遊爺雑記帳

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チョ・グク氏の法相任命に追い込まれた文在寅氏 その勝負の運命は

2019-09-09 23:58:58 | 韓国全般
 韓国の歴代大統領は、任期満了後逮捕や自殺に追い込まれる歴史が続いています。
 南北朝鮮の統一を掲げる文在寅大統領は、20年計画を建て、後継者を育てて保身する為、検察権力の弱体化の為の改革を進めようとしていて、その候補として、チョ・グク氏の法相任命を計画していました。
 ところが、チョ・グク氏の家族を巡るスキャンダルが露呈。
 大統領府と、検察との戦いが展開されています。
 疑惑のチョ・グク氏を法相に任命せざるをえなくなった文在寅政権。その存立の正念場を迎えていますね。

 
韓国・文政権自爆! “タマネギ男”新疑惑が炸裂…日本の論文盗用疑惑、妻は在宅起訴 識者「文氏が先頭に立って国民を分断している」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2019.9.9

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の最側近で法相候補、チョ国(チョ・グク)前大統領府民情首席秘書官の人事聴聞会が国会で開かれた6日、検察は娘の大学不正入学疑惑に絡み、チョ氏の妻を私文書偽造の罪で在宅起訴した。文政権が家族ぐるみの疑惑が山積する「タマネギ男」の法相任命を強行すれば世論の不満が噴出するが、断念すれば求心力が揺らぐ窮地に陥った。「反日」で知られるチョ氏だが、日本の論文の盗用疑惑も報じられるなど、その人間性も問われる事態となっている。

           ◇

 
在宅起訴されたのは、チョ氏の妻でチョン・ギョンシム韓国東洋(トンヤン)大教授。2012年9月ごろ、娘が釜山(プサン)大医学部進学に有利になるよう東洋大総長から表彰されたと偽るため、表彰状を偽造した疑いがもたれている。総長は表彰の事実はないと証言、検察の強制捜査後、チョン教授やチョ氏から電話で偽証を求められたとも明かした。

 6日の聴聞会でチョ氏は通話は認めたが、「事実関係を確認してほしい」と話しただけだと関与を否定。一方、
妻が偽造したなら「法的責任を取るべきで、起訴されれば、裁判結果次第で処罰を受けなければならない」と答えた。

 妻の私文書偽造罪は7日午前0時で時効が成立するため、検察は事情聴取をせず、在宅起訴に踏み切った。聴聞会の開催中だった。
 チョ氏は聴聞会で「疑惑の大半は知らなかった内容だ」とも強調。「法務・検察の改革を完結させるのが私の責務だ」と述べ、法相就任に改めて意欲を示した。

 龍谷大の
李相哲教授は、「検察は聴聞会でのチョ氏の図々しさ、しぶとさを確認した上で、『チョ氏は不適格だ』というメッセージを送ったのだろう。在宅起訴はまずは一次警告という意味だろう。公文書偽造もほぼ確実な情勢なので、証拠隠滅の可能性もあると判断すれば逮捕もありうるのではないか」と指摘する。

 
世論調査会社「リアルメーター」は6日、チョ氏の法相任命に40・1%が賛成56・2%が反対したとの調査結果を発表。4日の発表と比べ賛成は6ポイント減り反対は5ポイント近く増えた。

 韓国事情に詳しいライターの高月靖氏は、「ネットユーザーの反応は、『やっていることが朴槿恵(パク・クネ)前大統領と同じ』という批判と、『検察のクーデター』といった意見で分かれている。すでに報じられている疑惑の追及に終始した野党の自由韓国党への批判も大きい」と指摘する。

 
文政権の「反日」の旗振り役として知られるチョ氏だが、日本の論文を盗用していたとの疑惑を朝鮮日報が報じた。
 それによると、
チョ氏が1989年に執筆したソウル大の法学修士論文について、民間団体が検証したところ、日本の複数の文献から、適切な引用表示のないまま、日本の文章を韓国語に翻訳して記載した部分が33カ所に及んだという。同紙では「反日感情をあおりながら、自身の論文は日本に依存していたことは驚くべきことだ」とする関係者のコメントを紹介している。

 朴政権当時、不正を追及するなど“正義漢”ぶりを強調していながら家族ぐるみの疑惑が噴出しているチョ氏。日本製品のボイコットなど反日を掲げながら、記者会見では日本製のボールペンを手にするなど、言行不一致が目立つ。

