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13日にティラーソン国務長官を解任したばかりのトランプ大統領は、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を解任する方針を決定したのだそうです。
マクマスター氏は、ロシア疑惑に絡み辞任したフリン前補佐官の後任として1年前に起用されていました。
ワシントン・ポスト(電子版)によれば、トランプ氏はマクマスター氏の厳格な性格や説明が長すぎることなどを敬遠しているのだとか。
解任の次期については未定で、トランプ大統領はマクマスター補佐官解任に関して最終的な決定を下していないとの報道もある様です。
トランプ大統領はマクマスター補佐官の解任を計画-ワシントン・ポスト - Bloomberg
米朝首脳会談を前に政権の外交・安全保障チームを忠誠心の強い人物で固めることを目指した人事刷新の一環とみられ、ホワイトハウスの顔ぶれの全面的な見直しを進めると見られているのだそうです。
未だ政府官僚スタッフが揃っていないと言われるトランプ政権で続く解任や辞任。
米朝会談へ向けた体制づくりの人事で、この場での人事刷新と言われても、泥縄としか見えません。政権スタッフで、検討した選択肢で行動しているのではなく、トランプ大統領が決断して、その意に沿わないスタッフが解任されたり辞任しているのが実情に見えます。
日米側からすれば、対北朝鮮戦術では、経済制裁と軍事圧力の両面作戦で、金正恩をして対話のテーブルに着かせるといった選択が成功している様に見えますが、金正恩側としも、かねての要求の米国との核保有国としての対等の対話への道筋をつけたと自認していることでしょう。
従来の官僚的安全第一の外交姿勢では突破できなかった、膠着状況の打破といえ、トランプ大統領ならでこその局面転換行動です。
米朝会談は実現するのか。実現したとして、北の核やミサイルの開発停止または放棄は可能なのか。
中国との鉄鋼の貿易摩擦は解消できるのか。日本との貿易はどう進展するのか。こちらもきがかりなところですね。
#冒頭の画像は、マクマスター大統領補佐官
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この花の名前は、マツムシソウ
↓よろしかったら、お願いします。
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マクマスター氏は、ロシア疑惑に絡み辞任したフリン前補佐官の後任として1年前に起用されていました。
ワシントン・ポスト(電子版)によれば、トランプ氏はマクマスター氏の厳格な性格や説明が長すぎることなどを敬遠しているのだとか。
マクマスター米補佐官解任へ (3/17 産経)
【ワシントン=黒瀬悦成】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は15日、トランプ大統領がマクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)解任の方針を決めたと報じた。トランプ氏は13日にティラーソン国務長官を解任したばかり。米朝首脳会談を前に政権の外交・安全保障チームを忠誠心の強い人物で固めることを目指した人事刷新の一環とみられる。
複数の関係者が同紙に語ったところでは、トランプ氏はマクマスター氏とは良好な関係ではなかったものの、現役の陸軍将官である同氏に敬意を表してすぐには解任せず、一定の時間をかけて後任を選んだ上で解任を通告する方針。
同紙はマクマスター氏のほかにも複数のホワイトハウス高官や閣僚が交代の対象となりそうだとしている。
トランプ氏は、南北首脳会談に加えて鉄鋼・アルミニウムの関税引き上げを実行したことで政策遂行能力に自信を深め、これを機にホワイトハウスの顔ぶれの全面的な見直しを進めているとされ、職員らが次は誰が解任されるのかと疑心暗鬼に陥っているという。
同紙によれば、トランプ氏はマクマスター氏の厳格な性格や説明が長すぎることなどを敬遠。後任候補にはボルトン元国連大使やケロッグ米国家安全保障会議(NSC)首席補佐官らの名前が挙がっている。トランプ氏は、FOXニュースのコメンテーターであるボルトン氏はテレビ映えすると考えている一方、ケロッグ氏については「一緒にいると楽しい」との理由で国内出張に頻繁に同行させているという。
【ワシントン=黒瀬悦成】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は15日、トランプ大統領がマクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)解任の方針を決めたと報じた。トランプ氏は13日にティラーソン国務長官を解任したばかり。米朝首脳会談を前に政権の外交・安全保障チームを忠誠心の強い人物で固めることを目指した人事刷新の一環とみられる。
