中国に、印露両国がしっかり対抗していて、経済でのメリットをちゃっかり獲得しながら、抑止力強化では印露ともども進めている。これぞ、外交というものですね。
ロシアからの購入空母で、合計3隻の空母保有国となるインド。国産空母が進水出来れば3隻保有することになる中国の一歩先を進んでいます。
モンゴルは、エルベグドルジ大統領が9月末に来日し安倍首相と面談済みでの、アルタンホヤグ首相の訪問です。
プーチン大統領は、価格が折り合わず販売に苦戦していた天然ガスの販売に成功。インドのシン首相は国境紛争での解決進展が課題ですが、各種経済協力議定書への調印が予定されていて、モンゴル・アルタンホヤグ首相はモンゴルへの投資誘致を獲得しようと、3者それぞれ国益をがっちりゲットしそうです。
中国は、ばら撒きで各国を繋ぎとめようとやっきですが、呼びつけている型で体面を保とうとしているところは涙ぐましくもありますね。
安倍外交の「遠交近攻」戦略が、功を奏している証でしょう。
毒を食わば皿までも。口火を切った中国近隣国との親交推進戦争、徹底的に推進していただけます様お願いします。
# 冒頭の画像は、インド南部コチンで進水した同国初の国産空母ビクラント
この花の名前は、ガウラ
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