 文大統領は聴聞会の結果を踏まえてチョ氏を法相に任命するかどうか最終判断するが、国会の同意がなくとも任命は可能で、任命を強行する可能性が高いとみられている。

 前出の
李氏は、「法相任命に反対する世論も多いが、一連の疑惑の中には与党重鎮が絡んでいるものもあるとされ、任命を撤回すれば政権全体のスキャンダルに発展する恐れがあるので譲歩は難しいだろう」とみる。

 今後の文政権の動向について「
これだけ疑惑まみれの人物を押し通そうとすることで、大統領が先頭に立って国民を分断している印象が強まった。文大統領への反対運動はますます激しくなり、世論の反発は避けられないだろう。チョ氏の妻の在宅起訴の意味を文大統領が理解せず、任命を強行すれば、検察も次の一手を考えるかもしれない」と李氏は語る。

 次に何が起こるのか。


 一連のTV報道のワイドショー番組で、しっかりした情報収集に基いて冷静でニュートラルな解説をしておられる、龍谷大の李相哲教授は、文氏が任命を撤回すれば政権全体のスキャンダルに発展する恐れがあるので譲歩は難しい。他方、「これだけ疑惑まみれの人物を押し通そうとすることで、大統領が先頭に立って国民を分断している印象が強まった」と。
 普通なら、これだけ疑惑のデパート化した人物を抱え込んで、しかもこともあろうに法相に任命すれば、国民からの反発を招いて当然ですし、野党の絶好の攻撃の的となり、以後の政権運営が不安定となるはずです。
 逆に、法相の権限で、検察組織や人事を解体するなどして疑惑をもみ消す方法もあり得ますが、ここまで炎上し、50%を超える世論が法相任命反対を唱えているなかでは、政権維持が揺らぎかねない。
 かと言って、法相任命を断念すれば、政権の重要な後継人物を失い、文氏の行く末が危うい。
 まさに進退窮まった文氏は、疑惑まみれでも、法相任命するしかない状況に追い込まれてしまっていたのですね。

 韓国大統領、不正疑惑の側近を法相任命 (写真=ロイター) :日本経済新聞

 次に何が起こるのか。
 実は検察が狙っている本命は、家族や親族が絡む私設ファンドとその投資先を巡る、公共事業で多額の利益を得たとの疑惑だとは、諸兄がご承知の通りです。
 検察は行動を開始したのですね。
 
ファンド代表らの拘束令状請求 チョ・グク氏疑惑 検察が“次の手” - FNN.jpプライムオンライン 2019年9月9日

韓国大統領府は9日午前、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の側近で、さまざまな疑惑が浮上していたチョ・グク氏を法相に任命した。

一方で、この
チョ・グク氏の家族による私設ファンドへの投資疑惑をめぐり、韓国検察は、横領などの疑いでファンドの代表らの拘束令状を請求した。

チョ氏をめぐっては、家族が私設ファンドにおよそ1億3,000万円の投資を行い、その後、ファンドが出資した会社が、公共事業で多額の利益を得たとの疑惑が浮上している。

捜査を続けていた韓国検察は9日、
私設ファンドと、そこから出資を受けた会社のそれぞれの代表について、横領などの疑いで拘束令状を請求した。

検察は先週、チョ氏の妻を私文書偽造の罪で在宅起訴しているが、一連の疑惑で関係者の身柄拘束に向けた動きは初めて。

 娘の表彰状偽造疑惑で。「妻が偽造したなら「法的責任を取るべきで、起訴されれば、裁判結果次第で処罰を受けなければならない」と答えたチョ氏。
 チョ氏から電話で偽証を求められたと、表彰状を偽造した疑いがもたれている総長は表彰の事実はないと証言していますが、表書状どころではない、資金汚職の実態にメスが入れられたのですね。

 法相に就任前であれば、政権へのダメージは直撃を緩和できますが、法相に強行任命した後で、疑惑が真実と判明した場合の政権へのダメージは致命傷となり得ますね。
 その前に、法相の権限で検察改革の御旗の下に、検察還付を鋼鉄してしまうのか。

 韓国国民の方々が、どのような判断をされるのか、要注目です。

 余談ですが、某 テレビ朝日の、某 モーニングショーのレギュラーコメンテータの社員氏は、番組放送中、法相就任への世論調査で支持率が40%を超える鉄板層があると繰り返い強調し、偏向誘導していました。流石は朝日新聞系列会社。反対が50%を超えている点は無視。
 笑うしかない、哀れな偏向オールドメディアの醜態でした。



 # 冒頭の画像は、人事聴聞会に出席したチョ国氏




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