![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/bc/2b84ce697dee6b8268d351cba5fb4a75.jpg)
「今回の中国の措置は、冗談ではなく日本への贈り物(ギフト)です」。中国の軍事戦略や対日政策を研究する、日系米人学者のトシ・ヨシハラ氏がこんな論評をしたのにはやや驚いたと、古森氏。
ヨシハラ氏は中国の主張に科学的根拠がなく、あまりに理不尽なことが国際的にも明白だから、日本側が攻勢に出て中国の日本やその他周辺国への年来の無法な言動を正す好機にできる、というのだ。
「日本はこの際、中国の処理水放出による環境破壊の実態を指摘し、長年の対日恫喝(どうかつ)のパターンを正すべきです。同時に日本の環境政策の透明性を国際的に周知させる機会でもある」
と、ヨシハラ氏。
さらに中国の日本水産物ボイコットという不当な措置が日本側の官民の対中態度を硬化させ、中国共産党政権の真実の姿を認識させる効果があるとも指摘。
日本側は今回、中国側に苦痛を感じさせる動きに出るべきだと提言。
中国の主張にこれほどの欠陥や非が明確な現状では、日本が強い立場になった。
中国はこの案件では国際的に孤立し、日本国内の中国への反発は強固きわまりないと、ヨシハラ氏。
なぜ中国はこうした動きに出るのか。
共産党指導部が最近の日本による米韓両国との防衛連携強化や台湾有事への関与姿勢に不満を募らせていることと、中国における経済不況などへの一般国民の不満を日本たたきでそらそうと計算していることの 2点を、ヨシハラ氏が指摘。
米国務省、中央情報局(CIA)、国家情報会議などで中国専門官として40年も活動してきたロバート・サター氏(現ジョージワシントン大学教授)も似た趣旨の見解。
「中国の対応は科学と無関係の政治プロパガンダで、狙いは日本の弱体化でしょう。日本の国際イメージを傷つける意図ですが、自国が傷つきそうです」と。
そして日本の対応について、
「日本が温和とか穏健な態度で妥協を求めると逆効果でしょう。この種の紛争で相手がソフトに出ればこちらもソフトになり妥協点を求める発想は中国側にはありません。反対にさらに攻め込んでくるのです」
サター氏は特に今回の処理水問題では中国の主張の誤りがあまりに明白だから、日本側は断固たる抗議の構えを崩すべきではないと。
古森氏は、岸田政権にも有益な助言ではないだろうかと。。
岸田首相にこの記事が届くといいのですが。
# 冒頭の画像は、東京電力福島第1原発
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ヨシハラ氏は中国の主張に科学的根拠がなく、あまりに理不尽なことが国際的にも明白だから、日本側が攻勢に出て中国の日本やその他周辺国への年来の無法な言動を正す好機にできる、というのだ。
【あめりかノート 古森義久】 処理水糾弾は「贈り物」 - 産経ニュース 2023/9/18
日中関係をいま緊迫させる東京電力福島第1原発処理水放出への中国の糾弾を米国はどうみるのか。米国の政府や議会が日本の措置を全面支持していることは明確となった。だが米側で中国の動向を詳しく追う専門家たちはどうなのか。
「今回の中国の措置は、冗談ではなく日本への贈り物(ギフト)です」。中国の軍事戦略や対日政策を研究する、日系米人学者のトシ・ヨシハラ氏がこんな論評をしたのにはやや驚いた。
米海軍大学で中国学の教授を長年務め、いまはワシントンの大手研究機関に所属するヨシハラ氏は中国の主張に科学的根拠がなく、あまりに理不尽なことが国際的にも明白だから、日本側が攻勢に出て中国の日本やその他周辺国への年来の無法な言動を正す好機にできる、というのだった。
「日本はこの際、中国の処理水放出による環境破壊の実態を指摘し、長年の対日恫喝(どうかつ)のパターンを正すべきです。同時に日本の環境政策の透明性を国際的に周知させる機会でもある」
ヨシハラ氏はさらに中国の日本水産物ボイコットという不当な措置が日本側の官民の対中態度を硬化させ、中国共産党政権の真実の姿を認識させる効果があるとも指摘した。日本側は今回、中国側に苦痛を感じさせる動きに出るべきだと提言するのだった。
要するに中国の主張にこれほどの欠陥や非が明確な現状では、日本が強い立場になったということだろう。確かに中国はこの案件では国際的に孤立し、日本国内の中国への反発は強固きわまりない。
なぜ中国はこうした動きに出るのか。
ヨシハラ氏は、共産党指導部が最近の日本による米韓両国との防衛連携強化や台湾有事への関与姿勢に不満を募らせていることと、中国における経済不況などへの一般国民の不満を日本たたきでそらそうと計算していることの2点を挙げるのだった。
米国務省、中央情報局(CIA)、国家情報会議などで中国専門官として40年も活動してきたロバート・サター氏(現ジョージワシントン大学教授)も似た趣旨の見解を述べた。
「中国の対応は科学と無関係の政治プロパガンダで、狙いは日本の弱体化でしょう。日本の国際イメージを傷つける意図ですが、自国が傷つきそうです」
サター氏は背景として中国政権が日本の最近の安全保障面での動きを中国に有害だとみて、日本への怒りを強めていた、とも指摘した。そして日本の対応について強調した。
「日本が温和とか穏健な態度で妥協を求めると逆効果でしょう。この種の紛争で相手がソフトに出ればこちらもソフトになり妥協点を求める発想は中国側にはありません。反対にさらに攻め込んでくるのです」