複数の関係者が同紙に語ったところでは、トランプ氏はマクマスター氏とは良好な関係ではなかったものの、現役の陸軍将官である同氏に敬意を表してすぐには解任せず、一定の時間をかけて後任を選んだ上で解任を通告する方針。
同紙はマクマスター氏のほかにも複数のホワイトハウス高官や閣僚が交代の対象となりそうだとしている。
トランプ氏は、南北首脳会談に加えて鉄鋼・アルミニウムの関税引き上げを実行したことで政策遂行能力に自信を深め、これを機にホワイトハウスの顔ぶれの全面的な見直しを進めているとされ、職員らが次は誰が解任されるのかと疑心暗鬼に陥っているという。
同紙によれば、トランプ氏はマクマスター氏の厳格な性格や説明が長すぎることなどを敬遠。後任候補にはボルトン元国連大使やケロッグ米国家安全保障会議(NSC)首席補佐官らの名前が挙がっている。トランプ氏は、FOXニュースのコメンテーターであるボルトン氏はテレビ映えすると考えている一方、ケロッグ氏については「一緒にいると楽しい」との理由で国内出張に頻繁に同行させているという。
解任の次期については未定で、トランプ大統領はマクマスター補佐官解任に関して最終的な決定を下していないとの報道もある様です。
トランプ大統領はマクマスター補佐官の解任を計画-ワシントン・ポスト - Bloomberg
米朝首脳会談を前に政権の外交・安全保障チームを忠誠心の強い人物で固めることを目指した人事刷新の一環とみられ、ホワイトハウスの顔ぶれの全面的な見直しを進めると見られているのだそうです。
マクマスター氏解任へ、トランプ氏が政権幹部に伝える - WSJ
<前略>
このところ政権幹部の離脱が続いているが、トランプ氏は今週、他の当局者も解任する可能性をにおわせた。15日には、刷新が近いとの観測を軽くあしらいながらも一段の変更を示唆。「変化は常にあるだろうが、ごく小さい」、「変化が望まれていると思う。私も異なる考えを見たい」と述べた。今週は、自身の望む政権を得る日が「非常に近い」とも話していた。
トランプ氏はセッションズ司法長官を繰り返し批判してきたため、同氏も次のターゲットに入る可能性があるとみられている。
15日には上院司法委員会の委員長を務めるチャック・グラスリー議員(共和、アイオワ州)が、トランプ氏がセッションズ氏を解任した場合、「(自分の)居心地が悪くなるだろう」と述べた。司法長官が交代するとなれば、グラスリー議員は承認手続きを監督する立場になる。
<前略>
このところ政権幹部の離脱が続いているが、トランプ氏は今週、他の当局者も解任する可能性をにおわせた。15日には、刷新が近いとの観測を軽くあしらいながらも一段の変更を示唆。「変化は常にあるだろうが、ごく小さい」、「変化が望まれていると思う。私も異なる考えを見たい」と述べた。今週は、自身の望む政権を得る日が「非常に近い」とも話していた。
トランプ氏はセッションズ司法長官を繰り返し批判してきたため、同氏も次のターゲットに入る可能性があるとみられている。
15日には上院司法委員会の委員長を務めるチャック・グラスリー議員(共和、アイオワ州)が、トランプ氏がセッションズ氏を解任した場合、「(自分の)居心地が悪くなるだろう」と述べた。司法長官が交代するとなれば、グラスリー議員は承認手続きを監督する立場になる。
未だ政府官僚スタッフが揃っていないと言われるトランプ政権で続く解任や辞任。
米朝会談へ向けた体制づくりの人事で、この場での人事刷新と言われても、泥縄としか見えません。政権スタッフで、検討した選択肢で行動しているのではなく、トランプ大統領が決断して、その意に沿わないスタッフが解任されたり辞任しているのが実情に見えます。
日米側からすれば、対北朝鮮戦術では、経済制裁と軍事圧力の両面作戦で、金正恩をして対話のテーブルに着かせるといった選択が成功している様に見えますが、金正恩側としも、かねての要求の米国との核保有国としての対等の対話への道筋をつけたと自認していることでしょう。
従来の官僚的安全第一の外交姿勢では突破できなかった、膠着状況の打破といえ、トランプ大統領ならでこその局面転換行動です。
米朝会談は実現するのか。実現したとして、北の核やミサイルの開発停止または放棄は可能なのか。
中国との鉄鋼の貿易摩擦は解消できるのか。日本との貿易はどう進展するのか。こちらもきがかりなところですね。
#冒頭の画像は、マクマスター大統領補佐官
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この花の名前は、マツムシソウ
↓よろしかったら、お願いします。
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