遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

反米中姿勢強化で北朝鮮関与を深めるロシア

2017-05-02 23:58:58 | ロシア全般
 国連安全保障理事会が、4月16日の北朝鮮によるミサイル発射を非難する報道声明を調整した時、中国が反対しない中、ロシアが反対し声明を発することが出来ませんでした。トランプ政権の発足後、安保理は北朝鮮のミサイル発射を受けて報道声明を 4回発表してきたが、今回初めて阻止されたのでした。
 トランプ政権のシリア空軍基地攻撃で、反米姿勢を強化するロシアは、北朝鮮の核やミサイル開発阻止に積極姿勢を示す国際社会の姿勢の中、北朝鮮への関与を深め、存在感を誇示しようとしているのですね。

 
北朝鮮非難声明、ロシアが異議 国連安保理 :日本経済新聞
 
露、対北関与強める構え (5/2 産経)

■米の南北統一主導を警戒/米朝間の橋渡し役で存在誇示狙う
 【モスクワ=遠藤良介】米国が対北朝鮮「包囲網」を狭めつつあるのに対し、ロシアは同国への関与を強める構えを見せている。米国と北朝鮮の間を橋渡しする形で、国際的存在感を向上させるのがプーチン露政権の狙い
だ。ただ、北朝鮮に対するロシアの影響力は中国に遠く及ばず、中国との歩調が乱れれば、ロシアがいっそう孤立化の道を歩む可能性がある。

 朝鮮中央通信によると、
北朝鮮の韓成烈(ハン・ソンリョル)外務次官は1日、ロシアのマンツェゴラ駐北朝鮮大使と会談し、米空母カール・ビンソンが日本海で韓国海軍と共同訓練を行ったことについて協議した。ロシア側は北朝鮮の立場に理解を示した上で、半島情勢の早期正常化に期待を表明。両国間の協力をさまざまな分野で深めることで一致
したという。
 
プーチン政権は北朝鮮の核・ミサイル開発を容認しない立場。だが、日米韓の「圧力」が北朝鮮を強硬姿勢に追い込んでおり、「対話」で問題を解決すべきだと主張
している。露専門家の間では、金正恩(キム・ジョンウン)政権に「体制の安全」を保証すべきだとの見解が根強い。

 露政界では4月後半、親プーチン政権の極右、自民党が北朝鮮との「連帯」を表明し、同国からの労働者や学生の受け入れを増やすことを主張。同じく親政権の共産党も北朝鮮の代表団を下院に招聘(しょうへい)するよう提唱した。今月8日からは露運輸会社が、日本への入港が禁止されている貨客船、万景峰(マンギョンボン)号を極東ウラジオストクと北朝鮮北東部の羅先(ラソン)特別市の間で定期運航する。

 
ロシアは中国と同様、米国が軍事力で金体制を崩壊させ、韓国と北朝鮮の統一を主導する事態を警戒している。米国のシリア攻撃以降、米国が日韓での軍備増強や北朝鮮攻撃に動くことを強く牽制(けんせい)してきた。

 ウクライナで、力による現状変更を強行し、G7から制裁を受けているロシアが、北朝鮮を巡る国連安保理の今回の報道声明では、「対話による解決」との文言が入っていないことを理由に反対をする。どの口が抜けしゃあしゃあと相反することを言えるのかあきれますが、それがプーチン流。しかも、北朝鮮の核・ミサイル開発を容認しない立場でもあるのです。政局優先での言動不一致振りには、笑ってしまいますね。
 それがまかり通る国連の無力さにも、落胆します。

 トランプ大統領とも、プーチン大統領とも親密な関係と言われる安倍首相の訪露での首脳会談で、安倍首相が懸け橋となって、対北包囲網の形成が期待されましたが、政局優先のプーチン大統領にはとりあってもらえず、不発に終わっています。
 
安倍、プーチン 17回目の会談 - 遊爺雑記帳

 プーチン大統領にすれば、国際的地位向上の政局もさることながら、産経の記事が指摘する通り、米国が軍事力で金体制を崩壊させ、韓国と北朝鮮の統一を主導する事の阻止という安全保障上の現実問題があるのですね。国内で、北朝鮮体制擁護論も根強い。
 そんなロシア情勢を読み切れず、安倍首相による米露首脳の懸け橋論をリークする、岸田外務省も安倍首相に恥をかかせ、失望点を増長させるだけで、ふがいない。

 トランプ大統領が先導する対北戦術の現状は、中国による北への自粛説得で、トランプ大統領が、習近平や金正恩の褒め殺し発言を展開していることは、諸兄がご承知の通りです。軍事力による恫喝と、対話をちらつかせる両面作戦ですね。
 他方、核保有だけが王朝の存続の力と信奉する金正恩。核とミサイルを手放す意志は毛頭ありませんね。

 北からのミサイル攻撃に対し、憲法擁護論で専守防衛を誇張して振りかざし、攻撃され放題で良いとする陣営の諸氏。現実として迫った安全保障は、どう対処すれば良いというのでしょう。答えは「話し合い」の念仏を唱える以外にあるのでしょうか。つまり、念仏を唱えながら、攻撃に身をさらして殺されていけと。。

 世情の変化に目を背け、何の対応もせず護憲の念仏を唱えているだけで良いのか。変化に対応して、国民の安全や、国家の存続を護るほうが良いのか、憲法記念日を迎え考えてみれば、答えは出てきますね。憲法は天から授かった宗教ではありません。人が時代に即して造ったものです。時代が変化したり、造った人の思い及ばない状況変化が在れば、憲法も変えるのは必然のことで、世界の国々では実践されている常識なのですね。



 # 冒頭の画像は、クレムリンでの会談(4/27)後、共同記者会見に臨む安倍首相と、プーチン大統領




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1 コメント

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樋口えりかに頭を圧迫されています (ハイテク兵器被害者)
2017-05-03 07:27:07
兵庫県尼崎市大西町3-17-32-504に10年前に住んでいた樋口運送の樋口敦、樋口あきら、樋口えりかと尼崎市医療生協病院に10年前に小児科外科にいた看護婦とその子供に思考盗聴、集団ストーカー、ハイテク兵器で頭に強すぎる電流を流されて頭を締め付けられたり重くされていて苦しいです
樋口えりかは人を遠隔から操るブレインマシンというんやでと音声送信してきます
樋口えりかと同じ南塚口ハウスの2号棟の三階に住んでいた樋口敦の妻の家族も共犯者です
樋口あきらの高校からの友達と彼女が思考盗聴したUSBを持っているらしいです
樋口えりかは頭を締め付けられたり思考盗聴されないんでしょうか
樋口えりかは前にも議院を思考盗聴して自殺に追い込んだんやでと創価からお金をもらってるんやでと音声送信してきます
また議院を思考盗聴するんやでと
またひとが消されるんでしょうか
樋口えりかは頭を締め付けられたり思考盗聴されないんでしょうか
樋口敦の今の住んでいる場所や人間関係を調べて下さいその家や車から思考盗聴電波が出ているはずです
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