サター氏は特に今回の処理水問題では中国の主張の誤りがあまりに明白だから、日本側は断固たる抗議の構えを崩すべきではない、 と述べるのだった。
岸田政権にも有益な助言ではないだろうか。
古森 義久 (ワシントン駐在客員特派員)
日中関係をいま緊迫させる東京電力福島第1原発処理水放出への中国の糾弾を米国はどうみるのか。米国の政府や議会が日本の措置を全面支持していることは明確となった。だが米側で中国の動向を詳しく追う専門家たちはどうなのか。
「今回の中国の措置は、冗談ではなく日本への贈り物(ギフト)です」。中国の軍事戦略や対日政策を研究する、日系米人学者のトシ・ヨシハラ氏がこんな論評をしたのにはやや驚いた。
米海軍大学で中国学の教授を長年務め、いまはワシントンの大手研究機関に所属するヨシハラ氏は中国の主張に科学的根拠がなく、あまりに理不尽なことが国際的にも明白だから、日本側が攻勢に出て中国の日本やその他周辺国への年来の無法な言動を正す好機にできる、というのだった。
「日本はこの際、中国の処理水放出による環境破壊の実態を指摘し、長年の対日恫喝(どうかつ)のパターンを正すべきです。同時に日本の環境政策の透明性を国際的に周知させる機会でもある」
ヨシハラ氏はさらに中国の日本水産物ボイコットという不当な措置が日本側の官民の対中態度を硬化させ、中国共産党政権の真実の姿を認識させる効果があるとも指摘した。日本側は今回、中国側に苦痛を感じさせる動きに出るべきだと提言するのだった。
要するに中国の主張にこれほどの欠陥や非が明確な現状では、日本が強い立場になったということだろう。確かに中国はこの案件では国際的に孤立し、日本国内の中国への反発は強固きわまりない。
なぜ中国はこうした動きに出るのか。
ヨシハラ氏は、共産党指導部が最近の日本による米韓両国との防衛連携強化や台湾有事への関与姿勢に不満を募らせていることと、中国における経済不況などへの一般国民の不満を日本たたきでそらそうと計算していることの2点を挙げるのだった。
米国務省、中央情報局(CIA)、国家情報会議などで中国専門官として40年も活動してきたロバート・サター氏(現ジョージワシントン大学教授)も似た趣旨の見解を述べた。
「中国の対応は科学と無関係の政治プロパガンダで、狙いは日本の弱体化でしょう。日本の国際イメージを傷つける意図ですが、自国が傷つきそうです」
サター氏は背景として中国政権が日本の最近の安全保障面での動きを中国に有害だとみて、日本への怒りを強めていた、とも指摘した。そして日本の対応について強調した。
「日本が温和とか穏健な態度で妥協を求めると逆効果でしょう。この種の紛争で相手がソフトに出ればこちらもソフトになり妥協点を求める発想は中国側にはありません。反対にさらに攻め込んでくるのです」
サター氏は特に今回の処理水問題では中国の主張の誤りがあまりに明白だから、日本側は断固たる抗議の構えを崩すべきではない、 と述べるのだった。
岸田政権にも有益な助言ではないだろうか。
古森 義久 (ワシントン駐在客員特派員)
「日本はこの際、中国の処理水放出による環境破壊の実態を指摘し、長年の対日恫喝(どうかつ)のパターンを正すべきです。同時に日本の環境政策の透明性を国際的に周知させる機会でもある」
と、ヨシハラ氏。
さらに中国の日本水産物ボイコットという不当な措置が日本側の官民の対中態度を硬化させ、中国共産党政権の真実の姿を認識させる効果があるとも指摘。
日本側は今回、中国側に苦痛を感じさせる動きに出るべきだと提言。
中国の主張にこれほどの欠陥や非が明確な現状では、日本が強い立場になった。
中国はこの案件では国際的に孤立し、日本国内の中国への反発は強固きわまりないと、ヨシハラ氏。
なぜ中国はこうした動きに出るのか。
共産党指導部が最近の日本による米韓両国との防衛連携強化や台湾有事への関与姿勢に不満を募らせていることと、中国における経済不況などへの一般国民の不満を日本たたきでそらそうと計算していることの 2点を、ヨシハラ氏が指摘。
米国務省、中央情報局(CIA)、国家情報会議などで中国専門官として40年も活動してきたロバート・サター氏(現ジョージワシントン大学教授)も似た趣旨の見解。
「中国の対応は科学と無関係の政治プロパガンダで、狙いは日本の弱体化でしょう。日本の国際イメージを傷つける意図ですが、自国が傷つきそうです」と。
そして日本の対応について、
「日本が温和とか穏健な態度で妥協を求めると逆効果でしょう。この種の紛争で相手がソフトに出ればこちらもソフトになり妥協点を求める発想は中国側にはありません。反対にさらに攻め込んでくるのです」
サター氏は特に今回の処理水問題では中国の主張の誤りがあまりに明白だから、日本側は断固たる抗議の構えを崩すべきではないと。
古森氏は、岸田政権にも有益な助言ではないだろうかと。。
岸田首相にこの記事が届くといいのですが。
# 冒頭の画像は、東京電力福島第1原発
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/ee/4a24abfafadc93d343a1b149a7e5f006.jpg)
この花の名前は、白花桔梗
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