遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

名護市長選 石破幹事長殿、菅官房長官殿、一本化する候補者が違います。 

2013-11-13 23:53:10 | 日本を護ろう
 名護市長選の自民党の候補者一本化が進められる方向で、政府=菅官房長官、党本部=石破幹事長が動き始めた様子ですね。
 自民党や政府は、日米両政府が合意した世界一危険な飛行場の普天間基地を、キャンプシュアブに移転させる政策を貫いています。同時に、沖縄の負担軽減も進めています。ところが、自民党県連は、民主党の鳩が吹かせた迷走風に相乗りして、県外への移設を主張しています。言いだしっぺの鳩が、勉強したらキャンプシュアブが最適だと反省・転向した(議員を止めたらまたふらふらしているけど)のに、自民党沖縄県連は相変わらず県外移転がお題目です。
 そして、先の参院選では、自民党本部の説得に反抗して、県外移転をを唱える候補を擁立し、県外移転の本家・糸数氏に敗れました。比例区候補とは言え、逆風の維新の儀間氏は、キャンプシュアブ移転を主張し、比例名簿順位を飛び越えて当選されました。
 政府・自民党の政策と同じ主張を前回の市長選敗北後も一貫して唱えて活動をしてこられた島袋氏と、県連や仲井眞知事の様子をうかがいながらいまだに煮え切らない末松氏とを一本化したいのですが、政府・自民党の政策に沿った主張や活動をしてきた島袋氏ではなく、いまだに態度が定まらない末松氏に候補者を一本化すると、石破幹事長や菅官房長官は仰るのです。
 

名護市長選 末松氏に来月一本化 辺野古容認 政府・自民が行程表 (11/13 産経)

 来年1月19日投開票の沖縄県名護市長選で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古への移設を容認する候補者の一本化に向けた政府・自民党の行程表が12日、分かった。今月中に県外移設を掲げる党沖縄県連を辺野古容認に転換させ、来月に公明党県本部にも同様の転換を求める。これらが実現した段階で自民党県議の末松文信(ぶんしん)氏が辺野古容認を明言し、島袋吉和前市長の出馬辞退を促す
ことを想定している。
 行程表に沿い自民党の石破茂幹事長は13日、照屋守之県連幹事長と会談する。

 名護市長選に出馬を表明しているのは容認派の末松、島袋両氏と現職で反対派の稲嶺進氏。容認派の分裂選挙では稲嶺氏が有利になるため、
政府側では菅義偉官房長官、党側では石破氏が県連や県選出国会議員を通じ候補者を末松氏に一本化するよう指示
した。
 
島袋氏は、末松氏が辺野古への移設を明言しないことに不満を抱き出馬を決めた末松氏は周辺から移設容認を明言することを進言されているが、難色を示し、明言を強要されれば出馬をとりやめる意向も示唆
した。
 末松氏が容認を明言することに抵抗しているのは、
地元の公明党支持層に辺野古移設への反対意見が多いため
だ。逆に公明党支持層の票離れへの懸念がなくなれば明言しやすくなる。政府・自民党は公明党県本部の県外移設要求を撤回させることが不可欠だと判断。前段として自民党県連が県外移設撤回と辺野古容認を打ち出し、公明党側を説得するテコにしたい考えだ。

 自民党県連の方針転換は11月末に予定される県議会開会前に終え、公明党県本部の転換は12月下旬とみられる議会閉会前に求める。
 仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事は辺野古移設に向けた埋め立て申請に関し承認か不承認を12月以降に判断する見通し。政府・自民党には、県連と公明党県本部の方針転換を機に、仲井真氏が名護市長選前に承認の判断を出すことへの期待感もある。

 ただ、一部の自民党県議は県外要求に固執し、公明党県本部も辺野古容認には抵抗感が強く、行程表どおりに進むかは不透明だ。


 市長候補について、自民党の候補者は最初は川上副知事で一本化の話が出ました。その後、末松氏での一本化に変更。末松氏の一本化に際しては、辺野古移転の承認を明確に打ち出すとの条件で、移転承認の活動を続けて来られた島袋氏が末松氏支援に回られました。
 しかし、末松氏が「辺野古移転は選択肢のひとつ」などと、明言の約束を守らないので、島袋氏が立候補表明され、一本化が分裂したのでした。
 
名護市長選候補者乱立 石破幹事長殿 説得する相手が違っています。 - 遊爺雑記帳

 自民党本部は、県外移転を掲げる県連との政策のネジレ解消と、候補者の一本化に乗り出しました。
 そこで、11日に、末松氏は、仲井真知事がキャンプシュアブ沖の埋め立て申請を承認すれば、基地移転受け入れを承認すると言い始めました。
 
末松氏「辺野古容認」知事埋め立て承認なら : 地方選 : ニュース特集 : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 地元の著名ブロガー・狼摩人さんの記事で紹介されているRBCテレビの報道に寄れば、同様の発言の他に、「知事が埋め立て申請を承認しなかった場合については「その時に知事と相談する」と述べるにとどめました。」とのこと。
 
「県外」大きく後退!名護市長選の自民党県連、  - 狼魔人日記

 つまり、末松氏のご自分の政治家としての信念はなく、周りの情勢や、知事の動きで政策をころころ変えておられるし今後も変えると言っておられるのですね。
 上記の産経の記事では、いまだに「末松氏が容認を明言することに抵抗しているのは、地元の公明党支持層に辺野古移設への反対意見が多いためだ。」とのことで、政局や自身の当選が優先で、名護市民の為、沖縄の為といった政策の観点は抜けている様です。
 しかも、「末松氏は周辺から移設容認を明言することを進言されているが、難色を示し、明言を強要されれば出馬をとりやめる意向も示唆した。」とか。

 そこまでやる気のない末松氏を、何故菅官房長官や石破幹事長は推すのでしょう?県連が推す候補だからでしょうか?
 県連の推す候補は、参議院選で敗れた実績があると言うのに。県連は、本心は党本部の政策に逆らっているのに。
 党本部や政府の政策に沿っている島袋氏への候補者一本化にならない理由が理解出来ません。
 一時、末松氏支援に回った島袋氏に再降板を期待し、移転承認の明言=党本部の政策の明言を嫌がっている末松氏への一本化を進めようとしているのです。
 一時支援に回った島袋氏も、その条件を反故にされて、党からの説得にもいまだに煮え切らない、いやいや従う態度の末松氏の態度では、再度支援に回られる可能性は少ないと推察します。
 こんなドタバタは、県外にいる遊爺でさえ知れるのですから、地元では衆知のこととなっていることです。
 名護市や北部振興の為と、党本部や政府の政策に沿った活動を続けた島袋氏に一本化しなければ、自民党のガバナンスが沖縄だけでなく、全国で疑われることになるでしょう。
 当然、末松氏では、参議院選同様に敗北の結果となるでしょう。
 
 石破幹事長殿、菅官房長官殿、一本化する候補者が違います。抵抗を続ける末松氏ではなく、島袋氏への一本化に変更をお願いします。

地元の情報を詳しく掲載していただいている狼魔人様のblogは以下
 狼魔人日記


読んでいただけるかどうかは不明ですが、ためもとで、名護市長選など: 石破茂(いしばしげる)ブログへTBさせていただきました。


 # 冒頭の画像は、立候補会見をした島袋氏






  この花の名前は、時計草


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